インフルエンザの予防接種を受けようと病院を調べていたら、
「料金の違い」
が目につくことがあると思います。
では、どうして病院によって金額が違うのでしょうか?
今回は、この病院による価格の違いと、
- 平均の価格設定がどのくらいなのか?
- 子供の場合の値段が低めなのはどうしてか?
など、
『予防接種の費用の疑問』
についてまとめてみました。
すると、その料金設定には各病院の「とある事情」が絡んでいました。
インフルエンザ予防接種の料金が病院によって違いがある理由
インフルエンザの予防接種の料金を見ると病院によってさまざまで、違いが見られたりします。
この料金の違いによって、
「ワクチンに何か違いがあったりするんじゃ?」
と思ってしまいますよね。
実は、インフルエンザの予防接種は自由診療(保険適用外)になるので、このような料金の違いが生まれ病院側で設定することが出来るとのこと。
ですので、病院で料金が違うという自体になっているのですね。
病院の事情によってそれは変わってくるのです。
例えば、
- 病院側が大量にワクチンを仕入れている。
- 医師会に所属している or していない。
- 自治体での予防接種となっている場合。
- 通常業務に支障をきたさないようにするため値段を高めに設定する。
- 患者を集めるために値段を安く設定している。
- アフターケアも大切にする。
- 在庫を余らせたくないので早期割引を行っている。
などなど、病院の方針によって価格も色々と変わってくるようですね。
また、基本的にはワクチンの違いは無いとされていますが、防腐剤の入っていないワクチンの場合には値段が高くなることもあるようです。
インフルエンザ予防接種の料金は平均するとどのくらい?
インフルエンザの予防接種は病気に対する治療ではなく予防のためなので、健康保険が適用されません。
そして、ワクチンの原価は医療機関の元に届くときには、1,000円ほどになっているようです。
ですので、料金はそこから2,000~3,000円ほど上乗せされた約3,000~4,000円辺りでの料金が平均の値段となっている傾向にあります。
*ただ、あくまで私が集めた情報の平均であり、地域によってはこの金額と離れている場合も考えられるため、あくまで参考の金額として目安にして下さい。
しかし、病院側が約2,000円すべて利益になるわけでなく、注射針、注射器、人件費、診察料など様々な費用がかかるので儲けはさほど無いようです。
ですので、料金設定が1,000~2,000円だといった場合には、病院側は赤字に近い数字になっていることが考えられるので、この価格事情を知っているとある程度は仕方ないと割り切れると思います。
*追記
2015年度からインフルエンザワクチンの内容が変わり、これまでの3価(A型2株 + B型1株)であったワクチンが、4価(A型2株 + B型2株)になり、B型インフルエンザのワクチンを1種類追加になりました。
ですので、その原価も¥1500円ほどに値上がりしたようです。
これによって、今までの予防接種よりも¥500以上の値上がりが始まっていると思いますが、その分、インフルエンザB型で今までカバーできていなかったものについて対応しています。
料金は上がりましたが、ワクチンの質が向上したということになります。
インフルエンザ予防接種の料金は子供だとどうなるの?
子供の場合(3歳以上13歳未満)には、大人が接種する量を2回打つことが推奨されています。
ですので、予約時には2回分の予約をとっている病院もあるはずです。
二回予防接種をするということは、それだけで費用が大人の二倍かかることが予想されますが、2回目の金額を低く設定したり、無料にするといった病院もあるようです。
病院側の、
といった配慮が加わっているのかもしれません。
ですので、子供の場合でも大人の平均の金額である
と同じか、それよりも少し高い金額で抑えられている場合が多いようですね。
そして、高齢者や子供の場合には、市町村によって補助が受けられる場合もあります。
金額や対象者は地域によって細く変わってくるので、一度あなたの市町村がどんな補助をされているのか調べると、安く予防接種が受けられる可能性もあります。
また、保険組合などに入っていることで受けられる補助もあるので、該当するのであれば調べてみてくださいね。
あとがき
インフルエンザの予防接種の金額が病院によって違いが見られるのは、このような病院側の事情があるということがわかったと思います。
ただ、地域によっては
「A病院は料金が2,000円なのに、B病院は4,000円もかかるなんておかしい!」
なんてことが話に出てくるかもしれません。
どちらも間違ったことはしていないですし、料金設定は様々ですが、このように費用の違いで非難される病院もあるかもしれません。
こういう場合には、料金設定を安くしているA病院のほうが正しいと思われがちですが、その分B病院は目に見えない部分のアフターケアがしっかりしていたりするかもしれません。
費用が抑えられるのはメリットですが、全て金額だけで病院を判断するのは早計かもしれませんね。
かかりつけのお医者さんがいる場合は、そちらの病院で予防接種を受けたほうが金額面以上に、気軽に相談できるという安心の部分も多いと思いますよ。
このインフルエンザについて別の記事でもいろんな悩みについて触れています。
それらの記事をこちらのページに一つにまとめました!
インフルエンザの予防接種の時期や効果の期間はどのくらいなのか。そして予防接種をしたのにかかるケースや副作用について。
そしてインフルエンザの特徴や潜伏期間をはじめ、A型とB型の症状の違いなど、感染経路や感染期間などもまとめました。
他にも流行時期やピークとともに予防方法の食べ物や湿度管理、グッズなども見ていきます。学校や会社を休むときの対処法や知っておきたい出勤停止期間などもあるので、一緒にチェックしていきましょう!