これから寝ようとするときに限って、耳元で羽音をうるさくする蚊!
一度起こされたら、その蚊を撃退するまで寝れなくなりますよね。
うまく仕留めれたら安心して眠れますが、そこで逃がしてしまうなんてこともザラにあります。
また、やっつけたと思ったら第二波が襲ってきたり…。
そんな蚊にうんざりしている人も多いと思いますが、どうして蚊は寝てる時に耳元にやってきてうるさいんでしょうか?
実は、そんな蚊の行動にはしっかりとした理由があって、耳元によって来るのも必然性があったんです。
そこで今回は、
蚊の羽音はなぜ耳元でうるさいのか。
また蚊がうるさくて寝れないときの対処法や、蚊の見つけ方についてまとめました。
いつも寝るとき蚊に悩まされている人の参考になると思うので、ぜひ最後までご覧ください。
蚊の羽音はなぜ耳元でうるさいのか?
夏が近づいてくると悩まされるのが蚊の存在ですよね。
そんな蚊は
電気を消して、さあ寝よう!と思った時に耳元で羽音をうるさくします。
そうなるとやっつけるまで寝れなくなってしまいますが、結局どこに行ったか分からなくなったりすることも多いですよね。
いったいどうして蚊は耳元で羽音をうるさくすることが多いのか?
その原因には、蚊が私たちに寄ってきて血を吸う性質にあります。
蚊が暗闇でも私たちに寄ってきて血を吸うのは、人間の体から出る二酸化炭素や汗、温度の変化などを感知して寄ってきます。
そして私たちは寝る時も呼吸をしているので、口の周辺は二酸化炭素の量が多くなるわけです。
蚊はそれを探知するので顔周辺にも近寄ってきやすくなり、耳元で羽音がうるさいと感じるわけですね。
蚊の羽音の周波数がうるさいと感じる
蚊が空中を飛び続けていられるのは、1秒間に800回以上も羽を動かして飛んでいるからなんですね。
それだけ羽を動かしているので、羽音も出てしまいます。
そして蚊の羽音は、たくさんいる虫たちの中でも特に周波数の高い音なんです。
例えば
- トンボ:20〜30Hz
- ハエ:約200Hz
- ミツバチ:約250Hz
飛んでるときの羽音がこのくらいのようなんですね。
トンボの羽音とかそんなに大きく聞こえないですもんね。
人間が耳で聞きとることができる周波数の範囲は20~20000Hzです。
そして蚊の羽音の周波数は350~600Hzの範囲なので人間にも聞こえる音なんですね。
蚊の羽音の周波数は、さきほどの虫たちと比べても高いです。
そしてどうやらこの蚊の羽音が耳元でうるさいと感じる理由の一つに、
と呼ばれる振動の音に人は敏感に反応してしまう性質があるため、耳元で蚊が飛ぶとうるさいと感じるようなんです。
*耳の可聴範囲、帯域ごとの聴覚感度の影響で倍音の聴こえ方が変わってきますので、個人差はあります。
さらに、この「蚊」という感じの語源ですが、これは蚊が耳元で「ブーン」とうるさくすることから
と書くようになったとも言われています。
蚊がうるさいのは今も昔も変わらないようですね。
蚊が耳元で羽音がうるさいのは就寝時の状態
この蚊が耳元でうるさいのは、だいたい寝る時が多いと思います。
蚊が耳元で羽音をうるさくするのは、先ほどのように呼吸を察知して口元、顔周辺に寄ってくるためうるさいと感じるわけです。
また、寝ているときに真っ裸の状態だといろいろと蚊も刺すところがあるので耳元には集中しないと思います。
でも、だいたいはパジャマを着たり布団をかぶったりしていますよね。
となると、肌の露出している部分が限られてくるのです。
そうなると二酸化炭素を感知しやすい口元に集まるのはもちろん、顔周辺は露出も高いですよね。
だから蚊もそこを狙って寄ってくるので、どうしても耳元で羽音がうるさいと感じてしまう原因の一つにもなります。
蚊の羽音がうるさくて寝れない時の対処法
蚊の羽音がうるさいので寝れないときがありますよね。
そうなると蚊取り線香やリキッドタイプの蚊取り器などのグッズに頼るのが一番ですが、できれば寝る前にある程度の蚊は撃退しておきたいです。
寝る時になってからでは後手後手に回ってしまうので、身を守るためにも寝る前にしっかり対策しておきましょう。
