蚊を捕まえる罠:紫外線の光と二酸化炭素のドライアイストラップとは?

2018年2月26日

蚊 捕まえる

屋外で庭の掃除やガーデニングなど活動していると、蚊がたくさんいて困ったりすることはないでしょうか。

そんな蚊を少しでも減らしたいと考えると思いますが、蚊を減らすには

  • 蚊を退治する
  • 蚊の発生源を抑える

主にこのどちらかだと思います。

今回は「蚊を退治するアプローチ」

085145   蚊を捕まえるための罠

という部分に注目し触れていこうと思いますが、

 

蚊を捕まえる罠ってどうすればいいの?

 

と、ちょっと考えてしまいますよね。

そこで今回は、

蚊を捕まえる罠にはどんな方法があるのか。

紫外線の光を使ったライトトラップ。

そして二酸化炭素を利用したドライアイストラップペットボトルトラップについて紹介していこうと思います。

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蚊を捕まえる罠はどんな方法があるの?

家の中に蚊がたくさん入ってきて困る家もありますよね。

蚊は基本的には水場に卵を産み、そこでボウフラが湧いて成虫になると飛び立ちます。

ちょっとした水たまりでもボウフラが湧いたりするので、蚊が大量発生しているような場所がないか探すことも大切です。

そんな蚊がたくさん出るところでは、外に出てもたくさんいて何かと悩まされることが多いので、その蚊の数を減らしたいですよね。

そこでいくつか活用されているのが、

085145   蚊を捕まえる罠

というのを作ったりして用意することで、蚊の被害を抑えようといった方法もあります。

そんな蚊を捕まえる罠には

  • 紫外線トラップ
  • ドライアイストラップ
  • ペットボトルトラップ

 

というのが有名です。

では、それぞれどういった罠なのか見ていきましょう。

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蚊を捕まえる罠:紫外線のライトトラップとは?

例えば、紫外線トラップですがグッズでも「電撃殺虫器」というのが販売されていますよね。

虫は360nmの紫外線に近寄る習性があるため、それに引き寄せられた蚊に電気ショックを浴びせた退治するといった罠です。

 

これを利用した「蚊取り空気清浄機」という画期的な商品がシャープから販売されましたよね。

これは空気清浄機の背面に「蚊取りパネル」や「UVライト」を搭載して、蚊を引き寄せようといった商品です。

ただし、あまり蚊取り効果については良いレビューは少なく、

  • 「蚊が取れない」
  • 「効果がない」
  • 「気休め程度」

こんな意見が多く見られます。

 

じゃあ、いったいどうして蚊が取れないのか?

紫外線に虫が寄ってくるんじゃないの?

 

と思ってしまいますが、実は他の虫と蚊とでは紫外線の見え方に多少違いがあるようなんですね。

 

蚊を捕まえる罠で紫外線の効果が薄いわけ

電撃殺虫器のようなライトトラップに昆虫が寄ってくるのは、

正の走光性

と呼ばれる、

昆虫が光に向かって集まる性質を利用したもの

 

だと言われています。

夜間の光に虫がよく集まってくるのは、多くの昆虫が「正の走光性」を持っているからなんですね。

ただ正確にいうと虫は光に集まってるわけではなく、光を目印にして活動していることから生まれる行動のようです。

 

じゃあ、どうして太陽や月に向かって飛ばないの?

 

となりますが、太陽や月は地球からの距離が離れているため、地表に届く光はほとんど平行です。

だから虫は光の来る方向を感じ、その方向を一定に保てば同じ方向に飛び続けることができるという考えのようですね。

でも、夜間の外套のような光は放射状に放たれているので、虫が移動すると光が来る方向も変わってきます。

 

虫は光の方向を一定に保とうとするので、光の周りをぐるぐるまわりながら光源にたどり着いてしまうために虫は光に集まって来るんですね。

 

夜のコンビニとかに虫がバチバチと電撃殺虫器にかかるのをよく目にしますが、あれはこんな理由があったからなんです。

ここまでは多くの虫に対しての習性です。

 

一方、肝心の蚊に対していうと蚊自体の集光性が低いようなので、このライトトラップは効果があまり期待できないようなんです。

 

だから蚊取り空気清浄機であまり蚊が取れなかったというのも、うなずける話ではあります。

ただ、この電撃殺虫器などのライトトラップには「ユスリカ」にはよく効くようです。

ユスリカは蚊柱を作る虫で、これも家の周りにいるとちょっと迷惑な存在なので、ユスリカが気になる人はライトトラップを試してみましょう。

ユスリカの蚊柱についてはこちらで詳しくまとめていますので、興味のある方は読んでみてください。

関連ページ

>>蚊柱の読み方や意味とは?原因や対策と殺虫剤での駆除は?

