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インフルエンザ予防接種の効果期間:効果はいつから?子供には?持続

2015年7月22日

インフルエンザ 予防接種 効果期間

冬が近づいてくると共にやってくるインフルエンザの季節ですが、あらかじめ予防接種を受けておこうと考える人も多いはず。

例えば、受験生は1~2月あたりにきちんと効果があって欲しいですよね。

ただ、あまり早く受けすぎると、

check001  『肝心のピークの時に効果が切れていた!?』

なんてことがあるかもしれません。

そこで、一番効果が出て欲しい時期に合わせるために、

  • 効果期間はどのくらい持続するのか?
  • 効果はいつから出始めるのか?
  • 子供の場合、どのくらいの期間効果がもつのか?

そんなインフルエンザの予防接種に期待できる効果についてまとめました。

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インフルエンザ予防接種の効果期間はどのくらい持続する?

一般的に期待できるインフルエンザの予防接種の効果期間は、

「およそ4~5ヶ月程度」

このように言われています。

インフルエンザは毎年11月~3月頃に流行することが多く、そのピーク時期は1~2月頃です。

インフルエンザの流行時期はおおよそこの4ヶ月の間なので、12月に免疫力がつく状態にしておけば予防接種の効果が期待できますね。

ただ、早い時は10~11月頃から流行し始めるので、周りの状況やニュースなどから判断することも必要になります。

では、このインフルエンザの予防接種の効果期間を、流行する時期に合わせようとすれば、いつから受けるようにすれば良いのか?

それには、

check001  「予防接種の効果がいつから期待できるのか。」

これを知っておく必要があります。

では次に、接種後いつから現れ始めるのか見ていきましょう。

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インフルエンザ予防接種の期待できる効果はいつから現れるの?

インフルエンザ予防接種の効果はいつから期待できるのかですが、

「接種後、約2週間ほどで抗体が出来始める。」

と言われており、そして

085145   「約一ヶ月後に最も免疫力が高まる。」

と期待されています。

ですので、受験生の場合で1月あたりにピークを持っていきたいとすると、

「11月中旬~12月上旬」

例えば、こんな感じで計算ができます。

これも、周りの流行状況やニュースなどの情報から、あなた自身がいつから接種したほうが良いのか考えてくださいね。

ただ13歳未満の子供が予防接種を受けるときは、2回の予防接種を推奨されています。

13歳未満の子供では、様々なウイルスとの接触が少ないために大人に比べて免疫力が低いといった考えから、2回の予防接種を受けることで免疫力を高めようといった狙いがあります。

ですので、13歳未満の子供の場合には少し早めの時期に予防接種を受けて、2回目の予防接種で、その効果期間をピークの時期に持ってこれるようにしたほうが良いですね。

先ほどの受験生の接種も含め、予防接種の時期についてはこちらの記事に詳しくまとめているので、是非ご覧になって下さい。

関連ページ

>>インフルエンザ予防接種の時期は子供、幼児、大人でいつなの?受験生

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インフルエンザ予防接種の期待できる効果は子供でどのくらい?

赤ちゃんの場合、生後6ヶ月で予防接種が可能になると言われています。

そして、13歳未満の子供までは2回の予防接種が推奨されています。

ですが、その期待できる効果は大人に比べると十分では無いようです。

一般的にワクチンの予防接種で期待できる効果が見られるのは、

check001  「6歳までの子供で20~50%」

と、されています。

これについては厚生労働省の方でも発表がありますね。

Q.乳幼児におけるインフルエンザワクチンの有効性について教えて下さい。

現在国内で用いられている不活化のインフルエンザワクチンは、感染を完全に阻止する効果はありませんが、インフルエンザの発症を予防することや、発症後の重症化や死亡を予防することに関しては、一定の効果があるとされています。

乳幼児のインフエルエンザワクチンの有効性に関しては、報告によって多少幅がありますが、概ね20~50%の発病防止効果があったと報告されています※。

また、乳幼児の重症化予防に関する有効性を示唆する報告も散見されます
(参考:Katayose et al. Vaccine. 2011 Feb 17;29(9):1844-9)。

しかし、乳幼児をインフルエンザウイルスの感染から守るためにはワクチン接種に加え、ご家族や周囲の大人たちが手洗いや咳エチケットを徹底することや、流行時期は人が多く集まる場所に行かないようにすることなどで、乳幼児がインフルエンザウイルスへ曝露されることを出来るだけ抑制する工夫も大切です。

※1.平成14年度 厚生労働科学研究費補助金 新興・再興感染症研究事業

「乳幼児に対するインフルエンザワクチンの効果に関する研究
(研究代表者:加地正郎(久留米大学))」

 

※2.平成26年度 厚生労働科学研究費補助金

新興・再興感染症及び予防接種政策推進研究事業

「ワクチンの有効性・安全性評価とVPD (vaccine preventable diseases)対策への適用に関する分析疫学研究(研究代表者:廣田良夫(医療法人相生会臨床疫学研究センター))」

 

出典:厚生労働省ホームページ 「インフルエンザQ&A」より
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html

子供の場合は大人に比べて、様々なウイルスに接触する機会が少ないために、免疫力という面では劣るとされているので、予防接種を受けてもこのような結果になるようです。

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あとがき

インフルエンザの予防接種はいつから期待できる効果が現れるのか、また、その効果期間について知っておくと接種するタイミングも理解できますね。

13歳以上~64歳未満の大人では、その年に作られたワクチンが流行の型と一致した場合、約70%~90%の発症阻止が期待できます。

また一致していない場合でも、約50%~80%の有効性があったという報告もあります。

インフルエンザの予防接種は賛否両論あります。

その判断はあなた自身がしないといけませんが、受ける受けないはいろんな理由がありますよね。

  • 毎年、予防接種をしなくてもかからないし大丈夫だ。
  • 今年は受験があるから少しでもインフルエンザのリスクは減らしたい。
  • 去年はインフルエンザに罹って大変だったから受けておこう。
  • 今年はお金にも余裕ないし見送ろう。
  • 今年は大切な予定があるから受けておこう。

こんなふうにあなたにも都合があると思います。

もし受けられるのであれば、

  • 「いつから効果が出始めるのか?」
  • 「どのくらい効果の期間があるのか?」

ということを知っておくだけで、うまくコントロールすることができますね。

このインフルエンザについて別の記事でもいろんな悩みについて触れています。

それらの記事をこちらのページに一つにまとめました!

インフルエンザの予防接種の時期や効果の期間はどのくらいなのか。そして予防接種をしたのにかかるケースや副作用について。

そしてインフルエンザの特徴や潜伏期間をはじめ、A型とB型の症状の違いなど、感染経路や感染期間などもまとめました。

他にも流行時期やピークとともに予防方法の食べ物や湿度管理、グッズなども見ていきます。学校や会社を休むときの対処法や知っておきたい出勤停止期間などもあるので、一緒にチェックしていきましょう!

 

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