冬場に高熱が出たり、吐き気がしたりして病院に行って検査してもらったら「インフルエンザだった」ということがあると思います。
しかし、ちょっと体調が悪いから病院で診てもらったら、実はインフルエンザにかかっていたなんてこともあります。
そんな時の症状としてよく見られるのは、
- 37度台の微熱で済んだ。
- 薬をもらって安静にしていたらすぐに治った。
- 頭痛や吐き気は少しあったけど、熱がほとんど出なかった。
このような、
「インフルエンザの症状が軽い場合」
というのがたまにあったりします。
では、どうしてこのような軽い症状で済むインフルエンザがあるのでしょうか?
今回は、
「インフルエンザの症状が軽くなる場合やその理由」
といったことについてまとめました。
すると、実は、その中に
ということも見えてきました。
こちらもあわせてご覧ください。
インフルエンザの症状が軽い場合があるのはどうして?
冬になると猛威をふるいだすインフルエンザ。
そのインフルエンザにもいろいろな症状が現れたりしますよね。
- 高熱
- 頭痛
- 吐き気
- 鼻水
- 咳
- 関節の痛み
- 倦怠感
- 寒気
- 下痢
- 腹痛
など、かなりキツイ症状が現れる印象がありますよね。
場合によっては死に至るといったこともある恐ろしい病気です。
私もインフルエンザに罹ったことはありましたが、熱が40度ほどまで上がり、立ち上がるのさえ困難で、数日間は寝たきり状態になっていた事を覚えています。
そんな恐ろしいインフルエンザですが、まれに、
インフルエンザにかかったにもかかわらず症状が軽い場合
があります。
これはどうしてなのでしょうか?
実は、
また、インフルエンザにかかっていても全く症状が出ずに、本人すら気づかないといった場合もあるようです。
このような状態を
というように呼ばれており、このように軽い症状で済む場合が20~40%ほどはあると言われています。
インフルエンザの症状で微熱ですむことはあるの?
ですので、インフルエンザにかかっていても、37度台の微熱で済むといった場合もあるようです。
このような微熱のような軽い症状の場合には、
- インフルエンザの予防接種をしていたため症状が軽くて済んだ。
- インフルエンザウイルスの毒性が強くなかった。
- インフルエンザB型に感染した。
などの理由が考えられます。
これくらいの熱の時に迷うのが、
「風邪をひいたかな?」
と思ってしまうことですよね。
37度位の微熱だと、これがインフルエンザなんて自覚症状はほとんどないのではないでしょうか。
インフルエンザの症状には風邪と同じように、
と言った症状も現れますが、インフルエンザで特徴的な症状は
「関節痛や筋肉痛、寒気、倦怠感が強い」
これらが現れているときは、インフルエンザを疑って医師に診察してもらったほうがいいかもしれませんね。
インフルエンザの症状で熱が出ないことはあるの?
37度台の微熱で済む場合は、風邪なのかどうか迷ってしまうところですが、体調が優れないことは確かなので、多少は安静にして体調が戻るのを待ちたいところですね。
しかし、微熱どころか
「熱が出ない」
といった場合もあるようで、平熱の36度台にもかかわらずインフルエンザに感染していたといったこともあるようです。
こんな時は、自分がインフルエンザにかかっていたなんて夢にも思わないでしょう。
そうすると普段と同じように生活しますよね。
実は、それが結構危なかったりする時もあります。
熱が出ないような元気な状態だと普通に生活をすると思います。
そして、いろいろな場所へ行ったり、いろんな人との接触もあると思います。
このような微熱、熱が出ないといった状態の時でも、実は
「インフルエンザの感染力はある。」
ということなんです。
つまり、
はっきりとしたインフルエンザの症状が出ていなくても、他人にうつす可能性がある。
ということです
特に気をつけたいのが、
妊婦や赤ちゃん、高齢者の場合は免疫力が大人に比べて弱いので知らない間にうつしていたなんてことは避けたいですよね。
だから、特にインフルエンザの流行時には、予防対策や咳をする際のエチケットも大切になります
これについては厚生労働省の方でも説明がありますね。
インフルエンザの予防・治療について
飛沫感染対策としての咳エチケットインフルエンザの主な感染経路は咳やくしゃみの際に口から発生される小さな水滴(飛沫)による飛沫感染です。
したがって、飛沫を浴びないようにすればインフルエンザに感染する機会は大きく減少します。
言うことは簡単ですが、特に家族や学校のクラスメート等の親しい関係にあって、日常的に一緒にいる機会が多い者同士での飛沫感染を防ぐことは難しく、また、インフルエンザウイルスに感染した場合、感染者全員が高熱や急性呼吸器症状を呈してインフルエンザと診断されるわけではありません。
たとえ感染者であっても、全く症状のない不顕性感染例や、感冒様症状のみでインフルエンザウイルスに感染していることを本人も周囲も気が付かない軽症例も少なくありません。
したがって、インフルエンザの飛沫感染対策としては、
- 普段から皆が咳エチケットやくしゃみを他の人に向けて発しないこと
- 咳やくしゃみが出るときはできるだけマスクをすること
- 手のひらで咳やくしゃみを受け止めた時はすぐに手を洗うこと等
を守ることを心がけてください。
飛沫感染対策ではマスクは重要ですが、感染者がマスクをする方が、感染を抑える効果は高いと言われています。
出典:厚生労働省ホームページ 「インフルエンザQ&A」より
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html
あとがき
このようにインフルエンザの症状が軽い場合があるので、なかなか自分ではわからない時もあるかもしれません。
微熱や熱が出ないといったことで済めば苦しくないので、普段とあまり変わりのない生活が送れますが、知らない間に他の人にうつしてしまう可能性もあります。
少しでも体調が悪くなったと感じた場合には、あなたができる予防、飛沫感染対策は忘れないようにしたいですね。
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インフルエンザの予防接種の時期や効果の期間はどのくらいなのか。そして予防接種をしたのにかかるケースや副作用について。
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他にも流行時期やピークとともに予防方法の食べ物や湿度管理、グッズなども見ていきます。学校や会社を休むときの対処法や知っておきたい出勤停止期間などもあるので、一緒にチェックしていきましょう!