夏場は特にエアコンが活躍してくれる時期ですが、一方で気になるのはその電気代です。
あまりに冷房をかけすぎて電気代がかかりすぎてしまうと、後から請求が来て後悔することって無いでしょうか?
- そんなエアコンの電気代を節約する方法にはどんなやり方があるのか?
- また、エアコンのつけっぱなしや扇風機との併用でお得になるのでしょうか?
今回は、気になる電気代を少しでも節約するための、色々な方法、裏技についてまとめましたのでじっくりとご覧ください。
エアコンの電気代を節約する方法は?
エアコンの電気代を節約する方法にはいくつかありますが、エアコンの操作方法をちょっと知っているだけで、電気代の節約に繋がることも多いのです。
例えば、
実は、エアコンの起動時が一番消費電力がかかるので、この時が一番電気代がかかります。
自転車をこぐときに「一番力がいるのが最初のこぎ出しの時」ということと一緒で、流れに乗ればその後はそこまで力がいらないですよね。
こういったエアコンの使い方1つで電気代の節約につながります。
他にはネットやテレビなどでも話題に登るのが、
扇風機やサーキュレーターとの併用です。
こういった他の機械とうまくミックスさせて電気代を節約する方法と、もう一つに「自然の力や日光をコントロールして涼しくする方法」があります。
例えば「すだれ、よしず」といった日光を遮るようなグッズです。
これによって、部屋の中に直接日光が入らないので室温の上昇を抑えることが出来ます。
このように、エアコンの電気代を節約する方法には色んなアプローチがあるので、知っておきたいことが実は結構多いんですね。
では、いったいどんなことがあるのか、それらを一つにまとめたのが次のようになります。
エアコンの電気代節約術
エアコンの電気代を節約する方法を、次の3つのカテゴリーに分けてそれぞれまとめした。
- エアコンの使用方法で節約
- エアコンと他の機械と併用した節約方法
- 自然の力や日光をコントロールして涼しくする方法
それぞれについてどういった方法があるのか見ていきますね。
1.エアコンの使用方法で節約
- エアコンの風の量を弱で調節
- 冷房の温度調節を28℃付近にして節約
- こまめなON・OFFは電気代が掛かるのでしない。
- 風向きは上か水平にして、冷たい空気を少しでも天井に漂わせる。
- エアコンの内部(フィルター、冷却フィン)を洗浄する
- 室外機を日陰にする。
- エアコンの室外機をきれいにする。
- 除湿機能を無理に使わない。
2.エアコンと他の機械、アイテムと併用した節約方法
- サーキュレーターや扇風機と併用する
- 断熱(遮光)カーテンなどを活用する。
- 室外機カバーを使う。
3.自然の力や日光をコントロールして涼しくする方法
- よしず、すだれといったもので日光を部屋に入らないようにする。
- 打ち水をして外気温を下げる。
- 冷房をする前に換気して、部屋にこもった熱い空気を逃がす。
このように、エアコンの電気代の節約方法にはいろいろな方面から取り組めることがたくさんあります。
この中でもちょっとわかりにくい方法というのもあるので、それらについて補足で説明を入れていきたいと思います。
エアコンの電気代はつけっぱなしで安くなるの?
エアコンの電気代についてですが、実はつけっぱなしにしたほうが安くなるケースがあるのです。
こまめなON・OFFは電気代が掛かるのでしない。
という節約方法について上でも少し触れましたが、運転し始めた時が一番力がいるので、この時の消費電力が一番高いので電気代も多くかかるのですね。
だから、小一時間くらいの外出でエアコンを止めるくらいなら、そのまま付けておいたほうが節約に繋がると考えられています。
とはいってもなかなかつけっぱなしに抵抗がある人もいると思うので、せめて設定温度を何度か上げてから外出するなどすれば、節約にさらに繋がると思います。
詳しくはこちらでまとめていますが、エアコンの電気代は1℃違うと10%程度電気代も変わると考えられているので、設定温度を上げて外出してつけっぱなしにするというのは有効な方法だと思います。
関連ページ>>エアコンの電気代の計算方法は?1時間や1ヶ月でいくらくらい?一日
除湿機能を無理に使わない、とは?
エアコンには除湿機能があって、湿度が高いと利用することもあると思いますが、夏場においては冷房と除湿どちらがいいのか迷ったことはありませんか?
