あなたがインフルエンザウイルスに感染した場合、大切な家族にうつすことがあっては大変ですね。
症状が出て検査してからだと、かかったかどうかわかるので人を近寄らせないことはできますが、潜伏期間中だと自分が感染しているのかどうかわかりません。
でも、はっきりした症状が出ていないような
インフルエンザの潜伏期間もうつる事があるのか?
うつる可能性があるなら注意しないといけないですよね。
これについて、実は
『発症前の潜伏期間中であってもインフルエンザはうつる。』
ということが知られています。
では、
インフルエンザの潜伏期間は感染力はどのくらいで、どんな症状が出るのか?
今回は、この「インフルエンザの潜伏期間の状態」についてまとめました。
インフルエンザは潜伏期間でもうつるの?
インフルエンザに感染した場合、その潜伏期間はおよそ
「1~3日(平均で2日ほど)」
と言われており、比較的感染してから早い段階で発症することがわかっています。
インフルエンザの発症は発熱などの体の不調からわかるので、その時には近づかない or 近づけないように注意すればいいのですが、
実は、最初にお伝えしたように
『発症前の潜伏期間中であってもインフルエンザはうつる。』
と考えられています。
しかし、インフルエンザが発症する前に、
なんてことを注意するのは難しいですね。
インフルエンザウイルスは、体内に入ってからの増殖スピードが早いため感染から短時間で発症します。
1個のA型インフルエンザウイルスは、
約8時間後には「100個」にまで増殖すると考えられており、
→約16時間後には「1万個」
→→約24時間後には「100万個」
というような増え方をたどり、インフルエンザウイルスが100万個を超えた辺りから、発熱や寒気などの症状を発症すると考えられています。
ですので、潜伏期間中でもこれだけのウイルスを保有しているので、うつることが考えられるというわけなんですね。
また、発症前に検査してインフルエンザではないと診断を受けたとしても、ウイルスが少ない状態の時には陰性だと判断されることもあります。
だから感染初期に検査を受けて陰性の診断を受けたからといっても、後々になってウイルスが増殖して発症するといったケースも多く、確実に安心できるというわけでもないのです。
「昨日一緒に遊んでいた子供の友達がインフルエンザを発症したから、自分の子供も感染していないか検査して欲しい。」
お母さんたちが子供を連れて、このように検査に来るケースがよくあるようです。
検査をして陰性の診断がされても、次の日に陽性反応が出ることもあるため難しいようですね。
では次に、インフルエンザウイルスが潜伏期間の時の「感染力」はどのくらいなのか?
症状を発症している時とはどう違うのか?
この点について見ていきましょう。
インフルエンザの潜伏期間での感染力は?
インフルエンザの潜伏期間でも感染力が強くてうつるのが簡単だったら、身近な人にうつさないように細心の注意を払わないといけません。
では、インフルエンザの症状が
- 発症している時
- 潜伏期間中
その「感染力」というのに違いはあるのでしょうか?
この疑問については結論から言うと、
「潜伏期間中のほうが感染力は弱い。」
というふうに考えられています。
やはりインフルエンザの症状が発症してからのほうが感染力が強く、ウイルスの数も多いからだとされています。
ちなみに、
ということが知られています。
ですのでやはり、症状を発症している人と接する場合はうつらないように十分に注意する必要があるということですね。
インフルエンザの潜伏期間での症状は?
上でも少し触れたように、インフルエンザウイルスが100万個ほどまで増殖した時に、発熱や寒気などの症状が発症するため、潜伏期間中にはそういった症状がハッキリ現れません。
ただ、ウイルスの増殖が進んできているときに、
- 体がだるい
- 咳やクシャミが出る
- 喉が痛い
など、初期症状が徐々に現れてくるかもしれません。
あなたの周辺でインフルエンザが流行している場合には、風邪ではなくインフルエンザを疑ったほうがいいかもしれないので、時間が経つにつれて出てくる発熱などに注意しましょう。
あとがき
インフルエンザの潜伏期間中の状態について見てきましたが、自分が感染してるのかどうかというのは、症状を発症する前はどうしてもわかりにくいですよね。
ですので、あなたが
といったことにかかわらず、うがい手洗い、マスクをするなどの予防をするだけで、かなりのウイルス拡散を防ぐことができるようになります。
人にうつさない、自分がうつらないようにするために普段からできることはやっておきたいですね。
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インフルエンザの予防接種の時期や効果の期間はどのくらいなのか。そして予防接種をしたのにかかるケースや副作用について。
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