冬場はインフルエンザの流行時期になり、注意が必要になります。
そんな時期に体調が悪くなって、頭痛や咳、微熱が出てきてしまった場合、
『インフルエンザなのか風邪なのか?一体どっちなんだろう?』
こんな悩みが出てくると思います。
風邪だったら2~3日ほど安静にすればいいだろうけど、インフルエンザだった場合は外に出て知り合いに感染させてもいけないし、家でも家族に注意してもらわないといけないですよね。
子供の場合だと、学校への対応もありますし大変になります。
また、体調が回復するまで時間もかかるし、早めに手を打っておきたいですよね。
では、インフルエンザの初期症状では、頭痛や喉の痛み、咳や微熱などの
「風邪のような症状」
というのが現れるのでしょうか?
これについて、実は、
では、具体的にどういったことなのか?
順番に見ていきましょう。
インフルエンザの初期症状で咳や喉の痛みが出るの?
インフルエンザの初期症状として頭痛や喉の痛み、咳や微熱などの
「風邪のような症状」
というのが現れるのでしょうか?
こういった疑問や悩みは常に出てくると思うので、インフルエンザと風邪で現れやすい症状を表にしてまとめてみました。
風邪 | インフルエンザ | |
初期症状 | ・咳 ・喉の痛み ・鼻水 |
・関節痛、筋肉痛 ・倦怠感 ・寒気 ・頭痛 |
主な症状 | ・発熱(微熱) ・倦怠感(軽い) ・寒気(軽い) ・頭痛 ・咳 ・喉の痛み ・鼻水 ・クシャミ |
・発熱(高熱) ・関節痛、筋肉痛 ・倦怠感(重い) ・寒気(重い) ・頭痛 ・咳 ・鼻水 ・吐き気、嘔吐 ・下痢 |
症状に関しては人によって現れ方は違ってくると思いますが、おおよそこのように分けられると考えられます。
インフルエンザの症状の特徴
ここで、インフルエンザの初期症状で特徴的なのは、風邪と違い
「倦怠感、関節痛・筋肉痛、寒気、頭痛」
といった『全身症状』が現れるということです。
また、高熱(38℃~40℃)が突発的に出る傾向があるのもインフルエンザの特徴ですね。
風邪の症状の特徴
風邪の場合の初期症状は、
「鼻水、咳、喉の痛み」
といったような『呼吸器系の症状』が特徴的です。
高熱になることはそれほど頻繁ではないですし、発熱がない場合も多いです。
高熱になった場合でも、
こんなケースのほうが多いようです。
インフルエンザの症状にある「高熱や関節痛、筋肉痛」などは、風邪の症状としては頻繁に見られるようなものではないため、こういった症状が出たらインフルエンザの可能性があると考えられますね。
ただし、これが全てではなくきちんと検査しないとどちらなのかはわかりません。
やはり最終的には病院で検査、診察してもらうのが一番だと思います。
インフルエンザの初期症状で頭痛が出るの?
上の表でまとめたように、インフルエンザの初期症状は風邪に比べ、喉の痛み、咳などよりも倦怠感や寒気のほうが強いようです。
インフルエンザの場合も喉の痛みや咳などは現れますが、それは時間が経つにつれて症状が出てくることが多いようです。
まとめると、
- インフルエンザの初期症状も含めた特徴は「全身症状」
- 風邪の症状で特徴的なのは「呼吸器症状」
といった違いが現れやすいと考えられています。
そして、
私もインフルエンザに罹ったことがありますが、いろんな症状がいっぺんに襲ってきました。
私の場合は初期症状は寒気と頭痛でした。
そして、その後は急な発熱で40℃を超えました。
この時初めて40℃を超えたのを体験しましたね。
後にも先にも、これだけの高熱が出たのはこの時だけでした。
そして一番つらかったのが
身体が全く動かせないんですよね。
咳をするだけでも痛くて、本当にこのまま死んでしまうんじゃないかと思うくらいでした。
私は頭痛はそこまでありませんでしたが、頭痛で苦しんだという友達も結構いましたね。
インフルエンザの初期症状で微熱が出るの?
