便秘が慢性化してくると苦しくなったり、体や便の臭いがきつくなったりなどいいことは一つもありません。
そんな便秘解消に効果が期待できるのが
お茶
ただ、お茶といってもなんでもいいわけではなく、お茶によって、含まれる成分が便秘解消に繋がるものもたくさん販売されています。
では、どうしてお茶が便秘解消に繋がるのか、そして、どういった成分に効果が期待できるのか?
そんな便秘とお茶の関係についてや、そのお茶の中で口コミや雑誌等でも人気のおすすめの物を紹介します。
便秘にはお茶が効果あるのはどうして?
便秘にはお茶を飲むと効果が期待できるという話をよく耳にしますが、お茶のどういった成分が関係するのか、なかなかピンとこない人も多いとおもいます。
ただ、私たちがお茶といって頭に浮かべるのは、
といったような馴染みのあるお茶だと思います。
でも、お茶といっても本当にたくさんの種類があってどれが便秘解消に効果が期待できるのかわからないですよね。
便秘の時にお茶がいいと言われているのは、一定のお茶に含まれている
- マグネシウム(便秘薬にも使われる)
- 食物繊維(便秘解消に欠かせない)
- ビタミン(善玉菌の活性化、ストレス緩和)
- カテキン(殺菌作用で悪玉菌減少)
- カフェイン(腸の蠕動運動を促すが飲み過ぎはダメ)
こういった成分が含まれているものに便秘解消効果が期待できるわけですね。
便秘の原因には食物繊維や乳酸菌の不足の他にも、
水分不足
というのが大きく関わっています。
水分が少なくなれば、便にも水分が十分に行き届かなくなり、硬い質の悪い便になってしまい、すんなりと排便できないようになる可能性が出てきます。
そこでお茶といえば水分補給にも適していると思いますが、なんでも良いわけではなく緑茶や紅茶といった「カフェイン」が多く含まれているものには注意が必要です。
このカフェインは利尿作用が強く働くので、水分補給をしたつもりでも尿として多く排出されることになり、水分不足に陥ってしまうことにもつながりかねません。
ですので、同じようにコーヒーや炭酸飲料というのもあまり好ましい水分補給の形とは言い難いですね。
ただ、このカフェインは腸を活発に動かしてくれる働きが期待できます。ですので適度に飲む分に関しては良い飲み物の部類に入ると考えられています。
だから、飲み過ぎないようにすれば便秘解消の助けとなってくれるし、もし緑茶やコーヒーなどを飲んだのなら、プラスして他で水分を補給すればいいわけですね。
便秘に良いお茶の安全性は?
お茶なのにこういった話が出てくるのはなんだか変な感じがすると思いますが、お茶なのに副作用があるのかと思ってしまいますよね。
お茶の安全性って一体なんだと思われるかもしれませんが、便秘解消のお茶と言われている、通称「便秘茶」と呼ばれるものには、
- センナ
- キャンドルブッシュ
と言う「下剤作用のある成分」が含まれているお茶が多くあります。
そして、
これら成分は市販の便秘薬にも使われていて、過剰摂取は腸壁刺激が大きく下痢を引き起こしたり、便秘になるなど、逆効果の可能性もあります。
センナのお話をすると、これは便をやわらかくするのではなく、
刺激性便秘薬
として使われています。
腸壁を刺激して腸の動きを活発にし、排便を促そうといった目的ですね。
だから腸の蠕動運動(便を押し出そうとする動き)が足りないのではなくて、
- 便が硬くなっていることが原因の便秘(直腸性便秘)
- 下痢と便秘を繰り返す症状(痙攣性便秘)
こういった便秘に対しては、効果が薄いとも言われています。
でも、こういった便秘茶が売れているのは、
ということが一つの理由ですね。
女性の便秘は男性に比べ筋肉量が少ないことや、腸の蠕動運動が弱いことが原因の「弛緩性便秘」になりやすいことから、人気になっているのだと思います。
キャンドルブッシュに関しても、同じ刺激性下剤の成分となるので、同じようなことがいえます。
また、この成分の入ったお茶に慣れてしまうと
ということはつまり、
便秘がひどくなり逆効果になる。
という可能性も否定できなくなるんですね。
だから、こういった刺激性便秘薬としての成分の入ったお茶ではなく、
と呼ばれるような成分が含まれているお茶のほうが、安全に飲み続けることができます。
「緩下剤」というのは便秘薬としても処方される酸化マグネシウムのように、
ですので、妊婦さんの便秘でも安全ということでよく使われています。
- センナ
- キャンドルブッシュ
- 大黄(ダイオウ)
- アロエ(キダチアロエ/アロエベラ)
もし、このような成分が入っている便秘茶を購入する場合は、自分の状態をよく把握して適度に飲むように心がけてくださいね。
便秘に良いお茶のおすすめは?
便秘に良いおすすめのお茶として、その含まれている成分によって働きも変わってきます。
例えば、お茶にも食物繊維が豊富に含まれているお茶もあります。
「ごぼう茶」のようなものが代表的ですね。
そんなふうに他にも
- 「腸を刺激して便秘解消に働きかけるお茶」
- 「ストレスによって起こる便秘のためのハーブティー」
- 「代謝を上げて便秘解消につなげるお茶」
など、お茶の種類によっても、どの原因について作用するのかが変わってくるようです。
こういったたくさんある便秘解消のためのお茶の中には、成分の副作用について色々と賛否両論なされていますね。
下剤のような作用をする成分が入っていることで、排便を促すようなお茶も存在するとのことなので、情報が飛び交っている中ではそういったお茶には手を出さいないというのが安全だと思います。
そういったお茶の中で、下剤系成分の含まれていないお茶として安心できるのが、
なかったコトに! するっ茶
雑誌にも掲載され口コミなどでも人気のお茶です。
保存料や防腐剤無添加で、下剤成分やカフェインが入っていません。
抹茶なので食物繊維やビタミンが豊富で、かつオリゴ糖がプラスされている点もポイントが高いです。
便秘がちになりやすい妊婦さんでも安心して飲めるので、人気が高いお茶でオススメです。
あとがき
便秘にはお茶を飲んでスッと出せるようになることもあるので、今回紹介したようなお茶を一度ためしてみるのもいいですね。
また、便秘に効くお茶ということだけで飲んでいると、知らない間に体が変化していることもあるので、副作用のことも考えて、自分の今の状態と照らし合わせながら選ぶようにするのが良いでしょうね。
今回はお茶について紹介してきましたが、それ以外で便秘解消に期待ができる飲み物や食べ物もたくさんあります。
そんな飲み物や食べ物についてはこちらでまとめているので、併せてこちらも参考にしてくださいね。
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