冬場のインフルエンザが流行する時期は、ある程度「いつからいつまでなのか?」「ピークはいつ頃なのか?」ということが予想できます。
ただし、インフルエンザの流行時期は、
「インフルエンザの型(A型 or B型)」
によってその状況が変わってきます。
そこで今回は、そんな型の違いによる「インフルエンザの流行時期」についてまとめました。
インフルエンザの流行する時期は?
インフルエンザが流行する時期というと「冬場」ですよね。
では、その具体的な時期ですが、
「11月~3月頃」
となっています。
しかし流行の時期が早い時には、10月~11月頃からインフルエンザの話が出始めている場合もあります。
その年によって多少の違いはあるものの、おおよそこの辺りの時期になっていることが多いです。
ただ、インフルエンザには
- A型
- B型
- C型
この3つの型があり、それによって流行の時期が若干変わってきます。
インフルエンザの型については別のページで詳しくまとめているので、こちらもあわせて是非ご覧になって下さい。
関連ページ
このそれぞれのインフルエンザですが、「C型」は流行性や症状も弱く
といった場合もあるくらいで、風邪の症状に似ています。
しかも一度かかったら免疫ができ、再び罹る可能性がほとんど無いとされているので、A,B型に比べると、さほど注意の必要はないとされています。
問題はあとのA,B型についての流行時期ですが、
- A型は主に「11月~1月頃」
- B型は主に「2月~3月頃、さらに春先(5月頃)まで」
といった流行の時期の違いがあります。
しかし、B型は今のところ「ヒトからヒトへの感染経路」しか確認されていないことと、形態の変化がA型のように次々変わるわけではないため、A型に比べると流行性は低くなっています。
おおよそではこのような流行の状況になっているので、毎年この時期は注意しないといけませんね。
新型インフルエンザの流行の場合
一般的に私たちがインフルエンザと呼んでいるのは、
「季節性のインフルエンザ」
のことを指しています。
ただ、2009年に世界的に大流行した新型インフルエンザは、冬場だけでなく8月でも感染していた人もおり、
「真夏のインフルエンザ」
などと呼ばれたりもしていました。
ですので、新型インフルエンザは高温に耐性を持って出現する場合もあるため、一年中猛威をふるうような恐ろしい時もあるのです。
新型の場合は特にニュースなどできちんと情報を入れておくのが大切ですね。
インフルエンザの流行はいつまでなの?
上のように季節性のインフルエンザでは、主に
「11月~3月頃」
に注意すればいいということになります。
ですので、予防接種を受けて対策をしておこうと考えるのであれば、この時期にあわせて受けておくのが望ましいです。
インフルエンザの予防接種の時期に関しては、別のページで詳しく触れています。
年齢によっても若干違いがあるので、詳しく知りたい方はこちらもあわせて
是非ご覧になって下さい。
上でインフルエンザのA型、B型について触れました。
インフルエンザの流行は、A型の場合には2~3月頃にはおさまってきていると思われますが、実は、この期間ではインフルエンザB型に感染する可能性もあります。
ですので、流行するほどではないにせよ、インフルエンザB型の場合は春先まで続くケースもあり、5月辺りでも周りの環境によってはインフルエンザにかかるくらいです。
この辺りの時期になると、さすがにインフルエンザの予防接種を受けていても効果が薄れてくるため、春先であっても気温が低くて乾燥しているような日は、マスクや手洗いなど予防して注意が必要になります。
インフルエンザの流行のピークは?
インフルエンザの流行時期はわかりましたが、その流行のピークはいつごろなのか?
A型とB型のそれぞれの流行ピークをまとめると次のようになります。
流行のピークは「1月~2月頃」
インフルエンザB型流行のピークは「2月~3月頃」
3月頃まではインフルエンザ対策をとっておきたいですね。
ここでちょっと怖いのは、
ということです。
同じインフルエンザですが型が違うため、このようなケースも有るのです。
だから、
なんて油断していると落とし穴に落ちる可能性もあるので、流行時期はもちろん、ピークの時期は特に注意してくださいね。
あとがき
インフルエンザが流行する時期は「冬場」だという認識があると思います。
どうして冬場になるとインフルエンザが流行しだすのかというと、
ということが言えます。
つまり、冬のような
「低温で乾燥している環境」
が最も適しているのですね。
具体的に言えば、
気温はもっと低温の10℃辺りでも生存しやすいようです。
反対に、湿度が高くなると生存がしにくい環境になります。
(*湿度が50%以上になると、かなり生存しにくい環境になります。)
ですので、
「気温20℃以上、湿度50%以上」
この条件ではインフルエンザが生存しにくいので、
ということを覚えておきましょう。
そして、この条件を作るのに役立つのは「加湿器」です。
部屋の中がいつも乾燥していたり、喉が痛くなりやすいときは活用しましょう。
このインフルエンザについて別の記事でもいろんな悩みについて触れています。
それらの記事をこちらのページに一つにまとめました!
インフルエンザの予防接種の時期や効果の期間はどのくらいなのか。そして予防接種をしたのにかかるケースや副作用について。
そしてインフルエンザの特徴や潜伏期間をはじめ、A型とB型の症状の違いなど、感染経路や感染期間などもまとめました。
他にも流行時期やピークとともに予防方法の食べ物や湿度管理、グッズなども見ていきます。学校や会社を休むときの対処法や知っておきたい出勤停止期間などもあるので、一緒にチェックしていきましょう!