インフルエンザの特徴の一つに
「高熱」
この症状があります。
ですので、微熱で済むなんてことはないと考えるかもしれませんが、実は、
「インフルエンザにかかっても微熱しか出ない場合もある。」
こんなケースもあるのです。
これはどういうことなのでしょうか?
実は、インフルエンザに感染しても
といったケースも有るのですが、それには「3つの理由」が考えられています。
- インフルエンザの予防接種を受けたから。
- インフルエンザB型に感染したから。
- 不顕性感染
このような事が考えられます。
では、これらについて順番に見ていきましょう。
1.インフルエンザの予防接種を受けたから。
インフルエンザの予防接種によって感染しないように対策をしたつもりでも、インフルエンザにかかってしまうケースも有ります。
ただ、予防接種を受けることによって、
その症状を和らげる、重症化を防ぐ効果が期待されています。
厚生労働省の発表でも、このことは言われていますね。
インフルエンザの予防接種で期待できる効果については、別のページで詳しくまとめているので、ぜひ併せてこちらもご覧下さい。
関連ページ
2.インフルエンザB型に感染したから。
インフルエンザには、
「A型、B型、C型」
の3つの型がありますが、流行するのは主にA型とB型で特に毎年のように流行しているのはA型になります。
B型も感染力が強く猛威をふるう年もありますが、A型に比べ症状が軽いケースがあります。
インフルエンザの型については別のページで詳しくまとめているので、こちらもあわせて是非ご覧になって下さい。
関連ページ
3.不顕性感染
インフルエンザに感染しても、その症状があまり現れないといったケースも有り、そのような感染を「不顕性感染」と呼んでいます。
この場合には風邪のような症状だったり、微熱程度しか出ない場合もあるようで、この不顕性感染は感染者の20~40%ほどの数が見られるようです。
微熱や熱が出ないといった症状がどうして起こるのか?
これについては別のページで詳しくまとめているので、こちらも併せてご覧になって下さい。
関連ページ
あとがき
インフルエンザの初期症状では風邪のような症状も現れることもありますが、その特徴は頭痛や関節痛・筋肉痛、寒気といった症状で、風邪ではあまり頻繁に見られない症状ですね。
ただ、これらの症状の有無だけで自分で判断するのはリスクを含んでいます。
冬場の流行している時期に体調が悪くなって怪しいと感じたら、安全策を取るなら病院に行って検査してもらう方が安心だと思います。
もし病院で検査を受けようと考えるならば、早めの方が得策です。
本格的に症状が出てしまうと、身体を動かすこともしんどくなるからです。
病院での検査に関してはこちらのページで詳しくまとめています。
良ければこちらもご覧になって下さい。
検査しておけばインフルエンザに感染していても、感染していなくても自分の状態がわかるし、医師から適切な治療も受けれるので、精神的にもいいと思います。
インフルエンザだったら子供は学校も休まないといけないですしね。
大人でもインフルエンザで会社を休むのであれば診断書も必要になるでしょう。
このような初期症状の知ることで大切なのは、自分で風邪なのかインフルエンザかどうか判断すること以上に、
『体調がおかしいことで、あなたが次に何をすればいいのか?』
ということだと思います。
検査を受けに行くにせよ、自宅で療養するにせよ、
- 熱が本格的に出始める前に買い物に行って必要な物は揃えておく。
- 家族にうつさないように、家でもマスクなどの対策をしてもらう。
- 検査に行って薬ももらって自宅で療養できるように準備する。
- 子供が感染したから学校にも休むように連絡し、看病する準備を整える。
- 検査で陰性だったのでしっかり療養し、予防に努める。
など、あなたの生活に合わせて適切な対応ができるようにしておきたいですね。
このインフルエンザについて別の記事でもいろんな悩みについて触れています。
それらの記事をこちらのページに一つにまとめました!
インフルエンザの予防接種の時期や効果の期間はどのくらいなのか。そして予防接種をしたのにかかるケースや副作用について。
そしてインフルエンザの特徴や潜伏期間をはじめ、A型とB型の症状の違いなど、感染経路や感染期間などもまとめました。
他にも流行時期やピークとともに予防方法の食べ物や湿度管理、グッズなども見ていきます。学校や会社を休むときの対処法や知っておきたい出勤停止期間などもあるので、一緒にチェックしていきましょう!