鼻風邪という言葉をよく耳にすると思いますが、
鼻水、くしゃみ、鼻づまり
このような症状があって、鼻が気持ち悪い状態ですよね。
風邪にかかると咳や鼻水、発熱などが現れますが、これは、
という事が考えられます。
この鼻水が透明の時は、風邪の状態でもまだ「初期段階」のケースが多いといわれていて、これが、
黄色、ネバネバの鼻水
といった状態になってくると、本格的に風邪をひいた状態に近づいてきたといわれています。
では、そんな鼻風邪の治し方はどうすればいいのか?
今回は、その鼻風邪に効果が期待できる薬や食べ物にはどういったものがあるのかをまとめ、早く治す方法について考えていきたいと思います。
鼻風邪の治し方はどうすればいいの?
鼻風邪は、鼻水やクシャミ、鼻詰まりなど鼻周辺だけが気持ち悪い状態のとき、そのように言われています。
この時は、まだ発熱や咳、腹痛なども多く起こっていないような「風邪の初期段階」のときによく見られる傾向ですね。
だから、この間に安静にして休養に専念しておいたり、きっちりと対処ができれば風邪をこじらせるようなことも少なくなると思います。
その鼻風邪の治し方ですが、基本的には
ということになります。
ただ、それを手助けするためにできることもあります。
今回の鼻風邪の治し方では、基本は体の免疫機能に任せるけど、
という事を中心にまとめました。
鼻風邪の治し方でやっておきたい3つの方法
鼻風邪を早く治すための方法として、最初にしておきたいことは主に3つあります。
- 体を温める
- 食事をきちっととる
- 湿度を高める
まずは、この3点を中心に見ていきましょう。
1.体を温める
体の免疫機能を高める上で、体を温めるという事は基本ですね。
体を冷やさないようにして、しっかりと休養をとったり、温かい食べ物を食べたりなどして芯から温まるようなことも大切です。
風邪などにかかって発熱し体温が高くなるのは、ウイルスと戦っている証拠であって、「体温は1℃下がると30%免疫機能が低下する」と言われており、「1℃上がると5倍ほど上昇する」と言われています。
だから体を温めることは大切だし、ふだん体温が低い人(34~35℃台)は免疫能力が低下している可能性も考えられるのですね。
もし自分の体温を測ってみて、「ちょっと低いな~・・・。」と感じるようなら、「体温を上げる方法」を別のページでまとめていますので、是非ご覧になってください。
関連ページ
また、
というのも効果が期待できます。
ただ、風邪の引き始めの時のお風呂の入り方には、少し注意が必要です。
こちらでそのポイントについてまとめているので、是非ご覧になってください。
⇒風邪の風呂は熱や咳があっても大丈夫?その入り方は?シャワー子供
普段シャワーだけの人は、特にお風呂の入り方には注意してもらいたいと思います。
2.食事をきちっととる
食事をきちっととることは、体に栄養を行きわたらせる意味でも大切ですし、体を温めるといった意味でも、しっかりとしておきたい項目です。
普段栄養不足だと体力も衰えがちになるし、免疫力も低下してしまいます。
鼻風邪のような初期の状態からでも、こじらせてしまう可能性も高まってしまうので、普段から食事は気を付けたいところですね。
どういった食事が理想的なのか、これも別のページでまとめています。
関連ページ風邪の予防と、風邪をひいてしまった時で、それぞれどういう食べ物がいいのか分けています。
風邪をひいたときに、
風邪の予防にウナギが良いから食べようね。
なんて言われてもキツイので、そんな時は胃の負担が少ない消化のいいものや、水分補給などをメインにした食べ物になります。
こういった事にもたくさん触れているので、是非ご覧になって参考にしてください。
3.湿度を高める
風邪をひきはじめるのは季節の変わり目や冬場が多いと思いますが、それには「乾燥」も大きくかかわっています。
インフルエンザが冬に大流行するのは、この乾燥が大きな原因の一つでもあるんです。
気温にもよりますが、インフルエンザは湿度50%以下だと活発な活動が確認されているので、部屋の湿度を常に50~70%ほどにしておくと、インフルエンザの予防としてもかなりの効果が期待できることになります。
関連ページ⇒インフルエンザの予防方法とは?食べ物や湿度管理で感染対策!
そして、風邪の症状を和らげるうえでも湿度を保つことは大切で、乾燥していると鼻だけでなく、のどや咳もつらくなってしまうと思います。
部屋の加湿方法にはいろいろありますが、一番簡単で確実なのは加湿器を使うことです。
もし、加湿器を考えているのならこちらの記事が参考になると思います。
関連ページ⇒加湿器のおすすめで手入れ簡単、安い、赤ちゃんに、などの選び方
鼻風邪の症状があるときには、まずはこの3つを中心に対策をしていきましょう。
鼻風邪に効果が期待できる薬は?
鼻風邪のような症状は、風邪の初めの方の段階なので早く治してこじらせないようにしたいですよね。
そんな時に考えるのが薬の存在だと思いますが、鼻風邪に効果が期待できるような薬はあるのでしょうか?
