便秘解消のために食べ物や飲み物を気をつけることが方法の一つに挙げられますが、その中でも即効性のある食べ物として名前が上がるものの一つに、
オリーブオイル
という名前をよく耳にすることがあります。
では、どうしてオリーブオイルが便秘に良いと言われているのでしょうか?
今回は、オリーブオイルと便秘解消の繋がりや、
- いつ飲むのか?
- その飲み方は?
- 効かない時はどうしたら良いのか?
このような、
効果的に食べるためのオリーブオイルの扱い方
ということについてまとめました。
便秘解消にオリーブオイルが良いのはどうして?
便秘解消には、食べ物や飲み物について気をつけるのが近道だというお話を以前にもさせてもらっていて、その時にも
「オリーブオイルが良い。」
ということを紹介させてもらいました。
便秘解消には
- 食物繊維
- 乳酸菌
- 水分
これらを含む食べ物がキーワードとしてあげられますが、オリーブオイルは少しこのポイントから外れています。
なのにオリーブオイルが便秘解消に効果が期待できるというのには、含まれる成分の
という不飽和脂肪酸にポイントがあります。
このオレイン酸は、
ということがわかっており、
オリーブオイルを摂ることで大腸までその成分が行き届くので、腸の刺激になり排便を促すといった作用が期待できるわけです。
また、オリーブオイルの脂分によって便が滑りやすくなり、スムーズな排便を促す作用も期待できるというわけなんですね。
便秘にはオリーブオイルをいつ飲むのがいいの?
さて、このような便秘解消効果が期待できるオリーブオイルですが、いつ飲むのが良いのか?
できるだけ排便を促すのに効果的な時間帯がいいのですが、これについては色んな意見が飛び交っていますね。
私も何度か試したことがありますが、感じとしては「夜に摂った方が実感しやすい」ように思いました。
腸の動きは
夜は吸収、朝は便の排泄に適している時間
というように考えられています。
だから夕食時にオリーブオイルを飲むほうが、吸収される時間帯なのでこの効果を受けやすいんだと思います。
ただ、いつ飲むかということだけではなくて、適当に飲むだけでは、その効果は薄いと考えられています。
それは一体どういうことなのか?
実は、
といった声があるのは、この時間帯も含め、その食べ方にも問題があるとかんがえられるのです。
便秘の時のオリーブオイルの飲み方は?
便秘の時にオリーブオイルが良いということで飲んでいる人もいると思いますが、適当な飲み方だと効果が得られないケースもあります。
オリーブオイルを飲むときにも、
- いつ飲むのか?
- どのくらいの量を飲むのか?
- どうやって飲むのか?
ということで随分変わってくるようですので、やはり意味のある飲み方をしたいですよね。
それでは、より便秘解消の効果が期待できるポイントについて、順番に見ていきましょう。
いつ飲むのか?
いつ飲むのかというのは、上でも見てもらったように
夕食時が良いでしょう。
でも、朝方にヨーグルトにかけて食べるのが習慣だったり、朝のほうが良いといった人は、別にそれでもいいと思います。
「きちっと飲まないといけない。」
といったような強制が、ストレスになってしまっては意味が無いからですね。
どのくらいの量を飲むのか?
オリーブオイルを飲む時の量についてですが、
ほどの量を摂れば便秘解消に効果的だと言われています。
大さじ一杯で約111キロカロリーなので、ダイエットをしている方にはちょっと不向きかもしれません。
どうやって飲むのか?
オリーブオイルは癖があるし、そのまま飲むにはちょっとしんどいかもしれません。
そのため、飲んできたら気分が悪くなるといった方も少なからずいるので、不調が出たらやめておきましょう。
また、そのまま飲むことよりも、実はオリーブオイルのオレイン酸は
と考えられています。
この油を使って炒め物をしたりすることもオススメですが、ドレッシングのようにして何かにかけて食べるというのが、わりとポピュラーで食べやすい方法です。
例えば
納豆、トマト、ヨーグルト、野菜ジュース、サラダ、果物、トースト
こういったものに混ぜて、一緒に食べるというのが効果的だとされています。
これなら食べたり飲んだりするのに、オリーブオイルのクセを感じにくいので摂りやすいですね。
こういった食事を、約1~2週間程度は続けて様子を見るのが良いようです。
トマトとオリーブオイル
トマトとオリーブオイルと効いてピンとくる人もいると思いますが、この2つは言わずと知れた
として有名ですよね。
イタリアでは便秘解消のために、オリーブオイルを飲むという習慣もあるようです。
また、トマトと一緒に食べることによって、トマトに含まれるペクチンという水溶性の食物繊維と合わせて便秘解消に効果的な食べ物となっています。
納豆とオリーブオイル
納豆には、からしや専用のタレをつけて食べる人も多いと思いますが、オリーブオイルを加えて食べることが便秘解消に効果的だと考えられています。
納豆には腸管の働きを良くする「マグネシウム」が含まれていて、ネバネバ成分の「ポリアミン」は食物繊維と同じような働きが期待できます。
そこにオリーブオイルと組み合わせるとポリアミンがよく絡み、便をスムーズに出してくれることが期待できます。
ヨーグルトとオリーブオイル
便秘解消に期待できる食べ物としても有名な、ヨーグルトと一緒に食べることで、その相乗効果を狙います。
ヨーグルトと一緒に食べてみようという人は、
- 森永ビヒダス「ビフィズス菌」
- グリコ乳業朝食プロバイオティクスヨーグルト「ビフィズス菌BifiX」
- 雪印ナチュレ「ガセリ菌」
- ダノンビオ「BE80菌」
- 明治ブルガリアヨーグルト「ブルガリア菌」
特にこのようなヨーグルトがおススメなので、ぜひ一度手に取って試してみて下さい。
そんなヨーグルトについては、こちらでもっと詳しくまとめているので、こちらも参考にどうぞ。
便秘にヨーグルト⇒便秘の時にヨーグルトはいつ食べればいい?食べ方やおすすめは?種類
他にも、野菜ジュースなどを作る際に混ぜてもいいと思います。
便秘解消に期待できる飲み物は他にもいろいろあるので、こちらも参考にオリーブオイルに合いそうなものを探してみて下さいね。
あとがき
オリーブオイルを飲む時には、
オレイン酸が多く含まれる「エキストラバージンオイル」
が適していると言われています。
でも、中には偽物があったりなども言われていて、どれが良いのかわかりにくいのではないでしょうか。
いくつか簡単に見分けられる方法としては、
- 酸化防止のために遮光された瓶に入っている
- 大容量のものは期限内に使い切れないケースもある。
- あまり価格の安いものは他の油が混ざっている可能性も。
パッと見で見た目でわかるものではこの辺ですかね。
まずはこれで振り分けていってもらうのが良いと思います。
そういったものでオススメはテレビ番組(TBS系列)『マツコの知らない世界』でもおすすめ第1位として紹介され、マツコさんも絶賛した最高品質のオリーブオイルです。
番組内ではかなり美味しいと評判になったオリーブオイルですが、ちょっと価格は高めなので余裕がある人はどうぞ。