風邪の症状には、咳や鼻水、発熱や声が枯れるなどの症状が主に現れますが、こういった風邪は通常であれば2~3日、遅くとも1週間ほどすれば治まるものですよね。
でも、この風邪がなかなか治らない、一ヶ月くらい続くといった場合にはちょっと心配にもなりますし、もしかしたら別の病気の可能性があるのかも知れないというふうに思われるかもしれません。
では、
風邪がなかなか治らない原因には、どんなことが考えられるのか?
様々な可能性についてまとめてみました。
風邪がなかなか治らないのはどうして?
風邪を引いても2~3日、もしくは1週間もすれば咳や鼻水、発熱や声が枯れるなどの症状も治まってくるはずです。
しかし、この風邪がなかなか治らないといったことがあり、場合によっては一ヶ月ほど続くといったケースも有るようです。
では、
どうして風邪がなかなか治らないのか?
それにはいくつかのケースが考えられます。
同じ風邪と言っても、
- 夏に引く風邪
- 冬に引く風邪
この二つではウイルスの種類も違う場合が多いです。
特に夏風邪の場合では、「エンテロウイルス、アデノウイルス、コクサッキーウイルス」などに感染した場合、大人だと長引くことが多い風邪だと考えられています。
クーラーのかけすぎや夏バテなどで、体調が良くなかったりすると一度治りかけても他のウイルスに感染したりなどもあり、さらに長引かせる原因にもなりかねません。
さて、この夏風邪とは別に、主にかかる風邪としてはウイルス性の風邪がほとんどを占めていると言われています。
ただ、ウイルス性の風邪の場合には1週間もすれば、ほぼ自然の免疫能力で治ることが普通です。
それでもなかなか治らない場合には、他の病気や原因を疑う必要が出てきてしまいます。
では次に、
風邪がなかなか治らない時には、どんな原因が考えられるのか?
ということを見ていきましょう。
風邪が治らない原因として考えられること。
咳や鼻水、発熱や声が枯れるなどの風邪の症状は通常では1週間ほどもすれば、体の免疫機能によって徐々に治まってくるはずなのですが、なかなかそれが治らないケースもあります。
そんな風邪が治らない原因としていくつか考えられることをピックアップしてみました。
- ウイルス性ではなく細菌性の風邪
- 免疫力の低下
- 他の病気が原因
あくまで可能性ですが、こういったことが考えられます。
では、それぞれについてもう少し具体的に見ていきましょう。
1.ウイルス性ではなく細菌性の風邪
風邪の大半はウイルスが原因で咳や鼻水、発熱や声が枯れるなどの風邪の症状が出ると考えられています。
これが、ウイルス性の風邪ではなく「細菌」が原因の風邪も考えられます。
主に風邪のウイルスであがってくるのが、
- ライノウイルス
- コロナウイルス
- RSウイルス
これらが有名ですが、こういったウイルスではなく
細菌が原因となる風邪
というのがあります。
その代表的な細菌と症状が次のようなものです。
- 溶蓮菌:扁桃炎、中耳炎
- 肺炎球菌:肺炎
- インフルエンザ桿菌:肺炎、菌血症、骨膜炎
- 結核菌:肺結核
- マイコプラズマ:マイコプラズマ肺炎
このような細菌が挙げられます。
でも、かなり苦しいとか血尿、血便が出たとかそういった普段とは違う明らかな症状が現れないかぎり、
こんなふうに考えてしまうことがほとんどだと思います。
実際に、ウイルスではなく細菌性の風邪にかかっていても
なんてわかるはずもないですよね。
だから、自分の中でなにかおかしいと感じる症状があったり、1週間以上も治らない場合は一度病院にいって診察をうけることが一番だと思います。
2.免疫力の低下
風邪を治すのは体に備わっている免疫力によるもので、薬で風邪を治すといったことはできないでいます。
風邪薬はあくまで症状の緩和であって、風邪自体を治すようなものではないからです。
だから風邪を治すにはきちんとした免疫能力がないと、いつまでたってもなかなか治らなかったりする場合も。
最初はウイルス性の風邪に感染していたとしても、治りかけに細菌性の風邪に感染するといったことで長引くケースも有るようなので、たかが風邪だと甘く見ず、しっかりと療養することも大切です。
その免疫力の低下の原因も様々考えられますが、
- 加齢による衰え
- ストレス
- 食生活の乱れ
- 睡眠不足
こういった「生活習慣の乱れ」や「加齢」も広く言われていることですね。
また、乳幼児など小さな子供は免疫能力自体が低いので、長引く場合もあるので注意が必要になります。
一般的な成人の場合には食生活や睡眠などをキチンと整え、生活習慣の乱れを改善していくことで免疫力の低下を抑えていかないと、風邪が長引くこともそうですが風邪自体引きやすいことにもつながるので気をつけたいですね。
そして、これ以外に考えられる可能性が
ということになります。
では、風邪の症状と間違ってしまいそうな病気には、どのようなものがあるのかを見ていきたいと思います。
風邪が治らない場合に可能性がある病気とは?