今回は鼻風邪という事で触れていますが、実は、今の事情では風邪に直接効くような薬は残念ながらありません。
じゃあ、市販で販売されてる風邪薬って何なの?
と思うかもしれませんが、あれって実は風邪の症状を緩和するための薬であって治す為の薬ではないのですね。
- 熱を下げる
- 咳を止める
- くしゃみ鼻水を出なくする
などの効果が期待できます。
まあ、これが結果的に風邪の症状を楽にしてくれる効果が期待できるので、風邪薬として販売されているのですね。
だから、鼻風邪のような初期段階では薬を飲むことで、副作用で逆に治りが遅くなるようなことも考えられます。
テレビなどでもよく、
医師など医療従事者は風邪薬を安易に飲まない。
と言われていますが、このような事情を分かっているからですね。
だから本来は薬で治すのではなくて、体の免疫機能に任せたほうが良いという意見が強いです。
そのためには、先ほど上で見てもらったように
- 体を温める
- 食事をきちっととる
- 湿度を高める
この3つのポイントを抑えてもらえればと思います。
薬に頼るのであれば?
また、鼻詰まりがしんどくて呼吸が苦しいような場合は
「ヴィックスヴェポラッブ」
を塗るというのも症状緩和にいいと思います。
これは薬局でも売ってます。
塗る風邪薬で、鼻づまりやクシャミの緩和に効果が期待できます。
わりと優しめの薬なので、小さな子供からお年寄りまで幅広く使えるようになっていますね。
鼻風邪のような初期症状では、このくらいのものがいいと思います、
市販で販売されている風邪薬も効果は期待できますが、鼻風邪程度では薬は使わないほうが無難です。
鼻風邪に良い食べ物は?
鼻風邪に良い食べ物ですが、鼻風邪を早く治すための方法として挙げた3つの中にもあります。
風邪の初期段階で発熱などもなく、食欲もいつも通りあるのであれば食事をとったほうが良いと思います。
ただ、基本的には体に負担がかかるような食べ物はあまり良くありません。
コンビニ弁当や外食、肉類、ジャンクフード、お菓子など、肉類や油ものばかり食べると必要な栄養素がキチッと摂れないし、食べ物の消化に体力を使ってしまうので風邪のウイルスと戦うためのエネルギーが消費されてしまうからですね。
ですので、風邪気味の時で普通に食欲があっても、ある程度あっさりとしたものを食べてあとはゆっくりと休息を取るのがベターです。
では、どんな食事をとればいいのかですが、、
- エネルギーの補給
- 水分の補給
これを目的としたメニューが最適です。
つまり、
- エネルギーの補給には「炭水化物」
- 水分補給は汗とともに失われがちな「ミネラル」
発熱などがあったり、食欲がなくなってきている時もふくめ、
- うどん
- おかゆ
- スープ
などのメニューが良いと思います。
風邪の時の食事のポイント
風邪のひき始めの時や完全にひいた時、そして風邪が治りかけの病み上がりの時に、ある程度共通している知っておきたい食事のポイントがあります。
- 温かいもの
- 消化の良い物
- 栄養のあるもの
- 水分補給
- のどの通り、口当たりの良い物
鼻風邪の時もそうですが、風邪気味の時に治せると一番楽ですので、この時が大切な時期なので注意してくださいね。
あとがき
鼻風邪の治し方はどうすればいいのか?
鼻風邪に効果が期待できる薬や食べ物、早く治す方法について見てきましたが、いかがでしたか?
鼻風邪のような症状だと、まだ最初の段階なので早めに対処をしてこじらせないようにしたいですね。
ただ、鼻水やクシャミ、鼻水がつらいときに、何とか抑えられないか考えると思います。
そこで、「鼻風邪の症状を和らげる方法」についてもちょっと触れておきますね。
深呼吸する方法。
- 深く息を吸う。
- ゆっくりと息を全て吐ききる。
- 吐き切ったところで鼻をつまむ。
- 頭を上下にゆっくりと動かす。(それぞれ2~3秒位使って。)
- そしてこれを、息が切れるぎりぎりまで繰り返す。
- 息が持たなくなったところで指を離す。
舌と指を使った方法。
- 舌が平らな状態で口の上部を抑える。
- 舌を離して、2本の指で眉毛の間を抑える。
- 1と2を繰り返し続けることで徐々に鼻詰まりが薄まっていく。
ペットボトル使った方法。
詰まっている鼻と反対の脇に500mlのペットボトルを挟みます。
脇に挟み込むことでツボを刺激し、鼻詰まりを解消することに繋がるようです。
ペットボトルがない場合は握りこぶしでも代用がききます。
これらの他にも蒸しタオルを鼻に当てたり、水を口にしばらく含んで飲むだけでスッとしたりなどといった方法もあります。
実はこれは、花粉症の鼻詰まりや鼻水対策で紹介した方法なんです。
他にも
- 蒸しタオルを鼻に当てる。
- 水を口にしばらく含む。
- 鼻スプレーを使う。
- 上半身のストレッチをする。
- マスクをする。
- 鼻腔拡張テープを使う。
など、いくつか鼻症状を和らげる方法があります。
花粉症の鼻の症状とも共通するような方法は多いので、是非こちらも参考に色々試してみて下さいね。