蚊に刺されるとかゆみが気になって仕方ないですよね。
患部も腫れてしまうし、夜のうちに顔を刺されて腫れたりしたら外にも出にくくなってしまいます。
そんな蚊のかゆみが辛くてすぐに掻いてしまうこともありますが、掻いてしまうと皮膚を傷つけ余計に悪化させる可能性もあるんです。
だから蚊に刺されても掻くのは我慢して、かゆみを抑える方法を行っていく方がなおりは早いんですね。
じゃあ何をして蚊に刺されたかゆみを抑えていけばいいんでしょうか?
そこで今回は、
蚊に刺された後のかゆみの原因は何なのか。
また蚊のかゆみが続く時間やかゆみを抑える方法。
爪でバツ印をつけたり、熱湯をかける方法に効果はあるのかなどまとめました。
あなたが今までしてた方法があまり良くない可能性もあるので、ぜひ最後まで読んで正しい方法を身に着けていきましょう。
蚊に刺された後のかゆみの原因は何なの?
寝ているときとかに蚊に刺されて、朝方起きたらすごく腫れていたなんてことがよくあります。
その蚊に刺されて腫れた場所は、とてもかゆくなりますよね。
私もそんな蚊に刺された時のかゆみが耐えられなくて、患部に爪を押し当てて痛みでかゆみをやわらげたり冷やしたりしてますね。
この蚊に刺された時のかゆみの原因って、いったい何なのでしょうか。
この蚊のかゆみについて聞いたことがある人もいると思いますが、
また、人間に針の痛みを感じさせないために局所麻酔の作用がある成分を注入している。
ということなんですね。
蚊に刺しても気づかずに、気づいた時にはもう蚊は血を吸い終わっていたなんてことがザラにありますが、麻酔を打たれてたんですね。
そんな蚊の唾液が私たちが感じるかゆみの原因とつながっていきます。
蚊のかゆみの原因:即時型アレルギー
蚊の唾液が体の中に入ってくると、それを体は異物だと感じ取ってヒスタミンと呼ばれる物質を出すようになります。
すると血管が広がり血漿成分が出たりして刺された箇所が腫れだします。
そのヒスタミンがかゆみ神経を刺激するので、蚊に刺されると痒いというように感じるのですね。
これはアレルギー反応で、花粉症の人とかも似たような流れで鼻水やくしゃみ、目のかゆみへとつながっています。
花粉が異物で、それから守るためにヒスタミンが体から出ているわけです。
ですので、これは人間の防衛反応なんですね。
この蚊のかゆみの原因となっている即時型アレルギーは、蚊に刺されてからあまり時間を空けずに感じる反応となっています。
蚊のかゆみの原因:遅延型アレルギー
もう一つ、蚊のかゆみというのは長く続くことがありますよね。
朝刺されたものが、昼でもまだ痒いなんてこともあります。
これは刺された場所に白血球などの「炎症細胞」というものが集まって「炎症物質」と呼ばれるものが放出されます。
その炎症物質が血管を拡張させるため蚊に刺された場所が赤く腫れ、そしてかゆみ神経を刺激するためいつまでもかゆみが続くといった流れが生まれるようなんですね。
蚊のかゆみ時間はいつまで続く?
さて、この蚊のかゆみですがいつまでも刺された箇所のかゆみが続く人もいるでしょうし、ある程度時間が経ったら治まるという人もいます。
この蚊に刺されたかゆみの時間はいつまで続くのか、実は人によって変わってくるようなんですね。
何が原因になっているかというと、
これが関係してくると言われています。
つまり、蚊に刺されれば刺されるほど反応が鈍くなるということがあるのですね。
これは減感作(げんかんさ)とも呼ばれていますが、アレルギーの治療などでも用いられる方法で、よく花粉症の治療なんかでよく耳にします。
「舌下免疫(減感作)療法」
とかいう言葉を聞いた方もいると思いますが、要はアレルギー物質にたくさん触れる機会を作って体を慣れさせるということですね。
ちょっと話がそれましたが、それが蚊に刺されたかゆみの時間とどのように関係してくるのでしょうか?
蚊のかゆみと年齢の関係
先ほど
- 即時型アレルギー
- 遅延型アレルギー
という話がありましたが、
即時型アレルギーでは、かゆみを感じ始めるのが刺されてから数分で、その後数時間で消えるのが一般的です。
遅延型アレルギー反応では、蚊に刺されて数時間後にかゆみや腫れが出て、数日~1週間ほどで治っていきます。
乳幼児期の蚊に刺された反応
そして実は、これらは年齢によってどちらの反応が顕著に表れるかが変わってくるようなんですね。
乳幼児期に始めて蚊に刺された時は、腫れやかゆみなど無いようなんです。
もちろんそんな時の記憶なんてないので自分がどうだったか知りませんが、最初は蚊の唾液を異物と認識するだけのようです。
そして2度目刺されたときに反応が現れるようです。
この乳幼児期は「遅延型アレルギー反応」が多く起こると言われています。
乳幼児期以降の蚊に刺された反応
そして乳幼児~青年期にかけて、即時型と遅延型の両方が現れることが多くなるようです。
そして青年期~壮年期では「即時型アレルギー反応」だけが起こる傾向が高くなるようですね。
最終的に歳をとっていくと免疫反応も衰えていき、これらの反応も鈍くなってくるようなんです。
ただ、やはりこの蚊によるアレルギー反応は、刺された回数でも変化していくようで個人差はあるようです。
*あくまで一般的な蚊のかゆみの続く時間や反応、というくらいでとどめてください。
またここで言われるアレルギー反応は一般的な虫刺されの反応で、蚊アレルギー(蚊刺過敏症)とは違います。
蚊に刺されやすい人とは?
