冬場は何らかの暖房器具を使うと思いますが、あなたが使っているものは何でしょうか?
などたくさんの種類がありますが、電気代、省エネやエコを考える場合、これらの
ランニングコスト
などについては気になるところだと思います。
そんな暖房器具の種類別やシチュエーションによって、
ということについてまとめてみたので、この冬に使われる、購入しようと考えている暖房器具の参考にして下さい。
暖房器具の比較で気になるコストについて
暖房器具の比較で気になる一つとして、コストがあると思います。
ただコストと言っても本体価格なのか電気代やガス代なのかということありますが、ここではまず、電気代などのランニングコストについてまとめてみました。
主に冬場の暖房に使う暖房器具は、エアコン、電気ストーブ、ガスファンヒーター、コタツ、オイルヒーター、電気カーペット、電気毛布、温風機、石油ストーブ、石油ファンヒーターといったところでしょうか。
これらからもわかるように、暖房器具のエネルギー源は主に
- 電気
- ガス
- 灯油
この三種類がほとんどの暖房器具のエネルギーをまかなっています。
今回は、これらの種類によってどのくらいランニングコストが違うのか?
ということについてわかりやすく表にして比較してみました。
*注意:これらのエネルギーは全て長い年月の中で価格が変化するので、ずっと同じというわけではありませんし、地域によっても価格は変わってきます。
また、それぞれの暖房器具の性能も年々上がる可能性も大いにあり、より省エネになって行くとも考えられます。
ですのであくまで参考程度になりますが、今後の暖房器具選びや比較にお役立て下さい。
暖房器具の種類別ランニングコストの比較
では、早速ですが暖房器具の種類別でランニングコストをまとめたものを表にして比較してみました。
【暖房器具の種類別ランニングコストの比較表】
暖房器具の種類 | 消費量 (1時間) |
料金 (1時間) |
エアコン (白くまくんRAS-AJ22E) |
500w | 13.5円 |
電気ストーブ (山善DSE-KC104) |
中660W | 17.8円 |
オイルヒーター (山善DO-L122) |
中700W | 18.9円 |
コタツ (山善SKY-F105H) |
190W | 5.1円 |
電気カーペット (山善KU-S202) |
227W | 6.1円 |
電気毛布 (なかぎし NA-013K) |
中27W | 0.7円 |
温風機 (Panasonic DS-F703-W) |
600w | 16.2円 |
石油ストーブ (コロナRX-2214Y) |
0.218L | 21.8円 |
石油ファンヒーター (コロナ FH-G3214Y) |
0.310L 22w |
31.6円 |
ガスファンヒーター (東京ガス RR-2414S-W) |
2.44KW 31W |
30.1円 |
暖房器具の種類によってこのようにランニングコストが変わってきます。こう見るとわかりやすいですが、エアコンは意外と安いことがわかります。
他にも電気毛布のランニングコストの安さは目を見張るものがあります。
この比較には電気代やガス代、石油代を次のように設定させてもらいました。
電気代 | 約27円/kWh | 1kWh=860.4kcal |
灯油代 | 約100円/リットル (18リットルで1,800円) |
1リットル=8,718kcal |
ガス代 | 約150円/m3 | ガスの種類=13Aの東京ガス 1m3=10,750kcal 10,750÷860.4=約12.5kw/m3 1kw=0.08m3 |
エアコン等は外気温にも左右されたり、他の種類の暖房器具も強弱によって消費電力が変わったりしますし、暖房器具の性能自体もきちんと統一はされていないので、この比較が全てではないですが、種類別でどれくらい違うのかというある程度の参考として役立ててもらえると思います。
暖房器具の効率のいい使い方の比較
暖房器具の比較で効率の面から見た時、上の表からもわかるように部屋全体を暖めたいのであれば、
最もランニングコストなどの効率がいいのはエアコンです。
ただ、短い時間やあるポイントを暖めたいといったことには不向きです。
部屋全体を温めることになるので乾燥が気になる方は、適度に換気をする必要があります。また、加湿器などで加湿することも必要になるかもしれません。
