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エアコンの電気代は冷房と除湿を比較するとどちらがお得?ドライ

2016年7月7日

エアコン 電気代 冷房

夏場エアコンで涼しく快適に過ごそうとすると冷房をつけますが、除湿(ドライ)も湿度が下がるので涼しく感じますよね。

この冷房と除湿(ドライ)はどちらが電気代がお得になるんでしょうか?

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エアコンの電気代は冷房だといくらくらい?

エアコンの冷房の電気代については前の記事で詳しくまとめたのですが、色々と面白い結果が出ましたね。

関連ページ

>>エアコンの電気代の計算方法は?1時間や1ヶ月でいくらくらい?一日

簡単にまとめると、6畳用のエアコンで冷房を使った時の電気代は14.5円でした。

これも大体の目安の値段でしかないですが、色々なネット上の情報や口コミなどをまとめると「10~20円くらい」が1時間の料金だと思われます。

エアコンの冷房は「動き出しが一番消費電力を喰う」ので、温度が設定温度になったらそこからは徐々に緩やかな運転になって電気代も落ち着いてくると思います。

どのくらいの電気代になるかは、あなたの部屋の環境や外気温に大きく左右されると思うので正確な電気代はわからないですが、1日中ずっと冷房をつけていても、単純に1時間の料金に24時間を掛けた料金になるかといえば、もっと低い電気代になることが予想されますね。

 

では、エアコンには除湿(ドライ)という冷房と似たような機能がありますよね。

除湿をしても十分に涼しく感じることが出来ますが、こっちの電気代はどのくらいになるんでしょうか?

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エアコンの電気代は除湿(ドライ)だといくらくらい?

さて、この除湿機能を使った時の電気代ですが、

check002  なんとなく冷房よりも除湿の方が電気代が安そう。

こんなイメージを持っている人も少なく無いと思いますし、私もその一人です。

でも、実際にはどのくらいの電気代なんでしょうか?

この答えの前に、実はあなたのエアコンについて次のことを知っておかないといけません。

 

除湿にも2種類ある?

今やエアコンの技術も上がって、除湿機能も様々ありますよね。

  • 除湿
  • カラッと除湿
  • 衣類乾燥
  • 冷房除湿

などなど、除湿機能がメーカーによってもいろいろ変わってきます。

ただ、その中では大きな除湿の方式があって、

  1. 弱冷房方式
  2. 再熱除湿方式

 

この2種類に分かれていて、それぞれに特徴があるんですね。

いろいろ細かい部分で働きがあるようですが、この特徴をまとめると、

 

弱冷房方式

  • 部屋の温度は運転して1~3℃低下する。
  • 十分な除湿ができるとは限らない。
  • 弱冷房で除湿するからその分電気代が安い。

 

再熱除湿方式

  • 除湿するけど部屋が冷え過ぎないようにコントロールされている。
  • 電気代は高くなりがち。

 

このように特徴が分かれますが、あなたの使っているエアコンがどっちの方式なのかは調べないとわかりません。

でも説明書にも載っていることは少ないので、ちょっと面倒なのですがパンフレットを確認したりメーカーに問い合わせるなどしないといけないんですね。

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エアコンの電気代を比較するとどちらがお得?

それで結局、冷房と除湿のどっちが電気代がお得なの?

というお話の答えですが、上で見てもらった方式によってこのように電気代が変わってきます。

「再熱除湿方式」>「冷房」>「弱冷房方式」

冷房が真ん中だとすると、再熱除湿方式の方が電気代が高くなると考えられていて、メーカーによっても異なると思いますが、同じ設定温度でも冷房に比べおよそ1.2~1.5倍ほどの電気代がかかるようです。

再熱除湿方式のエアコンは特に最近発売された新しい機種に搭載されている方式で、徐々にこちらにシフトしていく事も考えられますね。

電気代だけでいうと、この中では弱冷房方式が一番なのでしょう。

 

再熱除湿方式だと電気代がかかるワケ

ただ、再熱除湿方式は快適な空間を保てるという面で優れていて、例えば梅雨時などは気温はそこまで高くないけど湿度が高いですよね。

だから、

check001  「除湿をしていたら寒くなりすぎる。」

なんてことが良くありませんでしたか?

そこで、寒くなり過ぎないように除湿はきちんとして、温度は一定のまま保つように出来るのが再熱除湿方式です。

再熱ということで、

除湿したあとの空気を再び温かい空気として出して、温度を保つ。

だからちょっと電気代もかかっちゃうんですね。

 

冷房と除湿の上手な使い分け

さて、電気代も気になりますが、それだけを考えて部屋が快適にならないとあまり意味がありませんよね。

だから、冷房と除湿をうまく使い分けて快適な空間づくりを目指して行ったほうが気持ちが良いと思います。

そこで、冷房と除湿の上手な使い分けの仕方ですが、季節や気温によって変えるのが上手な使い方のポイントの一つと言えるでしょう。

やはり、梅雨時のような湿度の高い日は除湿機能を使って湿度を下げるようにして、夏場の暑い日は冷房を使うようにするのがいいですね。

冷房でも湿度は下げることができているので、夏場に除湿を使わなくても普通に冷房で運転させるほうが最適温度になりやすいと思います。

また、電気代が気になるのであれば、扇風機やサーキュレーターとの併用も節約のために有効なので、こちらも参考にしてみてください。

関連ページ

>>サーキュレーターの効果と置き場所の関係は?電気代は?置き方換気
>>サーキュレーターの使い方【冷房・暖房】と夏の裏技的方法とは?

 

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あとがき

このサイトで以前、暖房と湿度の関係についてちょっと触れたことがあるんですが、それをちょっと見てもらいますね。

【部屋の湿度と温度と体感温度の関係】

湿度 温度 体感温度
10% 27℃ 21.9℃
20% 26℃ 22.0℃
30% 25℃ 22.0℃
40% 24℃ 21.9℃
50% 23℃ 21.8℃
60% 22℃ 21.6℃
70% 21℃ 21.3℃

*ミスナールの体感温度計算式(改良版)から無風状態で算出

関連ページ

>>暖房の温度設定の適温や電気代の目安は?エアコン節約節電エコ適正

 

これらの体感温度から、この辺りの湿度や室温ではおおよそ

085145湿度が10%違えば温度が1℃ほど違う。

というように考えられます。

6月~9月くらいはだいたい湿度が70%以上になるので、気温が暑い上に湿度が高いんで更に熱く感じられるわけです。

私たちが快適に過ごせる温度と湿度は、

  • :温度18~20°C 湿度40~50%
  • :温度25~27°C 湿度50~60%

 

おおよそこのくらいの関係だと考えられています。

だから夏場はちょっと湿度を落としてあげることで、より快適になって行きやすいんですね。

冷房でも湿度は下がっているので、夏場の暑い時期は普通に冷房をつけることで快適な部屋にしやすくなります。

除湿は梅雨時などの「湿度が高いけど、気温はそこまで高くない時」に活用したい機能ですね。

 

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