ただ、しっかりと蚊取り器などで蚊の対策をしているのに、それでも夜中に蚊が襲ってきたりして眠れなくなる時があります。
そんな蚊の羽音に悩まされないようにするとっておきのグッズが、
今では蚊の対策と言えば蚊取り線香が主流ですが、大昔はこの蚊帳が大活躍していました。
そんな蚊帳は今ではあまり見られなくなりましたが、やはり物理的に蚊をシャットアウトできるので本当に心強いアイテムになります。
その蚊帳とはこういう物です。
このように、すっぽりと体を覆うような風通しのいいテントといった感じですね。
蚊帳の材質などはその商品によって変わると思いますが、細かな目の洗濯ネットをテントにしたようなイメージだと想像しやすいでしょうか。
蚊帳の意味はこうやって物理的に覆ってしまうことで、蚊を体に寄せ付けないようにするアイテムが蚊帳です。
そんな蚊帳は、特に赤ちゃんのいる家庭にはかなり有効に活用ができて、蚊取り線香をあまり焚きたくない家庭にはとても重宝されるんです。
また、蚊だけでなく、
クモやゴキブリ、ムカデやネズミ
田舎だとこういった虫などもたくさん出ますが、そんな害虫から大切な赤ちゃんを蚊帳で守ることができるんですね。
でも、蚊帳ってどんなものがあるのかよくわからないですよね。
そこで、その蚊帳の中でも人気のものや赤ちゃん用のものなどを、別の記事でまとめました。
関連ページ>>蚊帳の一人用や赤ちゃん用、ベッド用で通販で人気のものは?
今はあまり使われていない蚊帳も、実は目に見えて蚊を防ぐことができるとても頼もしいアイテムなので、この機会に一度手にしてはどうでしょうか。
蚊の羽音で眠れないようにならないために
蚊の羽音で眠れないなんて本当に嫌なので、起きているときからできる限り対策をしておきましょう。
そんな蚊の撃退方法についてですが、やはり
これが一番手っ取り早くて効果もそこそこ期待できます。
でも、この蚊取り線香などのグッズを使った撃退方法の他にもいろいろありますよね。
蚊をやっつけない方法(寄せ付けない方法)も含めると、
- 玄関や窓から侵入しないように対策する
- 庭先や家周辺で蚊が発生しないように発生源をなくす。
- 衣服などでガードをする。
- 蚊が探知する成分の発生を抑える
- 蚊が嫌がる周波数を出す(アプリ)
- 蚊取り線香、蚊取り器などのグッズを使う
こんなふうに本当にたくさんの撃退方法があります。
先ほどの蚊帳の事も含め、蚊に刺されないための撃退方法については別のページでまとめました。
関連ページ>>蚊に刺されないための撃退方法は?アプリやスプレーグッズは?
蚊はやっつけるだけでは間に合わないこともあるので、
いかに部屋に侵入させないか!
ということも大事になってきます。
夜に安眠できるようにいろいろと対策の参考に読んでみてください。
蚊の羽音をとにかく何とかしたい人は
足元は蚊に刺されても、最悪まだ我慢できる。
でも耳元で羽音をうるさくして眠りを妨げられるのはキツイ…。
という人のための簡単な蚊の対策に、
といった方法があります。
扇風機をつけて、顔の当たりに風を当て続けていればいいわけですね。
というのも、蚊の飛行能力というのはあまり強くはなく、風が強いとその流れに逆らえません。
だから蚊はマンションの4~5階ぐらいまで登るのが限界だとも考えられています(条件によります)
なので、顔に扇風機の風を送り続けることで、蚊を風で近づけないようにするといった作戦ですね。
ただ、デメリットがあり
そうなると体調を崩してしまう可能性も高いので、やはり一晩中とはいかずタイマーをセットしておきたいところです。
寝始めるときは蚊に邪魔されたくない人には、有効な手段だと思います。
蚊の見つけ方はあるの?
さて、もしも夜に蚊の羽音に起こされてしまったら、その後は蚊を見つけてやっつけるまで寝れない時間が数分続きますよね。
運よく見つけてすぐに撃退できればいいですが、なかなかいつもそんなにすぐ見つけられるわけでもありません。
じゃあその蚊の上手な見つけ方というのはないのか?
