便秘になるとお腹が痛くなったり、便やオナラが臭くなったりなど、いいことは全然ありません。
さらに、そんな便秘は女性が最も気になることの一つの、「体重」についても影響をあたえるかもしれまえん。
そんな便秘に悩まされている間、体重が増えると感覚的に感じている人も多いのではないでしょうか?
では、
- 便秘になると体重は増えるのでしょうか?
- そして、その反対に体重が減ることはあるのか?
この便秘と体重の変化、その対処法についてまとめましたのでご覧ください。
便秘になると体重が増えるのはどうして?
便秘の間は、なんとなく
「体重が増える」
といったイメージの人は多いのではないでしょうか?
ただ、それも、
こんな経験や書き込みを見た人も多いはずです。
便秘になると、当然便の分の重さはありますから、普段よりも便秘の期間が長くなって便が腸内に溜まっていると、その分体重は増えますよね。
ただ、便秘になったからといって、それが直接体重が増えることの原因になることは考えにくいといわれています。
便の重さが体重を増やすことになっても、便秘が直接、体重増加に繋がるわけではないということですね。
また、勘違いしてはいけないのが
というわけではありません。
食べた食事は胃や腸で栄養が吸収され、その残りカスが便となっていきます。
そして、一般的な大人の1回の排出量は「100~300g」といわれています。
慢性的な便秘が起こった場合は、この重さの便が数回溜まることになります。
例えば、
1日1回排便があるとして、1週間便秘になりました。すると1回の排出量は「100~300g」なので、
単純な計算ですが、2kg近く体重が増える可能性もあるということですね。
慢性的な便秘が体重を増やすキッカケとは?
ただ、便秘が直接的な体重増加に繋がるとは考えにくいとはいっても、便秘によっていろいろな機能が低下していくということは考えられています。
例えば、慢性的な便秘が続いてしまうことで、体の中にも変化が表れてくるようです。
その変化と体重の増加の繋がりも考えられていて、便秘の人は
- 皮下脂肪がつきやすくなる。
- 新陳代謝が悪くなる。
といったことで、体重の増加に繋がるんじゃないかと考えられていますね。
女性にありがちな食事制限のダイエットでは、きちんと食物繊維や栄養、水分などが取れていないことで便秘になりがちな人も多く、その便秘によって体重が増えてしまう、体質が悪くなってしまうなんて言う逆効果に陥る危険性もあります。
こんな意味のないダイエットは、ただただしんどいだけです。
ダイエットをするのであれば、規則正しい生活と食事、そして、筋トレを加えた運動をすべきなんですね。
食事制限も必要でしょうが、その制限すべきは糖分や脂分をメインに考えておくのが正解に近くなるでしょうね。
便秘になって体重が減るのはどうして?
便秘になって体重が増えることがあるというお話でしたが、その反対に
こんなことがあるのでしょうか?
単純に
といった食欲減退で、食事量が減少し体重が減るケースも考えられますが、実は、便秘になって体重が減ってしまうというのは、あまり良くない傾向で病気の可能性もあります。
では、いったいどんなことが考えられるのか?
病気の線も含め、触れていきたいと思います。
便秘と体重減少の関係
上でも「便秘が直接体重の増加に繋がるわけではない。」というようにお話したように、
このように考えられていますが、
便秘と病気が同時に併発する可能性は考えられる。
ということです。
その際に「体重が減少するような病気」があったりもします。
例えば、
糖尿病になると栄養がきちんと吸収されず、糖分が尿と一緒に排出されることで、
こんな事態が起こるケースがあり、そして一方で糖尿病の合併症である糖尿病性神経障害により、自律神経障害が進むと便秘や下痢を起こすことが考えられています。
他にも、
大腸がんも、便秘の他に体重減少が表れやすい症状として知られています。
この場合、血便があったり腹痛や腹部の違和感などが見られるケースも考えられます。
便秘で体重がどんどん減っていると感じたら、こういった可能性も頭に入れとかないといけませんね。
便秘になると体重の心配のほかにも、腰痛や腹痛、頭痛など、体のいたるところで不調をきたす可能性があります。
そんなときはどうやって対処すればいいのか、このサイトでもそのことについて触れています。
便秘で何か調子が悪いときは、こちらの別ページで気になる記事を参考にしてください。
関連ページ>>便秘で吐き気がする原因はどうして?その対処法、解消法は?
>>便秘で起こる腹痛の場所は?解消法や便が出ない時の対処は?
>>便秘で頭痛が起こる原因ってなに?その関係性や解消方法は?
便秘になったときの体重変化の対処法は?
今回、便秘になった時の体重の増減の変化について触れてきましたが、そもそも医学的に体重減少とは、
こんな風に定義されてるので、これだと誤差の範囲内と思っちゃいますね。
便秘になると体重が増えるケースが多いですが、それで便秘が解消された時にある程度いつもの体重と変わらなければ、溜まっていた便の重さではないかと想像がつきます。
ただ、逆に便秘で体重が減った場合には、それ以外の体の変化や異常がないかといった部分に意識しないといけないでしょう。
上で例に上げた糖尿病であれば、便秘と体重の現象の変化の他にも、
- だるい。
- 頻尿になった。
- 尿が泡立つ。
- のどが渇いてしょうがない。
- 手足が震える。
など、他にも変わったことが見つかるかもしれません。
そういった体の変化を感じたら、病院にいって検査してもらうほうがいいですね。
あとがき
便秘になると、やはりきちんと排出されていない分の体重の増加はあると思います。
ただ、体重が減少してしまうということになってくると、ちょっと注意したほうが良いかもしれません。
いずれにせよ、便秘が長引くと良い事なんて一つもありませんので、なるべく早く解消できるよう普段から対策をしておくようにしておきたいですね。
でも、便秘も基本的には
ここに多く原因が及んでいることがわかります。
どれか一つだけきちんとしていればいいというわけでもないですので、この機会に
- 運動不足の人はちょっと体を動かしてみたり
- 睡眠不足の人は夜のスマホを抑えたり
- 食生活が乱れている人は必ず朝はヨーグルトとフルーツジュースを飲むようにしたり
など、ちょっと意識を変えるだけで変化が現れてくると思います。
あなたもずっとそのままなんてイヤですよね。
あなたの改善したいところを見つめなおすとともに、ともかく行動することが必要なので、まずはあれこれ考える前に一度行動にうつしてみましょう。
そんなあなたのために、便秘解消、予防法についてこちらでまとめています。
何か合うものが見つかるかもしれませんので、気になる記事があればぜひご覧になって下さい。
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