風邪を引く原因には栄養バランスが悪かったり、睡眠不足などで疲れがたまっていたりして免疫力が低下した際にひきやすくなりがちです。
風邪の症状には、発熱や腹痛、のどの痛みなどが現れますが、長引いてくると肺炎を引き起こすなど重篤化の危険もあります。
そんな風邪をひいた時やひき始め、病み上がりには、食事にも気を使い食べやすいものを食べて早く治すことも必要です。
そこで、
- 風邪の時の食事で必要な栄養は?
- 子供にも優しい、風邪でも食べやすい食事のレシピは?
- 一人暮らしでも簡単!コンビニでも揃うメニューは?
これらのポイントを抑えて、しっかりと栄養のあるものをバランスよく食べ、免疫力を高め早く風邪を治しましょう。
風邪の時の食事で必要な栄養は?
風邪の時には、
などが必要な栄養素と言われていますが、中には科学的根拠の無いものもあります。
例えばビタミンCは、風邪のひき始めでは抗ヒスタミン効果により風邪の悪化が防げたり、症状を和らげたりするといった報告もあるようですが、完全に風邪をひいた場合ではあまり効果が無いといった見解で一致しているようです。
亜鉛も同じように、風邪のひき始めに効果が期待できるようですね。
ですので、風邪の予防対策には、この栄養を含んだ食べ物をレシピに入れて、バランスよく食べるのがいいですね。
風邪の予防に摂りたい栄養素と、それを含む食材
【ビタミンA(β-カロテン)を含む主な食材】
【ビタミンB群を含む主な食材】
【ビタミンCを含む主な食材】
【ビタミンEを含む主な食材】
【亜鉛を含む主な食材】
これらの食べ物を入れたレシピを考えていくのがいいですね。
これらの食材をバランスよく食べるのがいいと思います。
ただ、風邪をひいてからではなかなか食欲もわかない時もあるでしょうし、色々と手を出すのは大変でしょう。
ましてや一人暮らしなどの場合には、自分で料理を作るなんてしんどくてできないケースもあると思います。
そこで、次は
ここに絞りたいと思います。
風邪をひいた時に摂っておきたい栄養とは?
上の風邪予防の食材を見ると、鳥や豚のレバーなんかは結構良質で、いろいろな栄養をカバーしてくれますが、
- 「風邪をひいたから、今からレバーを食べて元気だしてね!」
- 「体力つけるために今日はうなぎね!」
なんて言われても、食べれないですよね。
ですので、上で見た食材は、
実際に風邪をひいた時や病み上がりには、
- エネルギーの補給
- 水分の補給
これを目的としたメニューが最適だと思われます。
つまり、
- エネルギーの補給には「炭水化物」
- 水分補給は汗とともに失われがちな「ミネラル」
これを中心としたものが、風邪からの回復の手助けになると思います。
では次に、これを元に、
どのようなレシピが風邪の食事として良いのか。
ということを見ていきましょう。
子供にも優しい風邪に効果的な食事のレシピは?
風邪のひき始めの時や完全にひいた時、そして風邪が治りかけの病み上がりの時に、ある程度、共通している知っておきたい食事のポイントがあります。
- 温かいもの
- 消化の良い物
- 栄養のあるもの
- 水分補給
- のどの通り、口当たりの良い物
風邪の場合、どの段階の時も、
消化にたくさんエネルギーを持っていかれると、風邪のウイルスと戦うためのエネルギーが消費されてしまうからですね。
ですので、風邪気味の時で普通に食欲があっても、ある程度あっさりとしたものを食べて、あとはゆっくりと休息を取るのがベターです。
風邪気味の時に治せると一番楽ですので、この時が大切な時期なので注意してくださいね。
これらを踏まえた上で、子供にも優しい風邪に効果的なレシピをいくつか紹介します。
おかゆ
おかゆは食べやすく、温かく、炭水化物や水分補給も出来るため風邪の時の食事として代表的なものですね。
おかゆと合わせて梅干しも一緒に取ることで、疲労回復効果が期待できるクエン酸も摂ることができます。