ある調査では、夏場でも除湿をしてから冷房をすると電気代が安くなると思ってそういう使い方をしている人が多いようですが、一般的に除湿は梅雨時などの湿度は高いけど気温がそれほど高くない日に有効な運転だと考えられています。
除湿と冷房の関係についてはこちらで詳しくまとめていますので、ご覧になってもらうとさらにわかりやすいかと思います。
関連ページ>>エアコンの電気代は冷房と除湿を比較するとどちらがお得?ドライ
この記事の内容についてまとめると、
冷房でも湿度は下がっているので、夏場の暑い時期は普通に冷房をつけることで快適な部屋にしやすくなる。
ということですので、夏場無理に除湿を使い必要はありません。除湿の機能によっては電気代を余計に喰う場合もあるので、素直に冷房でいいでしょう。
エアコンの電気代は扇風機と併用すると安くなるの?
エアコンの電気代に関して、ネットなどでもよく言われている扇風機やサーキュレーターとの併用ですが、実際電気代がどうなるだとか、使い方がよくわからないといった声が今も多いのは感じますね。
エアコンとサーキュレーターを併用することで、冷房の効率補助の役割が期待できるので結果的に電気代が安くなる効果が期待できます。
扇風機を体に当てることで体感温度が下がるため、エアコンの温度をそれほど下げなくていいから、結果的に電気代が安くなる効果が期待できます。
扇風機とサーキュレーターは形は同じようですが、その役割は全く違うので、その中身について詳しく知りたい人はこちらでわかりやすくまとめているのでご覧になって下さい。
関連ページ
そして、サーキュレーターや扇風機の消費電力は30~40W程度なので、エアコンに比べるとかなり低いです。
関連ページ>>サーキュレーターの効果と置き場所の関係は?電気代は?置き方換気
だから総合すると電気代も節約されるので、この活用方法はネットなどでもよく取り上げられている組み合わせなんですね。
エアコン電気代節約:自然の力
- よしず、すだれといったもので日光を部屋に入らないようにする。
- 打ち水をして外気温を下げる。
- 冷房をする前に換気して、部屋にこもった熱い空気を逃がす。
さきほど、こういう方法をピックアップしましたが、これはいわゆる
- 外気温を下げる。
- 室温を上げる日光を遮る。
これがメインになりますね。
外気温が高いと、エアコンをしていてもやっぱり部屋の中が徐々に暑くなってくるため、その分エアコンもパワーを使うからです。
また、部屋に日光が入り込むと熱せられて同じことが起きますね。
詳しいことはこちらの記事でまとめていますが、
関連ページ>>エアコンなしで部屋を涼しくする方法とは?扇風機や夏のグッズも!
事前にこうやって準備しておくと、部屋の温度も随分と変わってきます。
2~3℃くらいは変わることも多いしお金もかかるようなことが殆ど無いので、昔の納涼術としてもかなり有効な方法の1つですね。
これをエアコンの電気代節約に活用しない手はありません。
よしずやすだれは外に置いておくのがよくて、それだけで日光の80~90%を遮ることができると考えられています。
ただ、室内に置くと50%程度になるので外に置くほうがいいんですね。
ちなみに私は、クールシェードというものを購入し使っています。
こういうもので日光を防ぐのもアリですね。
また、遮光カーテンもありますが、それと併用すると日光はほとんど差し込まないでしょう。ただ当然部屋の中はだいぶ暗くなりますので、そのへんはバランスを考えてくださいね。
【あとがき】暖房の節約方法は?
今回は主に夏場の冷房時のことについて触れてきましたが、エアコンは暖房機能もあります。
暖房についての節約方法などは別の記事で詳しくまとめているので、こちらをご覧になっていただくとわかりやすくなっていると思います。
関連ページ>>暖房器具比較で気になるコストは?種類や効率の違いは?省エネ電気代
>>暖房器具のおすすめで電気代や安全、寝室に最適の物は?冬節約洗面所
>>暖房の温度設定の適温や電気代の目安は?エアコン節約節電エコ適正
当然夏場と冬場で節約方法は変わりますが、冬場のほうが電気代は高くなるのでより対策をしたいのは冬場でしょうね。
エアコンの電気代節約には意外と盲点の「つけっぱなし」の効果や、他のアイテム、機械との併用など使えるやり方がたくさんあるので、是非あなたも色々試して自分だけのオリジナル節約術も作っていってくださいね。