花粉症の症状では鼻詰まりやクシャミ、目のかゆみといった症状がよくでますが、この他にも喉の痛みや咳、頭痛などの症状が現れる人もいますね。
でも、
花粉症で頭痛だけの症状が現れる場合はあるのか?
この場合には、花粉症が原因である可能性の他に、違った病気の可能性も考えられることがわかってきました。
また、花粉症の症状によって現れる頭痛や、それに伴った吐き気やめまいなどにはどういった対策を取っていけば良いのか?
この点についても触れてまとめてみました。
花粉症で頭痛だけの症状の場合はあるの?
花粉症にかかると目の痒みは鼻水、クシャミといった症状が続き非常に苦しいのですが、これ以外にも喉の痛みや咳、頭痛といった症状が現れる方もいます。
ただ、
花粉症の症状で頭痛だけが出る。
こんなケースはあるのでしょうか?
一般的に花粉症で頭痛が発生する流れには、
- 花粉症による鼻水や鼻詰まり
- クシャミの連発
- 喉の痛みや咳
こういった症状によって、呼吸が苦しくなりますよね。
呼吸が苦しいので、当然必要な酸素を取り込むのに時間やエネルギーがかかったり、必要な酸素が得られないといった事態が起こると考えられます。
そうなると、酸素が脳に足りないので頭痛が起こったり、吐き気がしたりめまいを感じたりするといったケースが考えられます。
私も花粉症に毎年のようにかかりますが、鼻詰まりがひどいと両穴が塞がって鼻呼吸が出来なくなったりして苦しい思いをします。
そうなるとやっぱり頭痛がしたりめまいがしたりします。
ただ、あまり症状がひどくなければ頭痛は起こったりしませんし、めまいや吐き気も感じることはほとんど無かったと思います。
でも、この「頭痛だけが症状として現れる花粉症」というのがあるのかは、このケースの説明では合致しない点も多いですよね。
そこで、花粉症で頭痛が起こるケースには
こんな可能性も考えられることがわかってきました。
鼻の内部には「鼻腔」や「副鼻腔」と呼ばれる部分があります。
花粉によるアレルギー反応で鼻腔と副鼻腔をつないでいる「自然孔」という排泄する通路が、粘膜腫脹によって狭くなって副鼻腔に鼻水がたまるケースがあります。
そうすると、そこで細菌が増えたりしてしまって
慢性副鼻腔炎(蓄膿症)になるケース
があるという事が分かってきました。
そして、
こんなこともよくあると考えられています。
だから、花粉症の時期が終わっても何か頭痛や鼻詰まりが続くようなら、慢性副鼻腔炎の兆候が現れているのかもしれません。
こうなってくるともちろん治療も必要だと考えられるので、おかしいと感じたら病院にいって診察してもらうことをオススメします。
花粉症の症状でクシャミや鼻水、鼻づまりで苦しい方はこちらの記事が対策の参考になると思います。
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花粉症による頭痛はこのような事が考えられるので、
こういったことが言えると思います。
ですので、花粉症による頭痛を解消しようとするのなら、
まずは鼻の症状を抑えることが必要になる。
この点にも繋がると思います。
花粉症による頭痛で伴う吐き気の対処法は?
花粉症で頭痛が起こることは考えられますが、それにともなって吐き気やめまいも感じるケースが有ります。
花粉症による頭痛は上でもお話したように、
- 酸素不足による一種の酸欠状態
- 慢性副鼻腔炎(蓄膿症)を併発するケース
といったことが考えられるので、この状態を解消してあげることが頭痛の緩和につながり、結果として吐き気やめまいも治まっていくものだと思います。
では、具体的にはどういったことをすれば良いのかということですが、その方法にはいくつか考えられるので、次にピックアップしてみました。
- 加湿をする。
- 鼻を温める。
- 鼻腔拡張テープを使う。
- 鼻スプレーをして鼻の通りを良くする。
- 花粉症の薬を飲む。
こういった方法が考えられますが、すべて、
鼻の通りを良くする。
と言った意味を持ちます。
それぞれについて、簡単にですが説明していきますね。
加湿をする。
加湿をすることによって、空気中に浮遊する花粉自体を落とすことや、加湿をすることで乾燥を防ぎ、鼻や喉の粘膜の働きを正常な状態にすることが目的ですね。
鼻を温める。
医学的根拠はないようですが、鼻を温めることで血管を拡張し鼻詰まり解消に役立てれるとのことです。
40℃ほどのお湯にタオルを浸けて、鼻の穴を閉じないようにそれをあてて5分ほど温めれば良いようですね。
そして最後にきちんと鼻をかめば鼻の通りが良くなるとのことで、私はまだ試したことがないので、ぜひ一度やってみたい方法です。
鼻腔拡張テープを使う。
スポーツ選手でもされている方が多いと思いますが、鼻腔拡張テープで鼻詰まりの解消をしようというものです。
ネットでもよく販売されていますね。
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家で使う分には問題無いけど、外出先ではちょっと・・・。
と感じる方も多いと思います。
マスクで隠せないことも無いですがそのあたりは微妙です。
寝る時なんかにはいいですね。
鼻スプレーをして鼻の通りを良くする。
鼻スプレーのような点鼻薬を使って緩和させようと言う目的ですが、私の場合にはあまり効果は感じませんでした。
使った時は良いのですが、すぐに鼻詰まりが起こってしまうのですね。
それで何度も使ってしまうのですが、実はこれも調べてみるとあまり使い過ぎは逆効果になるようです。
この点鼻薬の使いすぎによって
という症状があるようで、市販の点鼻薬の使いすぎで起こる副作用です。
用法、用量というのが商品に記載されていますが、
- 1日6回を限度
- 3時間以上空ける
などの注意書きがありますが、私の場合きちんとしていなかったと思います。
これによって逆に鼻詰まりが起こりやすくなることもあるので、使いすぎには注意が必要なんですね。
花粉症の薬を飲む。
アレグラとかアレジオン10といった市販薬が販売されていますが、こういった薬を飲んで花粉症の症状自体を和らげようとする考えです。
ただ、副作用で眠気が襲ってくるといった心配もあるので注意は必要ですね。
このように、花粉症で頭痛がするといった場合には、
このように思います。
ただ、こういった方法を行って鼻詰まりが解消されたのに頭痛が治まらない場合は慢性副鼻腔炎(蓄膿症)を併発しているケースも考えられるので、一度病院に行って診察してもらうことも選択肢に入れておいてくださいね。
このような花粉症対策グッズをはじめ、食べ物や飲み物なども含めた対策方法について別の記事でまとめています。
実際に私も試したりして体験したことについても書いているので、きっと役に立つところもあると思います。
ぜひ、こちらもご覧になってください。
花粉症対策グッズや食べ物
花粉症による頭痛対策はどうすればいいの?
