2015~2016年のインフルエンザワクチンが、3価から4価へと変更になりました。
これによって、いったい何が変わったのか気になる点も多いと思います。
そもそも、今までのインフルエンザワクチン3価というのは、
- インフルエンザA(H1N1)亜型(インフルエンザ(H1N1)2009)と同じ亜型)
- A/H3N2亜型(いわゆるA香港型)
- B型(山形系統)
この3種類のワクチン株が含まれていたものでしたが、
これがどのように変わったのかも含めて、その値段や効果期間なども見ていきたいと思います。
インフルエンザワクチンは4価になってどう変わったの?
上でもちょっと触れたように、
これが、2015~2016年のシーズンで「4価」へと変更がされました。
この変更によって、上の3種類に
というワクチン株が追加され、4種類になりました。
インフルエンザのB型に対して、今までは1種類のB型(山形系統)にしか対応していなかったものが、B型(ビクトリア系統)を加えることで、より予防の範囲を広げたということになりました。
つまり、予防できるインフルエンザの型が増えたということになるので、感染や重症化の可能性をより小さくすることが期待されます。
厚生労働省の方でも、これについて発表があるので載せておきますね。
Q.22:「4価ワクチン」とはどのようなものですか?今年のワクチンは、どの種類のインフルエンザに効果がありますか?
A:今年度の季節性インフルエンザワクチンは、
- インフルエンザA(H1N1)亜型(インフルエンザ(H1N1)2009)と同じ亜型)
- A/H3N2亜型(いわゆるA香港型)
- B型(山形系統)
- B型(ビクトリア系統)の4種類が含まれたワクチン(いわゆる4価ワクチン)です。
なお、これまでは3種類が含まれたワクチン(いわゆる3価ワクチン)でしたが、近年、インフルエンザB型の流行が2系統(山形系統とビクトリア系統)のウイルスが混合していることから、今年度より4種類が含まれたワクチン(いわゆる4価ワクチン)を導入しています。
厚生労働省:インフルエンザQ&Aより
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html
インフルエンザワクチンの値段は?
さて、インフルエンザワクチンが3価から4価へと変更となったことで、実はその値段も若干の変化がみられています。
インフルエンザのワクチンの原価は、これまでおよそ1,000円ほどといわれていましたが、この変更によって、およそ1,500円ほどに変わったそうです。
だからこれは、インフルエンザの予防接種の価格にそのまま影響しています。
料金については、病院によって違いがあるので様々ですが、およそ4,000円くらいは見ておいたほうが良いと思います。
予防接種の価格や価格設定について、こちらで詳しくまとめています。
病院によっての価格の違いや、どうしてこんな値段になるのか知りたい方は是非ご覧になってください。
インフルエンザワクチンの効果期間は?
インフルエンザワクチンが3価から4価へと変更しましたが、基本的にその効果期間に変わりはないと考えられています。
一般的に期待できるインフルエンザの予防接種の効果期間は、
ですので、
11~12月に、免疫力がつく状態にしておけば、予防接種の効果が期待できますね。
インフルエンザ予防接種の効果が期待できるのは、
と言われており、そして
と期待されています。
インフルエンザ予防接種の効果の期間や、打っておきたい時期についてはこちらでまとめているので是非一緒にご覧ください。
>>インフルエンザ予防接種の効果期間:効果はいつから?子供には?
>>インフルエンザ予防接種の時期は子供幼児大人でいつ?赤ちゃん受験生
あとがき
インフルエンザのワクチンが4価へと種類が増えたことで、より強化されたような感じですね。
その分値段はちょっと上がっていると思いますが、安心面が増えたので予防接種の意味も上がったのかなと思います。
インフルエンザの予防接種も大切な予防のうちの一つですが、やっぱり普段できる予防や、免疫力を高めたりすることも大切なことなので、忘れずしっかりと行ってください。
そのための参考に、こちらで知りたい
「インフルエンザのあれこれ」
について参考にしてみて下さい。
関連ページ