また梅干しは「マグネシウム」「カリウム」「リン」「ナトリウム」「鉄分」「カルシウム」などの「ミネラル」も含まれているため、汗で失われた分を補給することにも適してます。
下痢などの症状が現れている場合でも、消化によく最適です。
生姜や長ネギ、鶏むね肉を使って中華風に作るのもいいですね。
【中華風おかゆのレシピ】
生姜:1かけ
長ネギ:少量
鶏むね肉:30g
薄口しょうゆ:小さじ1
塩:少々
ごま油:小さじ1/2
鶏むね肉の疲労回復効果に注目が集まっていて、イミダペプチドと呼ばれるアミノ酸が疲労部分を回復してくれるとの期待が寄せられています。
鶏むね肉も梅干しなどのクエン酸を持つものと合わせて調理すると、さらにその効果も期待できるということなので、風邪にはちょうどいいレシピですね。
おかゆは消化のいいものと思われていますが、食べやすさ故か、噛まずに飲み込めてしまうため消化不良を起こす可能性もあるので、唾液の分泌を促す梅干しとの相性は抜群なのです。
生姜は、抗炎症作用や咳を和らげるのにも効果が期待できると言われています。
うどん
鍋焼きうどんや卵とじうどんなど、これもおかゆと同じく食べやすく、温かく、炭水化物や水分補給も出来るため風邪の時の食事として代表的なものですね。
【鍋焼きうどんレシピ】
ほうれん草:
たまご:1個
鶏肉:2~3切れ
椎茸:1個
ほんだし:大さじ1
薄口醤油:大さじ6
みりん:大さじ2
砂糖:小さじ1
水:600cc
出汁が面倒くさい場合は
「キッコーマン本つゆ」
これはAmazon販売のものですが、スーパーでも売ってるはずです。
こういうのは色々な用途があるので、家に一本あると便利ですね。
天ぷらなどの油物は、この際控えたほうが無難です。
スープ
スープ系は水分補給の面でかなり優れていますし、何より食欲があまりなくても食べやすいメニューです。
あまり食欲はないけどスープくらいなら飲めそうといった場合もあると思うので、そういった場合には重宝します。
スープにも様々な種類のものがありますが、かぼちゃやじゃがいもの「炭水化物」をメインとしたスープを摂ることで、糖分やビタミン、βカロチンの摂取にも優れています。
誰か作ってくれる人がいれば、茹でたじゃがいもと玉ねぎをミキサーにかけ塩コショウで味を整え牛乳を加えればできますし、そこに人参や玉ねぎなどを加えるのもいいでしょう。
【じゃがいものポタージュ】
玉ねぎ:1/2個
コンソメスープの素:1個
塩:適量
こしょう:適量
牛乳:200cc
ただ、自分で作る場合にはこれすらもしんどい場合があるかもしれないので、インスタントで作れるものを常備しておくといいと思います。
ポタージュスープの元はスーパーでたくさん販売されているので、好きなものを選ぶといいと思います。
また、楽天で販売されてる玉ねぎのポタージュというのも人気になっていますね。
【金のポタージュスープ】
玉ねぎもまた糖分を摂るために適している野菜です。
何か定番のものばかりのような気もしますが、昔からよく聞くこれらのメニューにはやはりそれなりのメリットがたくさんあります。
これらは栄養の面や食べやすさなどでもかなり良いと思いますが、それに加え
- 準備が簡単なこと
- 調理が簡単なこと
- 後片付けが簡単なこと
- 子供にも優しいこと
という面でもとても優れていると思うので、風邪をひいてしんどい時には思い出してくださいね。
風邪の予防で、栄養不足が心配なお子さんには
体が弱くて、
といった子供さんも多いですよね。
丈夫な体を作るためには、
- 栄養
- 睡眠
- 運動
という3つの要素が大切ですが、
- 外食が多くなったり
- 子供が好きなものばかり食べていたり
- 野菜嫌いで残してばかりだったり
といったように栄養のバランスが偏ってしまうと、どうしても免疫力が低下したり、きちんとした成長ができなかったり、精神的に安定しなかったりといった可能性も出てきてしまいます。
ただ、親としてわかっているけど、なかなか準備ができなかったり・・・。
そもそもどんなものを食べさせてあげれば、風邪をひきにくい身体づくりに繋がるのか?