一応、寝るときに襲われてしまった保険のためにも知っておきたいところだと思います。
そんな
で、実際に私がやってうまくいってる方法を紹介しますね。
まず、寝ているときに蚊が耳元でうるさい場合、その蚊を手で追い払うのではなくてすぐ明かりをつけましょう。
一番いいのはリモコンで電気をつけれると、身動きせずに周りを明るくできます。
そしてそのまま周りの様子をうかがうんですね。
するとだいたい近くに蚊が潜んでいることが多いです。
寝るときに蚊の羽音がうるさいと、反射的にその蚊を手で追い払ったりしてしまいますが、逆にあまり動かず電気をつけて蚊を確認するわけですね。
あとは煮るなり焼くなり好きにしましょう。
その蚊をやっつけるためには、手で叩こうとすると逃がしてしまうことが多いです。
一度逃がしてしまったら、その後は何処に行ったかまたわからなくなってしまうので厄介ですよね。
そこで便利なのは、蚊がいなくなるスプレー
大日本除虫菊金鳥蚊がいなくなるスプレー 200日 45ML 【医薬部外品】 |
この「蚊がいなくなるスプレー」というのは非常に人気があってよく売れています。
これはワンプッシュ型の蚊対策のアイテムで、ワンプッシュすると壁などについた蚊も退治することができます。
これを直接蚊に吹きかけてやると、一瞬で蚊を撃退できるでしょう。
殺虫剤を使うのに抵抗がある人は、こちらのスプレーの方が使いやすいと思います。
たまにこれを耐える蚊がいますが、だいたいはその後薬剤が効いて床に落ちていることが多いです。
ですので、ポイントは
- 蚊の羽音がうるさくてもすぐに手で払いのけないこと
- すぐに電気をつけて周りを確認すること
- 近くにワンプッシュ型のスプレーを置いておくこと
これで蚊の発見率と撃退率も上がるのではないでしょうか。
普段の蚊の見つけ方
先ほどの方法は寝ているときに蚊の羽音で起こされてしまった時の見つけ方ですが、次は普段蚊が部屋のどこに潜んでいるのかを見つける方法です。
普段蚊が部屋のどこら辺に潜んでいるかは、蚊の習性を利用しましょう。
蚊が探知して行動するのは、
- 二酸化炭素
- 汗
- 体温
といった部分に反応します。
また薄暗い場所にいたり、黒い色の物にとまる習性があります。
ですので部屋の中で蚊が潜みやすい場所は、
- テレビの裏
- 配線が多いところ
- 押し入れ、クローゼットの中
- カーテンの裏
- 本棚の中
こういった薄暗いところや、テレビや配線などの温度が高くなりやすいところに多く潜んでいますね。
テレビや配線は黒色の物が多いので、蚊が目指しやすい場所にもなっているため潜んでいる率も高いです。
蚊に刺されやすい人の特徴
自分は蚊に刺されやすいと感じている人も多いと思いますが、蚊に刺されやすい人の特徴というものがあるんですね。
蚊に刺されやすい人というのは、
- 二酸化炭素の排出量が多い人
- 体温の高い人
- 足の常在菌が多種にわたる人
というのが刺されやすいです。
具体的に言うと、
- 汗かきの人
- 肥満体質の人
- お酒を飲んだ後
- お風呂嫌いな人
- 色黒の人
こういった人たちの方が蚊に刺されやすくなります。
例えば、お酒を飲んだ後はアルコールの分解を体が行う時に、同時に二酸化炭素も発生します。
すると呼気の中に二酸化炭素の量が増えるため、蚊に探知されやすくなり刺される率も上がってしまうというわけなんですね。
もし自分が蚊に刺されやすいと感じたら、何か原因を作っている可能性があります。
非常に興味深いことや、「足の常在菌」が蚊に刺されやすいこととの関係についてもまとめてあるので、ぜひ一度ご覧になってください。
あとがき
蚊の羽音はなぜ耳元でうるさいのか。
また蚊がうるさくて寝れないときの対処法や、蚊の見つけ方についてまとめましたがいかがでしたか。
寝ているときに耳元でうるさくされると本当に嫌ですよね。
でも、その後しっかりと蚊を見つけて撃退できれば安心して寝れるというものです。
一度見逃してしまうとまた同じことの繰り返しになるので、しっかりと最初に仕留めておきたいですね。
ただ、いろいろと見つける方法や対策を練っていても、どうしても蚊に刺されるということはあります。
完全にゼロにするというのは難しいですよね。
そんな蚊に刺されたときって、なぜあんなに痒いんでしょうか?
実は蚊に刺されてかゆみを伴うのは、アレルギー反応だったんですね。
蚊に刺されたら患部を爪で抑えたりしてませんか?
もっと安全で効果的なかゆみを抑える方法があるので、こちらもぜひ一度読んでみてください。