 

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蚊を捕まえる罠:二酸化炭素のドライアイストラップとは?

蚊を捕まえる罠には、紫外線の光のほかにも二酸化炭素を使ったトラップもあります。

これも蚊の習性を利用したトラップなのですが、蚊は人間の二酸化炭素や温度の変化などを鋭く感知できる能力を持っています。

 

だから夜中暗闇でも私たちに近寄って刺していくわけなんですね。

 

だから光よりも二酸化炭素や体温、汗による湿度などを頼りに近寄ってくるわけです。

それは蚊の頭部の触角にその感覚器官があって、これが二酸化炭素検知器となっているんですね。

私たちは呼吸をすると二酸化炭素を出しますし、汗が出ると温度変化もあります。

また、汗に含まれる乳酸なども感知すると言われてます。

 

先ほどの紫外線もそうですし二酸化炭素についてもですが、蚊の種類によってもいろいろ違うようで、そのメカニズムが完全に解明されたわけではなさそうです。

ただ、とっつきやすい部分を大雑把な感じにまとめた説明ですが、今のところこのような習性があるようですね。

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蚊を捕まえるドライアイストラップの作り方

ドライアイスというと二酸化炭素の塊ですが、これを利用すると二酸化炭素に集まる習性のある蚊かをおびき寄せることができるんじゃないか?

ということで考えられたのが、ドライアイストラップです。

ドライアイスは溶けて気体になると、大量の二酸化炭素を発生させます。

簡単なドライアイストラップの作り方は、特別難しいことはありません。

 

コップやお皿にドライアイスを入れて水を少し注げば、自然と二酸化炭素が発生します。

 

その近くに蚊取り線香を置いておけば大丈夫ですね。

ただまあ部屋の中でさすがにここまでしなくてもいいと思うので、主に屋外でBBQをする時などいいと思います。

物を冷やすためにドライアイスを使ったのなら、紙皿や紙コップにドライアイスを入れてBBQの中心から4角に置いておきます。

屋外でできる蚊取り対策はこちらも参考にどうぞ。

関連ページ

>>蚊対策で庭で草むしりなどする時は?屋外へお出かけやBBQでは?

 

そして蚊取り線香をそれぞれに焚いておけば、それなりに効果を発揮してくれるのではないでしょうか。

さて、ドライアイスの二酸化炭素で蚊を捕まえる罠ですが、この他にも

ペットボトルを使った蚊の蚊を捕まえる罠

というのがあります。

簡単に説明すると、ペットボトルの中に蚊が寄ってくる罠を仕掛けて、そこに捕まえてしまおうといった方法なんですね。

その様子を映した動画があるので、これを見てもらうとわかりやすいと思います。

 

蚊を捕らえる罠:ペットボトルトラップ

【驚く程蚊が捕れる?「蚊取りボトル」を試す!】

準備物

空の2Lペットボトル
水:200ml →(お湯の方がいいらしい)
黒砂糖:50g →(砂糖でもいい)
ドライイースト:1g →(2gぐらいがいい)

 

ということで、このペットボトルでの蚊の捕獲機の理論を説明すると、水の中で砂糖とドライイーストを混ぜることで発酵させます。

それを嫌気発酵というようで、その際に二酸化炭素が発生するんですね。

その二酸化炭素に引き寄せられて蚊が寄ってきて、ペットボトル内に捕まえるというようなトラップです。

 

動画では水ですが、お湯の方が砂糖が溶けやすくいいようですね。

 

ペットボトルの中に砂糖を入れて、熱湯を注ぎ砂糖を完全に溶かし40℃ぐらいまで冷まします。

その後ドライイーストを入れると発酵が始まるので、庭先など蚊の多いところに置いておくといいようです。

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ペットボトルを使った蚊の退治の効果は?

