インフルエンザ

インフルエンザ予防接種の副作用で熱が出るの?腫れや吐き気は?下痢

2015年7月21日

インフルエンザ 予防接種 副作用 熱

冬の乾燥した季節になると流行しだすインフルエンザ。

このインフルエンザ予防のために予防接種を受ける人も増えてきますよね。

でも、その予防接種を受けてから、

  • 発熱があった。
  • 吐き気がする。
  • 注射したところが腫れてきた。

などの副作用(副反応)を起こすケースがあります。

このような副作用が起こることは、

check002  なにか良くないことになっているんじゃないか?

と言った心配につながりますよね。

では、インフルエンザの予防接種を受けることで起こる副作用には、一体どんな症状があるのか?

気になる発熱などの副作用の症状に加え、これが起こる確率やその他の症状について、厚生労働省の見解も含めまとめました。

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インフルエンザ予防接種の副作用で熱が出るの?

インフルエンザの予防接種というのは、

「不活化ワクチン」

を接種することで、身体の中で抗体を作り出して免疫力を作ることを目的としています。

補足

不活化ワクチンというのは、インフルエンザウイルスの活性を失わせ免疫をつくるのに必要な成分を取り出して病原性を無くして作ったものです。

 

ですので、発熱があるということは、

check001  『身体が抗体を作る過程で、ウイルスと身体が闘っている。』

という証拠にもなるため、発熱がある事自体は特別危険なサインではないというように見られています。

そして発熱に関しては、100人中5~10人(5~10%)ほどの訴えがあるようです。

とは言っても、発熱があれば当然しんどいですし心配にもなります。

みなさんの副作用の発熱状況を見ると、

「37.0℃~38.5℃」

くらいまでの熱が出る場合があるようですね。

基本的には2~3日ほどは安静にし、休養を取ることで落ち着くとされてますが、症状がひどくなったり長引くようであれば、医師に診察を受けたほうが良いとされています。

 

また、これだけ熱が出ると、

check002  「予防接種を受けたから、インフルエンザにかかったんじゃないの?」

と思っちゃいますよね。

当然、こんな心配事も頭に浮かびます。

でも、上でも触れたように、インフルエンザの予防接種には

「不活化ワクチンを使用している。」

不活化ワクチンはインフルエンザウイルスの活性を失わせ、病原性を無くしたものなので、

085145   「予防接種が理由でインフルエンザにかかることは無い。」

とのことなので、これは覚えておきたいですね。

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インフルエンザ予防接種の副作用で腫れがあるの?

予防接種を受けてその副作用に、

「腫れ」

が見られることがあります。

腫れの他にも、

「痒み、発赤、痛み」

こんな症状が現れる場合もありますが、およそ100人中10~20人(10~20%)に起こるようで、通常2~3日で治まっていく傾向にあります。

 

この時、痒いからといって掻いたりもんだりすると悪化するおそれもあるので、触らずに様子を見ることが必要です。

通常の腫れであれば、注射をした箇所の周辺が腫れる程度におさまるのですが、これが広範囲(肘や肩まで)に広がっているのであれば、過剰反応だと考えられるため、病院で診察を受けたほうが良いでしょう。

先ほどの熱と同じく、多かれ少なかれ腫れや痒みは伴うようで、これはきちんと抗体ができている証明にもつながるとの見かたがされています。

 

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インフルエンザ予防接種の副作用で吐き気があるの?

インフルエンザの予防接種を受けて、30分ほどしてから吐き気をもよおしたり嘔吐した場合は、

check001  「アナフィラキシー反応」

この可能性が考えられています。

ですのでそういう時のために、予防接種後はしばらく病院で待機するようになっています。

しかし、よく疑問として上がっているのが、

「予防接種をした夜に吐き気や嘔吐、下痢があったのは副作用が原因なのか?」

というような事例です。

ただ、予防接種をしてからだいぶ時間が経ってからの場合は、

「予防接種の副作用ではなく、別の病気などが原因だと考えられる。」

このような見方がされているようです。

とはいえ、心配なことに変わりはないので、様子を見てひどいようなら医師の判断を仰ぐのが一番です。

このインフルエンザについて別の記事でもいろんな悩みについて触れています。

それらの記事をこちらのページに一つにまとめました!

インフルエンザの予防接種の時期や効果の期間はどのくらいなのか。そして予防接種をしたのにかかるケースや副作用について。

そしてインフルエンザの特徴や潜伏期間をはじめ、A型とB型の症状の違いなど、感染経路や感染期間などもまとめました。

他にも流行時期やピークとともに予防方法の食べ物や湿度管理、グッズなども見ていきます。学校や会社を休むときの対処法や知っておきたい出勤停止期間などもあるので、一緒にチェックしていきましょう!

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あとがき

このようにインフルエンザの予防接種の後には、副作用の症状が出る可能性もあるため、メリットばかりではないということを知っておくべきです。

ただ、こういった副作用についてはインフルエンザの予防接種だけではなく、他のワクチンでも可能性がある事だと知っておかないといけません。

また、予防接種の後30分ほどは急な副作用に襲われる場合もあるので、接種直後は無理な行動は避けて、すぐに医師の診察を受けれる体制にはしておいたほうがいいでしょう。

副作用については厚生労働省の方でもこのような発表があります。

Q.インフルエンザワクチンの接種によって引き起こされる症状(副反応)には、どのようなものがありますか?

免疫をつけるためにワクチンを接種したとき、免疫がつく以外の反応がみられることがあります。

これを副反応といいます。

季節性インフルエンザで比較的多くみられる副反応には、接種した場所(局所)の赤み(発赤)、はれ(腫脹)、痛み(疼痛)等が挙げられます。

接種を受けられた方の10~20%に起こりますが、通常2~3日でなくなります。

全身性の反応としては、発熱、頭痛、寒気(悪寒)、だるさ(倦怠感)などが見られます。

接種を受けられた方の5~10%に起こり、こちらも通常2~3日でなくなります。

また、まれではありますが、ショック、アナフィラキシー様症状(発疹、じんましん、赤み(発赤)、掻痒感(かゆみ)、呼吸困難等)が見られることもあります。

ショック、アナフィラキシー様症状は、ワクチンに対するアレルギー反応で接種後、比較的すぐに起こることが多いことから、接種後30分間は接種した医療機関内で安静にしてください。

また、帰宅後に異常が認められた場合には、速やかに医師に連絡してください。

そのほか、重い副反応(※)の報告がまれにあります。

ただし、報告された副反応の原因がワクチン接種かどうかは、必ずしも明らかではありません。

インフルエンザワクチンの接種後に見られた副反応については、順次評価を行い、公表していきます。

※重い副反応として、ギラン・バレー症候群、急性脳症、急性散在性脳脊髄炎、けいれん、肝機能障害、喘息発作、血小板減少性紫斑病等が報告されています。

 

出典:厚生労働省ホームページ 「インフルエンザQ&A」より
http://www.mhlw.go.jp/bunya/kenkou/kekkaku-kansenshou01/qa.html

あなた自身がインフルエンザの予防接種のメリットとデメリットを比べて受けるかどうかの判断するしか無いので、どうしようか迷われるのであれば、一度医師に相談して決めたほうが安心ですね。

また子供に受けさせるといった場合では、自分が受けるよりも悩むと思うので特に誰かに相談したほうが悩みの解決にもつながると思います。

このように様々な副作用の可能性がありますが、あまりに過剰に反応し過ぎて予防接種を嫌っていると、インフルエンザにかかった時に苦しい思いをするかもしれません。

万が一のための知識を頭に入れておいて、すぐ対応できるようにしておくことが大切なんだと思います。

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