蚊に刺されると患部が腫れてかゆみが出てきますよね。
本当にこれが嫌でできるだけ蚊を寄せ付けたくないのですが、
蚊に刺されやすい人
こういう人っていてますよね。
何か不公平な感じがするかもしれませんが、蚊の刺されやすさというのはあって、その人がどんな生活を送っている蚊によっても変わってくるんです。
蚊が人間に引き付けられる原因
蚊が人間に引き付けられる原因には、
- 二酸化炭素
- 汗
- 体温
こういった物に反応し近寄ってきます。
だから例えば
こういったことが言えるんですね。
どんな人が二酸化炭素や汗の量が多いのかというと、
- 運動後
- アルコールを飲んだ後
- 肥満体質の人
などなど、その人の特徴や行動によっても変わってくるんです。
足の常在菌を調べて、その種類が多い人は蚊に刺されやすいということを発見したなんていう話もあります。
普段の生活の中でもいくつか治せるところもあったりするので、ぜひ一度は読んでみてください。
蚊のかゆみを抑える方法や熱湯の効果は?
さて、この蚊のかゆみはなかなか耐えるのは辛いときもありますよね。
ただ、痒い部分をさらに掻いてしまうと皮膚が傷ついて雑菌が入り込み炎症がひどくなることもあるようです。
だから蚊に刺された箇所をむやみに触るのは避けた方が良さそうですね。
じゃあ、そんな蚊のかゆみを抑える方法があるのでしょうか。
蚊のかゆみを抑える方法には色々とあって、本当なのかどうかわかりにくいものもありますが、よく言われている方法をピックアップしてみました。
蚊のかゆみを抑えれると皆がよくする方法
- 虫刺されの薬を塗る
- 患部を爪でおさえてバツ印の跡をつける
- 冷やす
- 熱湯をかける
- 石鹸で洗う
他にも「塩を塗る」とか色々ありましたが、一番オーソドックスなかゆみを抑える方法は
ということでしょう。
例えば、私もよく使っている虫刺されの薬で「ムヒアルファEX」というものがありますが、「抗ヒスタミン成分」が含まれているので即時型の蚊のかゆみは抑えられやすいです。
また、遅延型の蚊のかゆみを抑えるために「ステロイド成分」が含まれているため、こちらにも対応していますね。
普通にこういった市販の虫刺されの薬に頼るのが、一番手っ取り早くて効果が高いように思います。
では、他によく言われるかのかゆみを抑える方法はどうなのか、順番に見ていきますね。
蚊のかゆみを抑える方法:爪でバツ印
私もよく爪でバツ印の跡をつけたりしてかゆみを和らげていました。
効果自体はそこそこ良かったと実感していますが、蚊のかゆみが収まるのはかゆみよりも痛みの方が強いからでしょう。
爪で押さえつけた痛みによってかゆみが抑えられただけで、根本的にかゆみは続くと思います。
また、患部を傷つけている行為になるので症状がひどくなる可能性もあるようです。
ちょっとオススメできるかゆみの抑え方とは言いずらいですね。
蚊のかゆみを抑える方法:冷やす
蚊のかゆみを抑える方法に、冷やすとかゆみが収まるといった声も多いですね。
実は患部を冷やすことでかゆみが麻痺され、腫れも抑えることができるようです。
だから、冷水などで冷やすことは有効なようですね。
蚊のかゆみを抑える方法:熱湯をかける
では、逆に熱湯をかけるとどうなのか。
これは血行を良くして反応を早くさせて、異物を早く外に追い出そうとすることができるため熱湯はかゆみに効果があると言われています。
ただ、やはり火傷の危険性があるのであまり熱いお湯はかけれません。
また、中途半端な温度のお湯だとかゆみを増幅させて余計にかゆくなってしまうこともあるようです。
熱湯をそのままかけるより、熱めの蒸しタオルなどを使って温めるのが良さそうですね。
蚊のかゆみを抑える方法:石鹸で洗う
蚊のかゆみを抑えるために石鹸で洗うという方法があるようです。
これは、酸性の蚊の唾液をアルカリ性の石鹸で中和するという話のようですが信憑性はかなり薄いようです。
いったん体の中に入り込んだ蚊の唾液を、石鹸で中和できるという発想はほぼ考えにくい。
というのが出ているようですね。
他にも色々とかのかゆみを抑える方法がいろんなところで言われていますが、私がオススメするのは、
- 虫刺されの薬があればそれを塗る。
- もしなければ冷水でしばらく冷やす。
このどちらかの方法がやりやすくていいのではないでしょうか。
あとがき
蚊に刺された後のかゆみの原因は何なのか。
また蚊のかゆみが続く時間やかゆみを抑える方法。
爪でバツ印をつけたり熱湯をかける方法に効果はあるのかなどまとめましたがいかがでしたか。
蚊に刺されたかゆみが続くと辛いですが、肌を傷つけずに安心できる方法でかゆみを抑えていきたいですね。
ただ、やっぱり蚊に刺されると嫌なので、何とかその前に蚊をやっつけておきたいところだと思います。
外で作業するときも、蚊を寄せ付けないようにする工夫にもいろいろあったりします。
いろんな角度から蚊対策についてまとめたので、ぜひ参考にしてください。