蚊はどうやって越冬するの?冬場でも部屋に出るのは巣があるから?

2018年3月2日

蚊 越冬

気温が暖かくなってくると、毎年悩まされるのが蚊の存在ですよね。

気づいたら部屋の中に入ってきて刺していくので、寝ているときも安心できないときもあります。

でも、その蚊は冬になるとめっきり姿を現さなくなりますが、蚊は冬の間は卵で冬を越したり成虫のまま身を潜めていたりなどしています。

 

蚊の種類によって違いはありますが、やはり温度で活動の活発さはかなり変わるんですね。

 

でも、たまに冬でも蚊が部屋にいて刺してくるなんてことがありますが、あれはいったいどういうことなんでしょうか。

そこで今回は、

蚊はどうやって越冬するのか。

また、冬場でも部屋に出るのはどうしてか。

もしかして部屋に巣を作ったりしてるんじゃないのか、などの疑問についてまとめました。

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蚊はどうやって越冬するの?

蚊の活動は主に春から秋ごろまでの長い間に行われていますよね。

でも、そんな蚊たちは冬になるとめっきり姿を見せなくなります。

まあ私たちにとっては嬉しいことですが、蚊はどうやって越冬しているんでしょうか?

実は蚊の種類によって越冬の仕方も変わってくるようなのですが、私たちを悩ませる代表的な、

  • アカイエカ
  • ヒトスジシマカ

この蚊がどうやって越冬するのか見ていこうかと思います。

 

アカイエカはどうやって越冬する

蚊イエカ

アカイエカは普段家でいるときにやってきて血を吸っていく嫌な蚊です。

色は褐色の蚊で、日本ではよく見る蚊ですよね。

このアカイエカの寿命は1ヶ月ほどで、その間に1~4回ほど産卵を行うようです。

 

ただ、秋の活動できる時期が終わるころに生まれた蚊は成虫のまま冬を越すものもいるようで、じっと薄暗い所で冬眠状態になっているようですね。

冬の間吸血はせずに越冬するのはメスだけで、オスは全滅するようです。

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ヒトスジシマカはどうやって越冬する

蚊ヤブカ

黒と白のシマシマ模様が特徴の蚊で、外の草むらなどによく潜んでいるのでヤブカとも呼ばれていますね。

基本的には卵の状態で冬を越し、暖かくなると成虫になって飛び回るようになります。

 

成虫は秋あたりの寒い時期には、ほぼ死んでしまうようですね。

 

蚊の種類によっても寒さに強い、弱いというのがあったり、成虫のまま冬を越したりなどいろいろあるんですね。

 

蚊が冬に部屋に出るのはどうして?

蚊 時期

蚊は成虫だったり卵だったりいろんな状態で越冬するのですね。

でも、たま~に冬でも部屋に蚊が出るときってありますよね。

その原因となっている蚊が、

チカイエカ

という種類の蚊と言われています。

チカイエカは先ほどのアカイエカとほとんど見た目が変わらないので、一目見ただけで区別はできないようです。

 

1度目の産卵は血を吸うことなく行えるようで、ビルの地下の水溜りや下水道、地下鉄の線路際の溝などに発生することもありこのような名前がついたそうです。

 

このチカイエカは低温に強い体を持っていて、アカイエカと違い秋になっても休むことなく初冬でも活動します。

たまに冬になっても蚊に刺される事がありますが、このチカイエカが原因となっていることが多いようです。

地下道とかそういった場所で活動をしているため、1年を通して動き回れるようなんですね。

 

冬に蚊が現れるケース

先ほどアカイエカの越冬に触れましたが、アカイエカは成虫の状態で冬を越すものもいるという話でしたね。

アカイエカは洞穴など薄暗いところで身を潜めているようですが、家に迷い込んだ蚊が押し入れや靴箱の奥などでも潜んでいる場合があるようです。

今では暖房器具が充実しているので、冬でも部屋の中は常に温かい状態を保つことができますよね。

 

そんな暖かい気温が続くと、アカイエカが活動を始めてしまうこともあるようです。

 

ケースとしては稀かもしれませんが、一応蚊の吸血行動は18℃くらいから見られてくるようなので、部屋の環境がそろえばそういったことがあるのかもしれませんね。

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蚊は部屋に巣を作ることがあるの?

