私たちの体温は、一般的には36.0℃~37.0℃あたりの体温で生活が理想とされています。
でも、この体温が35℃台にまで低いと、何か体の中で病気などの悪いことが起こっているのではないかと心配になります。
では、このような、
体温が低い原因は、何が関わっているのでしょうか?
また、体温が低いと頭痛や吐き気、だるいといった症状など体調の変化が現れるものなのでしょうか?
今回は、この低体温の原因や、それによって起こる可能性がある症状についてまとめてみました。
そして、最終的には「怖い病気の存在」も見えてきたので、じっくりとご覧ください。
体温が低い原因で考えられることは?
あなたも何か体調が悪いと思って、体温を測ることはあると思います。
でも、特に体温が高いわけでもないというか、むしろ
普段の体温に比べて、体温が低い状態になっていると初めて気づいた時、身体の中で一体何が起こっているのか心配にもなります。
では、
体温が低い原因にはどんなことが考えられるのか?
そのような体温が低い原因として考えられることで、代表的なものをピックアップしてみました。
- 筋肉量の低下(運動不足)
- 食生活の乱れ
- 睡眠不足
- 自律神経の乱れ
- ストレス
- 姿勢の悪さ
- タバコ
- 甲状腺機能低下症
- 体温の測り方が間違っている
*女性の場合は生理周期によって低温期と高温期があり、その波によって体温が低い場合もありますが、ここではもともとの基礎体温の低い原因についての可能性を主にピックアップしています。
このように体温が低い可能性にはいくつか考えられますが、それぞれについてもう少し具体的に見ていきましょう。
筋肉量の低下(運動不足)
低体温の原因として考えられる可能性で、かなりの割合を占めていると言われているのが、筋肉量の低下(運動不足)です。
基礎代謝が落ちると消費エネルギーも少なくなり脂肪がつきやすく、高血圧や糖尿病にも繋がる可能性がありますね。
筋肉量が少ない、低下するといったことは、
熱を生み出すのに大切な筋肉が少ない、少なくなる。
ということが、体温が低い原因を作ってしまうことに繋がるのですね。
何かと今の世代はスマホやPC、ゲームなど外に出なくても楽しいことが多いですよね。
外で遊んだり、運動をする機会もかなり減っているのが現状です。
特に子供の頃の成長期に外で遊ぶ、運動するといったことがされていないと、そもそもの筋肉量が少ないために体温も低くなりがちで、
50年前に比べて今の世代では、およそ0.7℃ほど体温が低い。
と言われています。
この原因は筋肉量の低下だけではなく、次にお話する
こちらも関係してくると考えられています。
食生活の乱れ
食生活の欧米化は、もう何年も前から話がされていることであなたも十分にご存知だと思いますが、何かと便利になった代わりに、食生活の乱れも深刻な問題になってきています。
食事のバランスが悪く、脂肪や糖分の摂り過ぎが体内エネルギーを作る上で大切な栄養素(ビタミン、ミネラルなど)の不足を招いたり、脂肪が溜まって基礎代謝が低下することで、体温が低い原因を作る可能性があるのですね。
また、飲み物に関しても冷たいものを飲み過ぎたりしていると、体温が低い原因の一つとも考えられています。
体を温める食べ物は何がいいのか、別の記事で私が試したものも含めまとめています。
関連ページ体を温める方法とは?食べ物や飲み物など料理で見直せる食材は?
睡眠不足
睡眠はやはり、
「夜に寝て朝起きる」
と言った基本的なリズムが、
太陽の光によって活性する細胞との兼ね合いなどから、人間が活動する上で最も良いリズムなのです。
でも、現代のようなあらゆる職種や生活リズムによって、この睡眠のリズムも人それぞれかなりの変化が見られますよね。
また、夜遅くまで起きていたり、質の悪い睡眠しか取れていなかったりする睡眠不足もいまでは問題視されています。
この睡眠不足や睡眠のリズムの乱れは、人間の正常な自律神経のバランスを崩すことに繋がる可能性があるので、それによってうまく体温調節ができなくなることにも繋がる原因として考えられます。
それが、体温が低い原因として現れることも十分に考えられますね。
この自律神経の乱れは、何も睡眠不足だけじゃないようなんです。
他にもいろんなことが原因になる可能性も・・・。
自律神経の乱れ
日常生活の中で自律神経の乱れが起こる可能性として高いのが
夏場などは特にクーラーの効いた場所にいることも多いと思います。室内は20℃なのに外に出ると35℃の気温だったとすると、その温度差は15℃にも及びます。
20℃の寒いところでは体温を上げる作業をしていたのに、急に気温35℃の暑いところに出たものだから、いきなり体温を下げる作業をしないといけなくなるのです。
そうやってがんばって体温を調整しようとしているのですが、これが何度も何度も続いてしまうと自律神経がもうワケがわからなくなって、壊れてしまうかもしれません。
これが低体温の原因に繋がる可能性も考えられます。
ストレス
ストレスも自律神経の乱れに関係することが言われています。
ストレスによって受けたダメージを副腎から分泌されるホルモン(コルチゾール)によって軽減させてきたのに、ストレスの慢性化や蓄積で狂いが生じる可能性が考えられています。
でも、生活の中でストレスを感じない人なんていませんよね。
だからストレスを溜めないようにすることが大切だと思います。
姿勢の悪さ
姿勢の悪さが体温の低い原因になるのか?