わからないといった親御さんも多いようです。
そういった親御さんの悩みを、まとめて引き受けようとする人気の商品があるのですが、それが「こどもバナナ青汁」です。
こどもバナナ青汁青汁というと、「苦い」「まずい」「飲みにくそう」といったようなイメージがありますが、こどもバナナ青汁は子供でもジュース感覚で飲める、栄養たっぷりの青汁です。
実は、
「おいしい青汁があれば子供に飲ませたい。」
と感じている親御さんは約80%にものぼると言われ、その理由はやっぱり、
といった思いがあるんですね。
でも、今までそういったものが無かったし、とても子供が好んで飲むとは思えないといったこともあって敬遠されてきました。
でも、こどもバナナ青汁はジュース感覚で飲める青汁なので、子供が喜んで自分からすすんで飲めて、しかも、一日に必要な野菜の栄養が取れるなんてこんないいことはないですね。
また、野菜に豊富なビタミン類だけでなく「乳酸菌」「ビフィズス菌」「植物性たんぱく質」などの栄養素も追加で加えているので、風邪を引きやすいような体の弱い子供さんにはピッタリだと思いますよ。
また、モニターコースでは初回価格が980円でとても安く、気に入らなかったら返金できる60日間返金保証もあるので、安心して試すことができます。
子供の栄養不足が心配でどうにかしてあげたいと思っているなら、一度こどもバナナ青汁を試してみてはどうですか?
一人暮らしでも簡単!コンビニでも揃うメニューは?
一人暮らしなどの場合に風邪をひいてしまうと、食事の準備や片づけをするのもしんどくて面倒だと感じることも多いと思います。
そんな時便利なのが
「コンビニ」
そんなコンビニでは上で紹介した「おかゆ」「うどん」「スープ」といったものは全て揃うので、何か食べ物が欲しいと思ったら、ひとまずコンビニにいくというのもひとつの手段ですね。
では、風邪の時にコンビニで揃う食べ物や飲み物について見ていきましょう。
おにぎり
コンビニにはおにぎりが必ず置いていますが、
といった方法です。
するとごはんを炊く手間もいらないし、すぐ出来て水分がとれて食べやすいお茶漬けが完成します。
後片付けも簡単で手間がいりません。
おにぎりは意外と便利で、この手法で中華スープの素を入れて溶き卵をかけて中華風雑炊にしたりすることもできます。
おでん
季節にもよりますが風邪のひきやすい冬場ならすでに売っていると思います。
実は本命はおでんではなく、
「おでんの出汁」
おでんの出汁を使って、上で紹介した鍋焼きうどん作ると意外とおいしく食べれます。
結構煮込むといいですので、多めに出汁を貰うといいでしょう。
おでんを買うときのネタは栄養面や消化などを考えると「卵」かな。
デザート
おかゆやうどんを食べるくらいの食欲が無い時には、デザートなどは食べやすいと思います。
フルーツ系のもので、ゼリーなどは食べやすくていいですね。
ウイダーinゼリーとかも必要なビタミンなどを摂るのに簡単でいいと思います。
水分補給にもなりますしね。
ただ、アイスなどあまり冷たいものをたくさん取るのは、胃腸が弱っているときは注意してくださいね。
マシュマロ
科学的根拠が無いので、実際にすべての人に効果があるわけではないと思いますが、
ということが言われています。
のど飴を舐めるよりも、マシュマロを3~4個食べることで中に含まれるゼラチンが、のどの炎症を和らげるとのこと。
元々の原料であるマーシュマロウという植物の成分が、胃腸や喉の炎症を抑える効果があり、咳止めトローチ等の原料にもされていたとのことです。
風邪をひいた時の食事面で色々と紹介させてもらいましたが、食事も含めてきちんとした休息を取ることが風邪を治す近道です。
風邪を早く治すために、症状別での対処法を別のページでまとめているので、こちらも是非参考にして下さい。
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あとがき
このように風邪をひいた時の食事にはいくつかのポイントがあるので、それを抑えて食事をすれば免疫力も自然と戻ってくると思います。
ただ、
食欲のないときはどうすればいいのか?
ということがよく聞かれますが、食欲が無い場合には無理に食べないほうがいいようですし、特に下痢や嘔吐がある場合には食事はしないほうがいいでしょう。
ただ、水分はその時にもどんどん奪われていくので、水分補給だけはしておいたほうがいいですね。
ポカリなどのスポーツ飲料は、糖分や塩分の補給が出来るため、食事ができないといった場合にはこれだけでも飲んでおくといいと思います。
食事は食欲が出てきてから食べれば大丈夫だと思います。
また食事をとったら、十分に身体を休めるためにも睡眠もきちんととりましょうね。