風邪を引くと、
- 発熱
- 喉の痛み、咳
- クシャミ、鼻水
- 腹痛
と言った症状が現れるのが一般的ですよね。
でも、風邪をひいて
が起こることはあるのでしょうか?
もし起こるとするならば原因や対処、治し方などはあるのか?
実は関節痛が起こる原因は風邪だけではなく、いくつかの病気が原因で起こることもわかっています。
では、その病気とは何なのか?ということも含め見ていきましょう。
風邪で関節痛が起こる原因とは?
風邪を引くと発熱や咳などの症状が現れるのが一般的ですが、
このような関節痛が発症するケースは、風邪が原因で起こるものなのでしょうか?
関節痛が発症する場合で有名なのは、
特に冬場の風邪とインフルエンザはわかりにくい場合がありますが、インフルエンザの特徴として関節痛・筋肉痛が強く出る事があります。
インフルエンザと風邪の症状の違いは、初期とピークで違う部分があるのでこちらでチェックしてください。
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インフルエンザと風邪の初期症状の違いでわかりやすいのが、この関節痛を含め寒気や倦怠感が出やすいのがインフルエンザです。
ですので、冬場に体調が悪くなって関節痛が出始めたら、インフルエンザにかかった可能性もあるということです。
しかし、インフルエンザでなくても風邪で関節痛が出る場合もあります。
その原因は、
身体の免疫細胞がウイルスと戦っているため。
侵入した風邪のウイルスと戦うために分泌された物質(サイトカイン)がウイルスと戦ってくれますが、これが過剰に分泌すると他の体の機能がダメージを受けるため別の物質(PGE2)を分泌します。
この物質には関節痛や熱を引き起こす作用があるので、そのためだと考えられています。
ですので、風邪をひいて関節が痛いのは関節に異常が発生しているわけではなく、ウイルスと戦っている証拠だといえます。
風邪で関節痛が起こった時の対処とは?
まずは、
というのがわからないことには、その対処の仕方も変わってきます。
風邪をひいて関節痛が起こっているのであれば、安静にして療養すれば数日で風邪も治るとともに関節の痛みも和らいでくるはずです。
しかし、関節の痛みを伴いさらに高熱(38℃以上)の熱が出て、寒気や倦怠感などが重く出る場合には、インフルエンザの可能性も考えられます。
インフルエンザだと学校に通っていたら出席停止措置が出されますし、周りの家族にも注意が必要になります。
また、関節痛が数日で治らす数週間(2週間~1ヶ月)も続いている場合には、膠原病(慢性関節リウマチ)などの病気も考えられるため、病院で診察してもらう必要があります。
このように風邪以外でも関節痛が起こる可能性があることは頭に入れておいた上で、症状が軽いようならまずは安静にして様子を見るのが一番なことだと思います。
その上で、風邪を引いて関節痛が出た場合の治し方について見ていきましょう。
風邪で関節痛が出た時の治し方とは?
風邪をひいて関節痛が起こっているのであれば、安静にして風邪を治すことに集中するのが良いと思います。
関節痛が起こっても風邪を治す方法としては安静にしてしっかりと休養を取るということに変わりはありません。
ただ、関節の痛みが激しくなってきたら、湿布などで痛みを緩和するということも必要な場合があります。
ただ湿布による痛みの緩和は根本的な風邪の治し方ではないので、あくまで「痛みで眠れない」などの場合に使うようにするのがいいと思います。
また、風邪薬や鎮痛剤に頼るよりも自然の免疫能力に任せて風邪を治すほうが、結果的に治りが早いと考えられています。
熱があるのはウイルスと戦っている証拠であり、体温を上げる事で免疫能力が高まるので、熱を下げることはそれを妨げる行為になるからです。
関連ページ>>体温の正常値ってどのくらい?35度や34度の時のリスクとは?
湿布や解熱剤などで冷やすことも熱を下げる原因となるので、辛くなってきた時や仕事でどうしてもなんとかしたいといった時以外は使わない方がいいと思います。
あとがき
風邪によって関節痛が起こることがありますが、まずは安静にして様子を見ることですね。
その経過によって症状がひどくなる場合はインフルエンザの可能性もあるので、病院にいって診察してもらうのが良いでしょう。
風邪の熱に加え関節も痛くなったりすると不安も大きくなりますが、こういった場合もあるということを頭に入れて冷静に対処するようにしてくださいね。
とは言っても、少しでも不安だと思ったら病院に行ってきちんと自分の状態を知ることが一番ですよ