冬になると必要になる暖房器具の中で、特に、
エアコンは温度管理がしやすく重宝される暖房器具ですよね。
その暖房の温度を決める上で、
どのくらいの温度設定にするのが良いんだろう?
みんな、どんなふうにしてるのかな?
こんなふうに、
暖房器具の適正な温度設定はどのくらいなのか?
あなたも気になっていませんか。
エコのための適温の目安についてや、暖房の温度を上げることでどのくらいの電気代の違いが生まれるのか?
このような「ランニングコスト面」もまとめたので、冬の気になる暖房費の節約、節電のための参考にして下さい。
暖房の温度設定はみんなどのくらいなの?
エアコンなど暖房を使用するときの設定温度について、結構皆さん
知りたいといった声も多いようですね。
ただ、暖房の設定温度も
- 「個人の温度感覚」
- 「地域」
- 「省エネ意識」
- 「その時の服装」
こういった環境によって様々と意見が変わっています。
そんな中で暖房の設定温度の傾向を見ていると
これくらいの設定温度にされている方が多いですね。
これは地域や性別、年齢などによっても変わるようですね。
28℃付近に設定してる人もいるようです。
とはいっても、冬場に暖房を使って温度設定を30℃まで上げるような人は、なかなか少ないでしょうね。
一つの基準として、「およそ18℃~22℃の間」という温度を目安にするといいと思います。
暖房の温度の適温の目安は?
先ほど触れたように、だいたいみんなが設定している温度が分かりましたが、
この「暖房の温度で適温の目安」というのが環境省やメーカーから発表されていますね。
エアコンメーカーのダイキンなどでは
この温度を目安として暖房の適温を発表しています。
ですので、ラインとしては、
20℃前後が一般的な適温
という判断とされています。
みんなが設定してる「およそ18℃~22℃の間」とほとんど変わりないですね。
適温には個人差が出るケースも。
ただ、そうは言っても、この「暖房の適温」があなたに当てはまるかどうかはわかりません。
- 筋肉量、脂肪量などによる代謝の違い
- 男性、女性
- 湿度などの環境
など、様々な要素が絡んでくると思います。
ですので、暖房の適温が20℃だと言われても、
- 全然暖かくない。
- 寒くない。
などと感じ方も変わってくると思います。
私もエアコンの暖房は23~25℃くらいにしないと、ちょっと肌寒いと感じる事が多いです。
エアコンは20℃にして電気毛布を使うなど、別の暖房器具を併用することもあります。
そして、私のように暖房の適温の目安である20℃以上に温度を上げる場合、毎日のこととなると気になるのが、
ですよね。
そこで、次は、
暖房の温度による電気代の違い。
この点について見ていこうと思います。
暖房の温度による電気代の違いは?
エアコンの暖房温度と電気代の関係ですが、
暖房の温度設定を1℃下げるだけで電気代は10%の削減になる。
このように考えられています。
仮に、設定温度を25℃にした場合の1時間の消費電力が500wだとすると、その電気代は13.5円になります。
これをそれぞれ1℃下げることで10%の電気代が削減されたとすると、どのようになるのか表にしてみました。
エアコンの温度設定による電気代の違い
設定 温度 |
電気代 1時間 |
電気代 8時間 |
電気代 30日 |
25℃ | 13.5円 | 108円 | 3240円 |
24℃ | 12.2円 | 97.6円 | 2928円 |
23℃ | 10.9円 | 87.2円 | 2616円 |
22℃ | 9.8円 | 78.4円 | 2352円 |
21℃ | 8.9円 | 71.2円 | 2136円 |
20℃ | 8.0円 | 64.0円 | 1920円 |
19℃ | 7.2円 | 57.6円 | 1728円 |
18℃ | 6.5円 | 52.0円 | 1560円 |
*電気代を約27円/kWhで計算
25℃、13.5円から順に1℃下げるごとに10%削減の計算の場合
電気代30日=1日8時間の使用で30日間の計算
例えば、今まで暖房の設定温度を25℃にしていたら、30日で3240円かかっていますが、これを20℃にすると1920円になるので、一ヶ月で1320円変わってきます。
暖房を使う期間を3ヶ月とすると、4,000円近くも変わってくることになりますね。
*周りの環境などは一切考慮していないので、必ずこのとおりにはなりません。また、エアコンの設定温度に達してからの運転では、もっと消費電力は少なくなり電気代が安くなります。
エアコン以外の暖房器具って?