風邪がなかなか治らないと感じるときに、
実は風邪じゃないのかも・・・?
と考えてしまうような症状もあるかもしれません。
でも、そういった病気の症状には風邪と似たような症状が出るものも多いと考えられているので、普通はなかなか気づくことは出来ず病院に行った時には進行していたといったケースも多いようです。
例えばどういった病気が考えられるのか、いくつか具体的なものをピックアップしてみました。
- 喘息
- 逆流性食道炎
- 肺炎
- 結核
- 急性肝炎
- 急性腎盂腎炎
- 花粉症
- 肺ガン
他にも色々あると思いますが、このような病気の可能性も考えられます。
こういった病気は、風邪と同じような症状が出てわかりにくいというのが難しいところです。
これ以外にも考えられることはいくつかありますが、1つピックアップすると
室内環境
ということが大きく影響する場合があります。
具体的には
という言葉を聞いたことはないでしょうか?
シックハウス症候群は建物から出る化学物質(ホルムアルデヒド)によるものだという認識の方も多いと思いますが、ダニ、カビ、ホコリ、タバコ、加湿器、エアコン、カーペットなどが原因となっているものもたくさんあります。
このような、家の中での空気汚染に関係する環境が影響して咳や鼻水が止まらないといったことが起こりえます。
例えば、
エアコンや加湿器の掃除をほとんど行っていないといった時に、場合によってはカビをそのまま空気中に放出してそれを吸い込んでいるといったケースがあります。
他にも、冬なら結露によるカビの繁殖もありますね。
カーペットや布団などのダニ、ダニの死骸や糞などを常に吸い込んでしまっている。
タバコを吸う、もしくは副流煙を子供が常に吸っているなども悪影響ですし、換気がきちんとされていないと更に悪いですね。
症状も咳や鼻水、喉が痛いなどにかぎらず、
- 目が痛い
- 集中力が続かない
- 吐き気
- 下痢や便秘
- 頭痛
- 肌荒れ
など様々な症状に及ぶので、室内が汚れているといった場合には室内環境を改善することも必要になるかもしれません。
あとがき
このように、風邪がなかなか治らない原因には細菌によるものであったり、免疫力の低下、または他の病気だったりすることも考えられるのですね。
風邪がなかなか治らないと感じた時はいろいろな可能性があるので、心配ならばまずは一度病院にいって診察してもらうことが一番でしょう。
何かがあってからでは遅いので、気になったら診察してもらうというくらいの気持ちでいいのだと思います。何もなかったらそれはそれで安心できますしね。
こんなふうに風邪にかかると、いろんな症状が出てとてもしんどくなります。
だから、ふだんからしっかりと予防をしておきたいですね。
そんな予防で一番いいのは、
風邪にかからない体づくりをすることです。
あなたは気候の変化や季節の変わり目で、すぐに調子を落としやすくないでしょうか?
特に年齢を重ねていくと、柔軟に体が対応できなくなってしまいますが、それには「免疫力の低下」が大きく関わっていると考えられています。
- 普段から色々体に良いと思うことをしているけど風邪をひきやすい。
- 仕事上、風邪をひいたりしたら迷惑がかかる。
- 毎年のようにインフルエンザにかかってしまう。
- 家族のみんなが体調を崩しやすい。
- 体を大切にしたいけど忙しくて時間がない。
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