電気代のことを考えてエアコンをしているのに、加湿器も回したらまた電気代がかかってしまうと悩むあなたには、
ポイント!『気化式の加湿器』がオススメです。
気化式の加湿器は毎日8時間回しても一ヶ月の電気代は100円程度です。
加湿器は気化式も含め大きく分けて4種類ありますが、それぞれで大きくメリットデメリットが分かれるので、初めて使う場合にはわからないことも多いです。
その種類別で特徴を比較し詳しくまとめているので、まずはこちらをご覧になってください。
関連ページ
また、乾燥が気になる方で加湿器以外のさまざまな加湿方法について知りたい方は、こちらのページで詳しくまとめているので参考にして下さい。
関連ページ
乾燥が気になる方の場合、実はガスファンヒーターやオイルヒーターには加湿効果が期待できます。
加湿器との併用なども含めて、あなたの生活スタイルに合わせていろいろな選択肢がありますので参考にして下さい。
このように暖房器具の効率の比較といっても、様々なシチュエーションによってどの暖房器具が効率がいいのかというのは変わってきます。
たとえば、
というのであれば、エアコンがとても効率がいい暖房器具になります。
このように様々なシチュエーションで、それぞれの効率がいいと思われる暖房器具についてピックアップし比較してみました。
今回、暖房器具の出番となる場合のシチュエーションとして、「10の例」を挙げてみました。
【こんな時はこの暖房器具が最適!】
シチュエーション | 効率のいい暖房器具 |
1.家族がリビングに集まる | エアコンが特に効率がいい。 |
2.トイレにいく | 温風機は素早く暖房ができ、場所をあまり選ばない。 |
3.入浴後に湯冷めを避ける | 温風機は素早く暖房ができ、場所をあまり選ばない。 |
4.一人で部屋でくつろぐ | コタツと電気毛布の組み合わせで全身が温まる。エアコンもアリですね。 |
5.足元だけ暖めたい | 電気ストーブ、温風機、電気毛布が効率がいい |
6.暖房による湿度低下が気になる | 石油ストーブ、石油ファンヒーター、ガスファンヒーターといった暖房器具は実は若干ながら加湿効果が期待できる。 |
7.すぐに部屋全体を暖めたい | ガスファンヒーターの暖房性能は非常に高く、すぐに部屋全体があたたまる。 |
8.非常時にも使える | 文句なく石油ストーブ! |
9.フローリングで使いたい | 電気カーペットの下に断熱シートを引くとより省エネになる。 |
10.とにかく省エネしたい | 電気毛布で身を包みましょう! |
こう見るとそれぞれの場面で効率のいい暖房器具として、どれを選んだらいいのかという参考にしてもらえると思います。
これと合わせて上のランニングコストも考えて色々と組み合わせるのもいいですね。
また、様々なシチュエーションに合わせたおススメの暖房器具や、温度設定などについて別の記事でも取り上げているので、快適な冬を過ごすためにも是非ご覧になってください。
あとがき
暖房器具のランニングコストの比較や効率のいい選び方などをまとめましたが、色々と参考に役立ててもらえたらと思います。
また、今持っている暖房器具があまり古いと効率も悪くなってしまいますので、時期が来たら買い換えも必要になってくると思います。
あまり話に出てきませんでしたが、こう見るとオイルヒーターってちょっと使いにくいことがわかります。電気代が安いわけでもなく、暖かくなるのが遅し広い部屋には向いていません。
また、廃棄する際にもオイルがあるため困る場合もあります。
逆にその遅い暖房性能が、日向ぼっこをしているようで気持ちが良いというメリットを生み出しているのでそういう意味での人気はあります。
このように暖房器具にも使う人によって、
と言った好き嫌いがあると思います。
省エネや効率を重視するのもいいですが、あなたの好き嫌いで決めることでストレスを感じないような毎日を送るようにすることも、暖房器具選びの中で重要な要素の一つだと思いますよ。
そんな暖房器具や加湿器など、冬場の寒さ対策などまとめたページを用意しました!
冬場の悩みについて参考になると思うので、ぜひ覗いてみてください。
また、湯たんぽという選択肢もありますね。
湯たんぽと電気アンカの面白い検証もされているサイトもありました。
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