と感じる方もおられると思いますが、
姿勢が悪くなることで血流が悪くなってしまう。
こんな可能性もあります。
また、姿勢の悪さが、慢性的な筋肉の緊張を招く可能性もあります。
血流に異常が出てくると血の巡りが悪くなるということなので、十分に必要なところに血液が回りにくくなったりすることがあります。
肩こりや腰痛に繋がる要因の一つに姿勢の悪さが考えられますが、体温が低い原因ともなりうるのが怖いところですね。
タバコ
タバコは血行、血流の流れを悪くする可能性があるため、それによって体温が低い原因にもなりえます。
甲状腺機能低下症
甲状腺ホルモンが異常をきたし、きちんと分泌されないのが甲状腺機能低下症と言われる病気です。
先ほどのストレスも甲状腺ホルモンとのつながりがあるのですが、全身のエネルギーがうまく使えなくなってしまい、体温の低下を招く症状が現れたりする病気です。
他にも全身の倦怠感や体重増加、乾燥や便秘などいろんな症状が出る場合があるので、すぐに医師に診てもらう必要があります。
体温の測り方が間違っている
これは根本的な問題ですが、体温の測り方を間違ってしまいうまく測れていない場合ということも考えられます。
こういった体温の測り方の動画を見るとわかりやすいと思います。
https://youtu.be/JPm9P59D4eM&rel=0&showsearch=0
体温の測り方のポイントは、
- 脇の下の汗をきちんと拭く。
- 脇のくぼみの中央に体温計の先を入れる。
- 斜め30~40℃の角度で差し込む。
- 脇をしっかりと締め、肘を脇腹に当てる。
- きっちりとアラームが鳴るまで測る。
一度、自分がきちんと測れているのか確認してくださいね。
体温が低いと頭痛が起こるものなの?
体温が低いと頭痛の症状が出やすくなるといった方もいますが、低体温が頭痛の原因になることはあるのでしょうか?
結論から言うと、
ということが考えられています。
では、どういった流れで頭痛に繋がるのでしょうか?
体温が低くなる原因には上でピックアップしましたが、
こんな可能性も考えられます。
この血行不良で起こりえる症状は、肩こりや腰痛などに代表されるような症状につながっていることもご存知だとは思いますが、これがさらに頭痛の原因へとつながっていることが言われていますね。
また、血行不良はきちんと脳に血液が回っていないことで貧血になって、それから頭痛が起こるといった流れも考えられています。
このように、体温が低いと頭痛の症状が出やすくなるということがあるのですね。
風邪だと思ったら体温が低い
このような頭痛の症状や次に見ていく吐き気など、まるで風邪のような症状が出ているのに、体温を計ったら熱がない。
むしろ体温が低いなんてことがあるかもしれません。
それは風邪ではなくて低い体温が原因となって体がだるい、頭痛がするなどの症状があらわれているのかもしれません。
体温が低い状態だと、常に寒気を感じるような不調が現れる可能性もあります。
頭痛やだるさ、肩や腰など各部の痛み、下痢や便秘、貧血など、その人によってさまざまな不調が現れるようなので、体温を測ってみて34~35度くらいしかないようならちょっと心配です。
自分で改善できることもありますが、他の病気の可能性もあるので体の不調も伴うなら一度病院受診をおススメします。
体温が低いと吐き気が起こるものなの?
上でもお話したように、頭痛の原因ともなりうる低体温は
についても、同じようなことが言えるのでしょうか?
じつは、低体温で頭痛の症状は引き起こされやすいようですが、吐き気をもよおす症状も考えられています。
体温が低くなるので、身体の内蔵部分などにも影響が及ぶと考えられ、うまく臓器の働きができなくなることから吐き気に繋がることもあると言われていますね。
また、 このように、体温が低いと頭痛や吐き気を起こす可能性がありますが、それだけではなく、腹痛や下痢、めまいなど様々な症状を起こす原因にもなりかねません。
もし、慢性的な頭痛や吐き気があるのなら一度体温を確認し、その上で体温を上げる方法を試してみたり、医師に相談するなどがいいのではないかと思います。
あとがき
体温が低い原因や、それに伴う症状などを見てきましたが、いろいろな弊害が現れることがわかったのではないでしょうか。
具体的に、体温が35度や34度台となっている場合、どんな症状やリスクが現れるのか、こちらで詳しくまとめています。
>>体温の正常値ってどのくらい?35度や34度の時のリスクとは?
また、
- 体温が1℃下がるだけで、体の免疫能力は37%も落ちると言われています。
- 体温が1℃上がるだけで、体の免疫能力は5~6倍になると言われています。
風邪を引いた時になぜ人間の体温が上がるかというと、
体温が1℃上がるだけで免疫能力が数倍上がるので、身体は発熱するのですね。
だから、体温が低くなると「癌(ガン)」にもかかりやすくなると言われています。
私達はどうしても、何かハッキリとした症状が現れないと医師に診断してもらったりすることはしにくいですが、おかしいと感じたら早めに対処することで治ることもあると思います。
ということで色々な原因を自分なりに探ってみて、改善できるように色々考えてみてくださいね。
特に冬場は暖房をつけたり加湿したりする必要がありますよね。
でも、どの暖房器具や加湿器がいいのか?冷え対策はどうしたらいいのかわからないことも多いと思います。
そんな「冬場のお悩み」について書いた記事をこちらでまとめています。
たくさん参考になることがあると思うので、ぜひご覧になってください!
本当に色んな原因が考えられるんですね。
じゃあ、体温を上げるにはどうしたらいいの・・・?
このような体温に関することは、普段の生活習慣が大きくかかわっていると考えられています。
体温が低くなると寒く感じるし、体の調子に違和感を感じることがないでしょうか。
- 体温の平均が36℃にもいかない。
- 朝がシャキッとしない。
- 足や手の指先が冷たい。
でも、そんなすぐに生活リズムを変えられないし、なかなか時間もない。
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といった楽な方法があります。
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