感染すると合併症なども怖い
おたふく風邪
特に2~5歳の子供がかかる病気なのですが、幼稚園や保育園などで流行していたら子供を外に出したくありませんよね。
周りの子どもたちに症状が出ていたらお休みさせるはずですが、潜伏期間中だと見た目は元気なので普通に通っています。
周りの子どもたちがおたふく風邪の潜伏期間中にあった時に、あなたのお子さんと接触していたら、
「もしかしたらうちの子供にもうつってるかもしれない・・・。」
こんな心配が頭によぎると思います。
では、
- おたふく風邪の潜伏期間はどのくらいなのか?
- 感染力は強いのか?
- 感染経路にはどういったことがあるのか?
- 感染しているのが早くわかったら症状は軽くなる or 対策はあるのか?
- 診断や治療はどのようにされるのか?
- 妊婦への影響は?
これらのおたふく風邪の感染についてまとめたのでご覧ください。
おたふく風邪の潜伏期間はどのくらいなの?
おたふく風邪の潜伏期間を知ることで、まわりの状況から自分、もしくは自分の子供が感染しているかどうかをある程度の目安にできます。
そんなおたふく風邪の潜伏期間は
個人差はあるようですが、一般的にこのようにかなり長い期間潜伏していることが考えられます。
ですので、保育園や幼稚園で流行したのがわかった時には、すでにあなたのお子さんも感染している可能性がある考えたほうが良いかもしれません。
潜伏期間だと通常の風邪のような軽い症状も現れる場合もありますが、耳や顎周辺が腫れがない限り、なかなか潜伏期間ではおたふく風邪との判断をすることは難しいようです。
おたふく風邪の症状についてはこちらを参考にしてください。
>>おたふく風邪の症状で子供と大人の違いは?熱のない軽い場合は?男女
大人と子供の症状の違いや、軽いケースなど色んな症状に違いを載せています。
おたふく風邪は人からうつるケースが多いので、他の子供がおたふく風邪の潜伏期間中にあなたの子供が接触している場合、感染してしまうんじゃないかと心配になりますよね。
では、その感染力はどのくらいなのか?
その強さについて見ていきたいと思います。
おたふく風邪の感染力は強いの?
おたふく風邪には、
- 感染時
- 潜伏期間
- 発症
- 回復期
これらの期間を経て治まっていきますが、最も感染力が強い時期が
3.発症
とされています。
おたふく風邪の症状は耳の下から顎にかけて腫れるのが特徴ですが、その症状が現れる7日前頃から発症後9日頃まで感染力を持っています。
そして、感染力の強い時期が、
この期間が最もうつりやすい、感染力の強い時期といわれています。
では、
おたふく風邪はどうやってうつってしまうのか?
つぎは、その感染経路について見ていきましょう。
おたふく風邪の感染経路はどうなっているの?
おたふく風邪が流行っているようだから気をつけようと考える人も多いと思いますが、その予防のためにもどのような形でうつってしまうのか?
その感染経路について知っておく必要があありますね。
では、おたふく風邪がどのようにしてうつってしまうのかについてですが、おたふく風邪はムンプスウイルスと呼ばれるウイルスによって発症します。
その主な感染経路には
- 接触感染
- 飛沫感染
この2つが考えられています。
日常生活で考えられる具体的なことは次のようなことです。
接触感染
- 感染者の使ったタオルを使う。
- 買い物カゴ、カートなど共用のものからうつる。
- ドアノブ、スイッチなどに触れてうつる。
飛沫感染
- 感染者の唾液から。
- クシャミ、咳など。
- 感染者との会話中に唾液がつく。
こういったことが感染経路となって感染します。
色んなところで可能性が考えられますね。
この他にも心配になることはいくつかあると思いますが、
- 感染しているのが早くわかったら症状は軽くなる or 対策はあるのか?
- 診断や治療はどのようにされるのか?
- 妊婦への影響は?
気になるポイントを整理していきましょう。
早目の診断で治療は変わるのか?
もし、感染しているかもしれないと感じて病院にいって医師の診断を受けて感染していることがわかっても、おたふく風邪自体に効果のある薬などはありません。
ですので、治療については現在のところ、
また、流行もなく症状がハッキリ現れていない時点で診察に行っても、医師はおたふく風邪かどうかの判断が難しいようです。
診断結果を出すためには血液検査をして1~2週間位かかるようなので、感染していたらその間に発症しますよね。
なので、実際にはこのような検査はしないようです。
もし、
おたふく風邪なのかな?
と感じる症状があったら、まずは自宅で療養し症状が強く感じてきたら病院に行くといった流れになるのが普通です。
おたふく風邪の症状を軽くするためには予防接種しか無く、合併症のリスクも抑えられる報告もあるので、不安に感じられる方は検討した方がいいと思います。
妊婦への影響は?
また、妊婦さんがおたふく風邪にかかったことで生まれてくる子供に影響が及んだという報告はないようです。(低体重児が多いとの報告もある。)
とはいっても、妊婦さんがおたふく風邪にかかることは体力もかなり奪われるため望ましくないので、あらかじめ予防接種を受けるなどの対策はしておきたいですね(妊娠中は予防接種はできません。)
あとがき
おたふく風邪の潜伏期間や感染経路などをまとめましたが、おたふく風邪にはピークの流行時期がないため一年中そのリスクは有ります。
小さい子供はもちろんですが、大人でおたふく風邪にかかっていない方は重症化のリスクも有るため予防接種の対策はしておきたいところです。
特に危ないと思うパターンでは、
子供がおたふく風邪にかかって、親もそこから感染して家族がみんなおたふく風邪でダウンする。
こういうケースにならないように、事前にできる対策はしておいてくださいね。