さて、このペットボトルを使った蚊を捕らえる罠ですが、どのくらい効果があるのか気になりますよね。

 

ただ、動画にもあったようにあまり効果のほどが感じられません。

 

他にもいろいろ試されているサイトや動画がありましたが、なかなか成功例を載せているところはありませんでした。

なのに、どうしてペットボトルを使った蚊を捕らえる罠が取り上げられるのかというと、フィリピンでこの方法を使って大成功したからなんですね。

 

日本でも2014年にかなり話題になったデング熱ですが、これがフィリピンで毎年のように問題になっていました。

そんなデング熱の予防に、フィリピン企業のマイニラッド社が、このようなペットボトルトラップを多くの市民に提供したんですね。

そうしてみんながこのペットボトルを設置すると、フィリピンでのデング熱感染例がなんと前年の同じ月より55%も減少し、致死率も38%減少したという結果が出たんです。

そこからこのペットボトルを使った蚊を捕らえる罠が有名になったというわけなんですね。

フィリピンでのペットボトルトラップの様子
https://youtu.be/xQAwOCD32xM

 

じゃあどうしてフィリピンではうまくいってるのに、日本ではあまりうまくいかないのかということですが、気候の問題が大きく言われています。

というのも、このトラップでは発酵させて二酸化炭素を発生させるというのがキモですが、日本では発酵のための温度が足りないのかもしれない。

 

ということが言われていますね。

まだ他にも何か問題があるのかもしれませんが、日本では効果は感じにくいかもしれません。

だから、ちょっとした実験のつもりで試すくらいの気持ちでちょうどいいのかもしれませんね。

 

蚊を捕らえる罠:サーキュレータートラップ

海外で行われていて日本ではここまでする必要はない、というか一般的な家でするにはちょっと違う罠ですが、

サーキュレーターを使ったトラップ

というのもあります。

その映像がこちらです。

 

これは大型サーキュレーターに網を張って磁石で止め、網にかかったかをアルコール消毒して退治するといったトラップです。

サーキュレーターや扇風機というのは、背面から風を吸い込んで前面に風を送り出しています。

だから、その背面によって来た蚊は吸い込まれていくんですね。

 

そこに網を張っていれば蚊を捕まえられるので、そこにアルコールを振って撃退するという仕組みです。

 

また、そのために炭酸水を背面に置いて、二酸化炭素でおびき寄せて吸い込ませています。

ただ、ここまで大型のサーキュレーターでないと吸い込みも弱いし、こんなに大量の蚊なんていませんよね。

私たちの一般家庭でこれはちょっと現実的ではないですが、海外ではこういった方法で蚊を撃退していることもあるようですね。

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蚊を捕らえる罠:人工容器(オビトラップ)

蚊対策水たまり

これは蚊が発生しやすい場所を自ら提供するといったトラップです。

例えば、大きな水槽に水と粉々にしたクッキーや野菜のくずなどを入れて外に放置しておきます。

 

そうするとそこに蚊は産卵しに来るので、そこでその水を熱いアスファルトの上などに流してあげましょう。

 

そうするとボウフラたちは全滅します。

壁面についた卵などもキッチリと洗い流し、これを定期的に繰り返せば少しは蚊の数を減らせるかもしれません。

ただし、周りに水場がある場合はそちらに産卵する可能性もあるので、効果がうまく出ない場合もあります。

 

あとがき

蚊を捕まえる罠にはどんな方法があるのか。

紫外線の光を使ったライトトラップ。

そして二酸化炭素を利用したドライアイストラップとペットボトルトラップについて紹介しましたがいかがでしたか。

蚊を捕まえる罠にはいろいろあるので、もし興味のある方法があれば試してみてください。

 

ただ、家で普通に対策するには、ここまで罠を仕掛けなくてもグッズで何とかなるのではないでしょうか。

そんな家での蚊対策のグッズについて別のページでまとめました。

関連ページ

>>蚊対策で部屋の室内でできるおすすめは?寝るときや赤ちゃんには?

 

蚊取り線香などを中心に取り上げていますが、寝る時に赤ちゃんをどうしても守りたい人などにおススメのグッズなども取り上げてるので、ぜひ参考にしてください。

 

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