ノロウイルスに感染して発症すると激しい嘔吐や下痢に悩まされますが、そんな状態でも仕事をしないといけないのは辛いところですね。
でも、ノロウイルスになったら感染力も強いし、出勤停止にはならないのでしょうか?
また、会社を休む場合でも
- ノロウイルスが完治するには、どのくらいの期間が必要なのか?
- 体内のウイルスは、どのくらいの生存期間があるのか?
こういったことがある程度わかっていないと、職場で他の人に感染させかねません。
会社で迷惑をかけない、感染させないためにも知っておきたいノロウイルスの情報として、今回はこれらのポイントについて触れていきたいと思います。
ノロウイルスにかかると出勤停止になるの?
まず、
ノロウイルスに感染した場合は出勤停止になるのか?
という点ですが、結論から言うと、
国で定めた法律などでは出勤停止にはなりません。
*2018年時点
ですので、会社が出勤停止になるかどうかは、会社の就業規則による場合もあります。
インフルエンザでは学校保健安全法の学校感染症の規定によって、学校を休まないといけないといった法律があります。
社会人の場合にも会社の就業規則で定められていたりする所も多いです。
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ノロウイルスも同じように就業規則で定められて、出勤停止措置が下ると言った対応になっているところも多いようです。
特に飲食店、介護施設など一人の感染源から多くの人に感染が及ぶ危険性が高い職場では、こういった就業規則が定められていると思うので、出勤停止になるかどうか会社に確認しておくのがいいと思います。
出勤停止になったら給料はどうなる?
ノロウイルスに感染して出勤停止になってしまったら、気になるのはその時の給料についてですが、その時の給料の支払いなども会社によって違い、
- 通常の病欠扱いになる。
- 有給を消化するように言われる。
- 休業手当が支払われる。
このように別れると思います。
各学校でも出席停止になる学校もあるようなので、学校や会社がどのような対応をとっているのか事前に確認しておくことが大切です。
そうでないと、欠席、欠勤の際に
- どのくらい休めばいいのか?
- 診断書はいるのか?
- 検査は必要になるのか?
- 治癒証明はいるのか?
などなど、必要なことも出てくるからです。
ノロウイルスに感染してから確認するのもしんどいですし、証明書が必要なことを知らなかったらきちんとした欠席、欠勤扱いにされないかもしれないので、まずはこの辺りの対応について確認しておくことが大切ですね。
こうなると病院での検査なども必要になるかもしれません。
病院ではどんな検査がされるのかなど、こちらでまとめているので、予備知識として知っておくといいかもしれませんね。
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ノロウイルスはどのくらいの期間で完治するの?
会社から出勤停止を言い渡されたり、自主的に欠勤している場合に気になるのは、
どのくらいの期間が経てば完治するのか?
ということだと思います。
ノロウイルスの感染については、
- 潜伏期間
- 発症期間
- 二次感染期間
このような期間がありますが、症状自体は「2.発症期間」が過ぎれば治まっています。
その期間はおよそ2~3日で、このくらいの日にちが経てば症状は治まる傾向にあります。
「完治の期間」を考えるのであれば症状が治まったこの時ですね。
ですので、完治までの期間は、
症状が発症してから約2~3日
と考えられます。
しかし、
この二次感染期間は、発症してから1週間程度は続くと考えられています。
- 潜伏期間:1~2日
- 発症期間:2~3日(ここを完治と考える)
- 二次感染期間:発症から1週間程度
このように考えられていますが、これも個人差があり二次感染期間が1ヶ月に及ぶ場合もあるようです。
だから会社によって出勤停止にしている期間も違うと思いますし、検査によって陰性にならないと出勤停止が解けないといった会社もあるようですね。
食品を扱うような会社では、特にこういった厳しい就業規則があると思うので、この機会に確認しておくことが必要です。
症状がある程度おさまっても、あまり無理はしないほうが賢明ですし、特に食べ物や飲み物をどうするかが大切になってきます。
- どんな食べ物をいつから口にするのが良いのか?
- 苦しいときは食べないほうが良いのか?
など、色々まとめているので、早く回復するためのサポートとしてご覧になっておいてください。
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ノロウイルスはどのくらい体内での生存期間があるの?
先ほど完治までの期間についてどのくらいなのかを見ていただきましたが、それは体内での生存期間にもつながっています。
二次感染期間が一週間程度ですが、これも個人差があるため、体内に一ヶ月ほど生存期間がある場合もあると考えられています。
その生存期間のうちは、排便が下痢でなくてもウイルスは排出されており、そこから他の人に感染する可能性も十分考えられるため、症状が治まってある程度期間が経ったからといっても安心できないのがノロウイルスの怖いところです。
検証例は少ないので正確なデータではないかもしれませんが、完治から排便にウイルスが含まれているかどうかの検査によって
- 1週間以内に検出されなかった人が2割
- 4週間以上排出された人が2割
という結果もあり、個人差によるところも大きいので、
平均して約20日程度という期間が体内での生存期間
このように捉えられているようですね。
こういったデータも参考にできる部分はあると思います。
だから、だいたい症状がおさまってから1ヶ月ほどは、トイレはきちんとハイターなどで消毒しておくのが安心ですし、流行が収まるまで予防も心がけたほうが良さそうです。
そんなハイターでの消毒方法や、ノロウイルスにかからないための予防方法などはどうすればいいのか?
その対策について、わかりやすくこちらでまとめています。
感染してからのことも触れてますが、やっぱりノロウイルスにかからないようにするのが一番ですよね。
そのためにできる事をたくさん用意しているので、是非ご覧になっておいてくださいね。
あとがき
ノロウイルスは感染力が強いし体内での生存期間も長いので、会社側も感染を拡大させないための就業規則などを設けて対応されていると思います。
インフルエンザのようにノロウイルスも、一人の感染源からたくさんの人に感染するおそれがあるので本当に注意が必要です。
感染するとしんどいですし会社も休まないといけないし、人にうつすかもしれないし、良いことなんて一つもありません。
ですので、普段からの予防をきちんとすることが一番大切なことですね。このサイトでも予防に関することはたくさん触れているので、ぜひ併せてご覧になっておいて下さい。
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