風邪には発熱や咳、鼻水など色んな体の不調が現れますよね。
おそらく、ほとんどの人は風邪をひいた経験があると思いますが、風邪をひくと「最初の方」に喉の痛みや鼻水、クシャミなどの症状が現れる事を経験された方も多いと思います。
喉がちょっと痛くなってきて、
「もしかして風邪かな?」
なんてふうに感じることも多いと思います。
今回は、風邪症状の順番や経過がどのように流れていくのかをチェックし、どの段階まで風邪が進行しているのか、それを客観的に確かめれるようにまとめました。
また、風邪が長引くことがないように、どの段階で何をしておきたいかなど風邪を早く治すための方法も一緒に見ていきたいと思います。
風邪の症状をチェックして確認しよう。
風邪にかかると発熱や咳などの症状が現れますが、他にはどういった症状が現れるのか?
ざっと、その症状についてチェックしてみましょう。
ただ、風邪の症状とよく迷うのが「インフルエンザの症状」ですよね。
この2つは似ているようで、大きく異なる部分もあります。
そこで、今回は風邪の症状とインフルエンザの症状について見比べる意味でも、一つの表にしてまとめました。
風邪 | インフルエンザ | |
初期症状 | ・咳 ・喉の痛み ・鼻水 |
・関節痛、筋肉痛 ・倦怠感 ・寒気 ・頭痛 |
主な症状 | ・発熱(微熱) ・倦怠感(軽い) ・寒気(軽い) ・頭痛 ・腹痛 ・咳 ・喉の痛み ・鼻水 ・クシャミ |
・発熱(高熱) ・関節痛、筋肉痛 ・倦怠感(重い) ・寒気(重い) ・頭痛 ・咳 ・鼻水 ・吐き気、嘔吐 ・下痢 |
症状に関しては人によって現れ方は違ってくると思いますが、おおよそこのように分けられると考えられます。
インフルエンザの症状の特徴
ここで、インフルエンザの初期症状で特徴的なのは、風邪と違い
「倦怠感、関節痛・筋肉痛、寒気、頭痛」
といった『全身症状』が現れるということです。
また、高熱(38℃~40℃)が突発的に出る傾向があるのもインフルエンザの特徴ですね。
風邪の症状の特徴
その一方で風邪の場合の初期症状は、
「鼻水、咳、喉の痛み」
といったような『呼吸器系の症状』が特徴的です。
高熱になることはそれほど頻繁ではないですし、発熱がない場合も多いです。
高熱になった場合でも、
こんなケースのほうが多いようです。
インフルエンザの症状にある「高熱や関節痛、筋肉痛」などは、風邪の症状としては頻繁に見られるようなものではないため、こういった症状が出たらインフルエンザの可能性があると考えられますね。
ただし、これが全てではなくきちんと検査しないとどちらなのかはわかりません。
やはり最終的には病院で検査、診察してもらうのが一番だと思います。
風邪の初期症状の喉の痛みや鼻水、クシャミが現れ始めてから、2~3日は安静にして療養することが大切です。
特に冬場は、もしこの間に高熱が出たり、筋肉痛がひどくなったりしたらインフルエンザの可能性が高まるので十分に警戒しましょう。
風邪の症状はどんな順番や経過で現れやすい?
上の表で見てもらうとわかるように、風邪の初期症状には
・咳
・喉の痛み
・鼻水
・クシャミ
など、
「呼吸器系の体の不調」
が現れることが多くみられます。
こういった症状が現れて、そのあと順番に、
- 発熱(微熱)
- 倦怠感(軽い)
- 寒気(軽い)
- 頭痛
- 腹痛
- 咳
- 喉の痛み
- 鼻水
- クシャミ
最初の呼吸器系の症状も併せて、発熱や頭痛などが徐々に表れるといった経過になることが多いようです。
ただ、これらの症状がすべて出るわけではなく、体力や体調、免疫力などでさまざま症状は違いますよね。
鼻風邪や喉風邪、頭痛などの症状には、それぞれで早く治すための方法もあります。
症状に合わせて、その対処法について触れているので、こちらも併せてごらんになって下さい。
関連ページ⇒鼻風邪の治し方って?効果が期待できる薬や食べ物は?早く治す方法
風邪が治るまでどのくらい期間が必要?
さて、このような症状の経過があって、どのくらいの期間で風邪は治るものなのか?
私も何度か風邪にはかかっていますが、感覚的には2~3日、長くても5日ほどもあれば、症状もおさまり治ったように思いますよね。
これは、他の人も同様のようで、やはりこのくらいの期間があれば症状も落ち着くものだという答えが多いです。
ただ、風邪が完治するまでは、およそ7~10日ほどかかると言われており、症状がおさまっても他人にうつす可能性もあります。
また、体力も完全に回復しているかどうかわからないので、この間に無理をすると風邪がぶり返す可能性もあります。
だから、風邪がおさまっても1週間くらいはおとなしくしておくのが、キチッと風邪を治すためには必要な日数ではないでしょうか。
風邪の症状が長引く場合はどうする?
風邪の症状が順番に出て、先ほどのような経過をたどっているのに、なかなか風邪が治らず長引く場合もあります。
その理由の一つに、先ほど触れたように
というのが考えられますよね。
他にも、安易に風邪薬を飲んだりすることで、逆に風邪の症状が長引くケースもあるようなので、症状がつらいとき以外では風邪薬は控えたほうが無難ですね。
ただ、1週間以上もたって、まだ症状がいっこうに良くならないような時は他の病気の可能性も考えられます。
例えば、肺炎や気管支炎などは、風邪のように咳が出るのでなかなかわかりにくいケースもあったりするようです。
もし風邪だと思っていて安静にしていたのに、なかなか良くならない場合は、一度病院に行ってしっかりと診察してもらったほうが良いでしょう。
風邪がなかなか治らない原因については、もっと詳しくこちらの記事でまとめています。
細菌の可能性や、風邪ではない原因についても触れているので是非読んでみて下さい。
あとがき
風邪の症状についてチェックし、その順番や経過などを見てもらいましたがいかがでしたか?
特に冬場はインフルエンザと見わけもつきにくい場合があるので、しっかりと経過を見て安静にしておきたいですね。
また、普段から体の免疫力を付けておくことで、インフルエンザや風邪などの予防につながります。
出来ることはいろいろあるので、毎年のように季節の変わり目や冬場に病気や体調を崩しやすい人は、こちらでその予防方法について是非ご覧になって下さい。
関連ページ⇒インフルエンザの予防方法とは?食べ物や湿度管理で感染対策!