小型五十銭黄銅貨とはいつから流通したのか？その実物をピカピカに磨いてみた

古銭の小型五十銭黄銅貨とは何なのか？

その価値や値段はいくらくらいなのか？

いつからいつまで流通したのか？

そんな小型五十銭黄銅貨の疑問に答えながら、そして最後にはこの古銭をピカピカに磨いてみました。

小型五十銭黄銅貨とは何なの？

小型五十銭黄銅貨とは1947年（昭和22年）に初めて発行された貨幣です。

図柄としては

表面：菊花紋章、桜花の枝、「五十錢」
裏面：「50」、「日本國」、年号

このように刻まれています。

国名表記はこの1年前に製造された大型五十銭黄銅貨の「日本政府」の文字から「日本國」に改められています。文字は隷書体が採用されています。

小型五十銭黄銅貨は銅60% - 70%、亜鉛40% - 30%の割合で製造されていました。

これは大型のものと同じですね。

この貨幣以降戦後の黄銅貨については、現在の五円硬貨にもこの割合が適用されているので、素材としては現在の五円硬貨と同じ構成になっています。

小型五十銭黄銅貨の通用期間はいつからいつまで？

小型五十銭黄銅貨の通用期間はいつからいつまでなのか？

これは大型五十銭黄銅貨は銅60% - 70%、亜鉛40% - 30%の割合で製造されていましたが、原材料費の価格高騰が理由で、翌年の1947年（昭和22年）には小型五十銭黄銅貨に切り替えられました。

そして、1953年（昭和28年）に小額通貨整理法が制定され、大型、小型の五十銭硬貨を含む銭・厘単位の硬貨や紙幣が全て通用停止となったことで役目を終えています。

小型五十銭黄銅貨の価値とその値段は？

小型五十銭黄銅貨の現在の価値やその値段はどのくらいなのか？

これを調べてみると、だいたいは数100円程度で取引が成立しているようです。

とは言うものの、やはりかなり前の古銭なので、その状態や種類によっては値段の幅がかなりあるようです。

小型五十銭黄銅貨を磨いてみた

そんな小型五十銭黄銅貨をコンパウンドなどの研磨剤を使ってピカピカにして見ました。

その様子がコチラです↓↓

どうでしょうか？

最初は汚かった小型五十銭黄銅貨でしたが、研磨剤を使って磨くことで全く別次元の仕上がりになりますね。

磨いてサビを落とすことで重さや長さにもかなり変化がありました。

見た目の綺麗さに加えて、汚れの蓄積の大きさもチェックしていただければと思います。