上でもお話したように、花粉症による頭痛対策は、
といったことを主に考えて、対策していけばいいと考えられます。
また、普段の花粉症対策の中で
- やっておきたいこと
- 注意したいこと
というのもありますので、それも含めた花粉症による頭痛対策を見ていきたいと思います。
では、具体的にどういった対策をすれば良いのかをピックアップしてみました。
- 加湿をする。
- 鼻を温める。
- 鼻腔拡張テープを使う。
- 鼻スプレーをして通りを良くする。
- 花粉症の薬を飲む。
- マスクをする。
- 部屋を閉め切る。
- 掃除をこまめにする。
- 空気清浄機をつける。
- 鼻をかむ。
このような対策ができると思います。
途中までは上でも触れたことと重なりますが、それ以外の対策について見てきましょう。
マスクをする。
花粉症の症状を抑えるのに有効な手段に、
体の中に花粉を取り込まない。
ということがいえます。
つまり、直接の原因である花粉をシャットアウトするのが一番効果的で早いと思います。
これから触れる対策についてもこの考えの方法が多いですが、私の経験的にも意識しているだけでだいぶ変わってくると実感しているので、おすすめの対策だと思います。
その最たるものが、
ということですね。
部屋を閉め切る。
これも、そもそもの原因である花粉を部屋の中に入れないことを目的にしています。
換気の機会が少なくちょっと不健康な感じがするので、窓を開けっ放しにするのではなく、時間(花粉の飛びにくい早朝や夜、雨の日など)を決めて換気するのが良いと思います。
掃除をこまめにする。
いろいろな対策をしていても、どうしても花粉は部屋に入ってきます。
すると空気中はもちろんですが、床や机などいたるところに花粉が存在するので、こまめに掃除をして取り除くことも必要だと思います。
一番いい掃除の方法は掃除機を使うよりも、濡れ雑巾を使って床や家具を拭くことです。
空気清浄機をつける。
先ほどの掃除の助けにもなるのが空気清浄機です。
空気中の花粉をうまく吸い取ってくれれば、それだけで対策として効果が高いと思います。
鼻をかむ。
花粉症の症状で鼻水が出ますが、あまりに何度も頻発して鼻をかんでいると鼻が痛くなってきますよね。
そんな時に鼻をすすったりすることも非常に多いと思います。
でも、この
によって、上でも触れた慢性副鼻腔炎になりやすい状態を作ってしまうんですね。
鼻を勢い良くすすることで、副鼻腔にまで鼻水が達してそこに溜まってしまうことがあり、それが続いてしまうと慢性副鼻腔炎につながるケースもあるので、出来るだけ鼻はかむほうが良いのですね。
あとがき
このように花粉症の症状で現れる頭痛は、鼻詰まりなどの症状から引き起こされている可能性が高いということが考えられます。
もし、頭痛で悩んでいるのなら頭痛薬などを飲むのではなく、まずはこの鼻づまり対策をしたほうが近道だと思います。
鼻詰まりもないし、呼吸も正常なのに頭痛が残る場合は、慢性副鼻腔炎なども考えられるので医師に相談してくださいね。
また、鼻をすする行為は私もよくやっていて、この記事についていろいろとリサーチしている時に気付かされました。
今年から鼻詰まり対策についてはちょっと意識が変わったので、また色々な気付きもあると思います。
私の体験の中でまた気づいたことがあれば、どんどんと追記していきたいと思うので、このサイトの他の花粉症の記事も含めて、よかったらあなたの症状緩和のために役立ててくださいね。
花粉症対策について、目のかゆみやクシャミなど、つらい症状がたくさん出る
『箇所別での対策』
の記事を詳しくまとめています。
是非こちらもご覧になって、花粉症対策の参考にしてください。
目がかゆい頭痛や熱、せき