実は、エアコンってものすごく優秀で、電気代の面でもかなり使い勝手がいいのですが、
こんな時には向いてませんよね。
また、足元だけ温めたいなんて時にも不向きです。
暖房器具にはエアコンだけじゃなくいろんなものがあって、
- 「適材適所」
- 「電気代が全然かからない暖房器具」
なんてのもたくさんあります。
例えば、
電気代がもっと安い暖房器具ってないのかな?
こんなふうに電気代を最強に安くしたい時は、
⇒「電気毛布」
だったりするんですね。
そんな色んな暖房器具を、電気代や使えるシチュエーションなど一挙にこちらでまとめました。
かなりわかりやすいと思うので、ぜひこの冬の暖房器具選びの参考にしてくださいね。
暖房温度の設定と湿度の関係
このように暖房の適温はおおよそ20℃前後とされていますが、あなたの環境などによっても変化するので微調整は自分で行わないといけませんね。
また実は、
実際に、
⇒「湿度が上がれば体感温度は違う。」
と言われています。
例えば、部屋の湿度と温度が
だったとしましょう。
すると、湿度と温度と体感温度の関係性から、
このくらいの体感温度になっています。
そこから1℃上がったり、湿度が10%上がったりしたらどのような体感温度になるのか?
その他の「温度と湿度と体感温度の関係」を挙げて見てみると、次のような表になります。
【部屋の湿度と温度と体感温度の関係】
湿度 | 温度 | 体感温度 |
10% | 27℃ | 21.9℃ |
20% | 26℃ | 22.0℃ |
30% | 25℃ | 22.0℃ |
40% | 24℃ | 21.9℃ |
50% | 23℃ | 21.8℃ |
60% | 22℃ | 21.6℃ |
70% | 21℃ | 21.3℃ |
*ミスナールの体感温度計算式(改良版)から無風状態で算出
こんなふうにズラっと出ましたね。
体感温度は、およそ22℃で固定されていますが、これをちょっとじっくり見て下さい。
先ほどの表から、二つのポイントをピックアップすると、
- 「湿度50% 温度23℃ 体感温度21.8℃」
- 「湿度10% 温度27℃ 体感温度21.9℃」
でも湿度が40%も違います。
つまり、何が言いたいのかというと、
体感温度は同じくらいでも、湿度が10%違えば温度が1℃ほど違う!
ということなんです。
ですので、温度設定も大切ですが
通常暖房を使う場合は冬場なので、乾燥も気になりますよね。
その乾燥対策をして、
湿度50%まで上げればエアコンの温度設定は23℃でも、乾燥した状態の湿度10%の時の温度27℃とあまり変わらない体感温度になるのです。
私たちの日常的な生活内での温度や湿度で例を出してみました。これ以上や以下になると、この関係もだんだん崩れてきますので参考として取り入れてみてください。
ちなみに
インフルエンザ対策としても湿度は重要
なのでなおさらです。
暖房だけに気を取られていると、乾燥して喉が痛くなったりインフルエンザにかかりやすくなったりするんですね。
そのインフルエンザの予防には、湿度50~70%ほどがとても有効だと考えられています。
インフルエンザ予防と湿度の関係は、こちらを見てもらうとさらにスッキリすると思います。
⇒インフルエンザの予防方法とは?食べ物や湿度管理で感染対策!
他にも、服を着込んだりカーテンを利用したり、電気毛布などの電気代の少ない物を併用することで様々な省エネ対策もできます。
エアコンで適温に温度設定をすることは簡単で便利なので、積極的に活用しながら、他の要素でもプラスαして快適な空間づくりをしていきたいものですね。
そして暖房器具や加湿器など、冬場の寒さ対策などまとめたページを用意しました!
冬場の悩みについて参考になると思うので、ぜひ覗いてみてください。