さて、そんな蚊の生態ですが

 

冬でも蚊が出るということは、部屋の中に巣でも作ってるんじゃないの?

 

こんなふうに考えてしまうかもしれません。

 

しかし蚊は巣を作ったりするような虫ではなくて、蚊が発生するには必ず水場が必要になってきます。

 

ですので蚊が発生するには、私たちが思いつくような池や湖、川周辺といったところが多くなります。

また、それだけではなくて、

  • 植木鉢の受けざら
  • タイヤにたまった水たまり
  • バケツの中の水

こういった水が長期間放置されていると、そこに蚊が産卵しボウフラが湧くといったこともあります。

他にも「雨水マス」や「シートのたるみにたまった水たまり」「捨てられた空き缶にたまった水」など様々です。

 

そんな蚊の発生場所や原因を突き止めないと、いつまでも蚊に悩まされることもあるんですね。

 

そんな蚊の発生につながる原因などを別のページでまとめました。

関連ページ

>>蚊はどこから大量発生するの?生息地や原因と防止する方法は?

蚊の発生場所や生息地などと、蚊の発生を抑えたり被害を最小限にする方法などまとめたので、ぜひこちらも読んでみてください。

 

部屋の中にこういった水場がないと蚊は発生しないので、巣を作ったりするようなことはないようですね。

 

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部屋の中に水槽があると蚊が発生する?

その水場に関してですが、もし部屋の中に水槽があったりすると、そこが蚊の発生源となりボウフラが湧いたりするかもしれません。

部屋の温度次第では、秋に水槽に卵を産んで冬に生まれるということがあるのかもしれません。

 

では、どのくらいの温度で卵がかえるのかというと、実は10℃くらいの温度でも大丈夫のようです。

 

そんな「温度の違いによる蚊の発生」について実験された様子もあります。

関連ページ

>>蚊の発生時期はどの季節?活動時間や気温何度ほどで発生するの?

蚊の発生や活動しやすい温度について色々とまとめてあるので、ぜひこちらも読んでみてください。

 

また、水槽以外にも「植物の植木鉢の受け皿」に水が溜まっていたりするのもよくありません。

周りを見渡して、そういった場所がないか確認してみましょう。

冬場に発生していなくても、夏になるとそこが蚊の発生源になるかもしれませんよ。

 

蚊の生息地域ってどこなの?

蚊 捕まえる

基本的に蚊は水場に卵を産むので、水場のそばによくいます。

卵や幼虫の間は水の中にいることになるので、成虫になってから飛び立っていきます。

アカイエカの場合、その行動範囲は一日で数kmにも及ぶと言われていて結構活動範囲が広いようです。

ヒトスジシマカの場合はそこまで行動の範囲は広くなく、数十~数百mほどと言われていますね。

 

アカイエカは人や鳥、犬や猫などの血を吸ったりします。

そして気温が25~30℃くらいが最も活発に動ける気温のようで、特に夕方や夜にかけて吸血行動が多くなってきます。

 

ヒトスジシマカは30℃くらいが活発に動ける温度で、主に昼や夕方に動き出しますね。

 

30℃を越えてくると吸血行動がしにくくなるようで、熱い日中は草むらや日陰などで身を潜めているようです。

だから特に巣を作るといったことはなく、寄ってきた人間や鳥などの血を吸うために飛んでいるようですね。

 

あとがき

蚊はどうやって越冬するのか。

また、冬場でも部屋に出るのはどうしてか。

もしかして部屋に巣を作ったりしてるんじゃないのか、などの疑問についてまとめましたがいかがでしたか。

蚊は巣を作ったりはせず、水場に産卵し成虫になるまで水の中で過ごしています。

そして成虫になると飛び回り、私たちの厄介な存在になっちゃうわけなんですね。

 

そんな蚊は冬の間は大丈夫でも、春先になると徐々に数も増えてきて悩まされます。

だからしっかりと備えの蚊の対策をしておかないといけませんよね。

そんな室内の蚊対策について、様々な方法を別のページでまとめています。

関連ページ

>>蚊対策で部屋の室内でできるおすすめは?寝るときや赤ちゃんには?

 

蚊の被害を抑えるためにどんな方法があるのか、ぜひこちらのページも参考にしてください。

 

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