花粉症の症状では鼻水やクシャミ、目の痒みなどが主な症状ではありますが、
花粉症で熱が出る、寒気を感じる。
こんな症状はあるのでしょうか?
また、花粉症で熱が出る、寒気を感じる場合の治し方についてはどうなのか?
今回は、花粉症による熱っぽい、微熱などの発熱の症状についてまとめてみました。
花粉症でも熱が出るの?
花粉症では主に、鼻や目の症状が現れるのはご存知だと思います。
3~5月くらいは花粉症のシーズンなので、この時期に発熱があると花粉症なのか
風邪なのか区別がつかないといった方も多いようですね。
では、
花粉症で熱が出るといったことはあるのでしょうか?
これは結論から言うと、
ということが言えますし、実際に発熱のある方もおられますね。
では、なぜ花粉症で発熱があるのでしょうか?
花粉症の症状で熱が出る場合には、いくつかの可能性が考えられます。
- 鼻詰まりで呼吸がしづらくなることで、脳の酸欠状態が起きるため。
- 花粉に対しての過剰な免疫反応
- 花粉症による体力の消耗、免疫力の低下
といったことが考えられています。
そして、厚生労働科学研究費補助金免疫アレルギー疾患等予防・治療研究事業の研究代表者である日本医科大学の大久保公裕氏の報告によると、
花粉症と風邪との発熱の違いでは、
- 37.6℃以上だと風邪
- 37.5℃以下だと花粉症
といった可能性が高いといった見方があります。
もし、あなたに発熱があって38℃付近だとすると、風邪などの可能性を考えたほうが適切といった判断になると考えられます。
花粉症の場合なら、微熱や熱っぽいといった程度の場合が多いようですね。
といっても、発熱だけでは判断しにくい部分はあるので、
- 鼻水の状態がサラサラ
- クシャミの頻度
- 目の痒み
などがあるなら、花粉症だと考えるのが普通だと思いますね。
これらの花粉症の特徴的な症状について、具体的にどんな感じなのかイメージしておきたい人は、こちらもぜひ参考に読んでみて下さい。
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花粉症でも熱に伴う寒気も感じるの?
花粉症でも熱が出ることがあるといったことがわかりましたが、それに伴って、
寒気なども感じたりするのでしょうか?
この件についてですが興味深い考えがあって、実は体が、
このように考えられているようです。
そもそもの風邪の原因って?
風邪などでは熱が出ると寒気を感じることもありますが、そもそも風邪の主な原因はウイルス性のものが多く、そのウイルスに対抗するため体が体温を上げ免疫能力を高める反応が発熱として現れています。
その際に体は体温を外に逃がさないようにするために、熱を体の内側に保とうとします。
そうすると、血管を収縮して体表面の血流を低下させることで体表面まで熱が行き渡りにくくするようになるため、寒気が起きるといった流れで発生します。
では、花粉症の時には寒気を感じるのでしょうか?
これに関しては、実際に花粉症の症状が現れている方の中に、発熱とともにこの寒気の症状を感じている方もおられるようですね。
風邪でもないのに寒気を感じる理由として考えられているのは、体が
ウイルス≒花粉
といったように、ウイルスと花粉を同じような扱い(体が勘違い)にしてしまうため発熱が起きたり、それにともなって寒気を感じたりするのではないかと考えられています。
花粉はウイルスではありませんが、花粉症の症状は体が反応した時に、
と言った情報が送られて反応を起こしているので、ウイルスが侵入した時と同じような反応を見せているのだということですね。
花粉症の場合の熱の治し方は?
ここまで見ていただいたように、花粉症の場合には熱が出る、寒気を感じるといった可能性がありますが、
- 発熱の治し方はどのような方法になるのか?
- 風邪の治し方と同じようなことになるのか?
こんな部分も気になるところだと思います。
風邪の場合には、しっかり休養をとって体の免疫能力を高めて治すといったことが一般的ですね。
花粉症の場合も、やはりしっかり休養を取ることは必要になります。
だから、風邪も花粉症もしっかり休んで、体の免疫能力できちんと治すといったことが必要だと考えられていますね。
具体的にどうすればいいのか?
ということですが、風邪の治し方として別の記事で大きく取り上げています。
ぜひ、こちらの記事を参考にしてください。
ただ、風邪の症状の治し方と違う点もいくつかあります。
根本的な原因は花粉なので
という事が必要になってきます。
例えば、
- マスクをする。
- 掃除をこまめにする。
- 空気清浄機をつける。
こういった基本的なことですね。
どちらかと言うと、花粉症の場合にはその症状を治すという考えよりも、
いかに花粉が体内に入らない、付着しないようにするか。
こういった予防面を重要視するのが、必要な考えだと思います。
あとがき
花粉症でも、微熱や熱っぽいなどの熱が出るケースがあることがわかりました。
その原因やそれに伴う寒気の原因も、実際には科学的に証明されていないそうで、あくまで可能性の話になります。
とはいえ、今回のお話のように熱の症状について分かることはあるので、風邪と花粉症のケースで対処も多少変わってくる部分も理解がしやすいのではないかと思います。
どちらにせよ、熱があるとボーッとしてしまったり集中できなかったりして、色々と煩わしいことが多いので、早めに対処して早く治したいものですね。
その花粉症の予防で「できる事、やっておきたいこと」についてこちらでまとめているので、あなたの花粉症対策に役立てて下さい。
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