ノロウイルスは感染すると、
そして発症すると、
- 激しい嘔吐
- 下痢
- 発熱
こういった激しい症状があるので、冬場は特に気をつけたい食中毒の一つです。
そして怖いことに二次感染の可能性も非常に高いので、感染した人の糞便や嘔吐物にもきちんとした消毒処理が必要なんですね。
二次感染の怖さについてはこちらで体感できます。
>>ノロウイルスの感染経路や期間は?感染力の強さは?空気感染予防対策
このノロウイルスですが、実は、
こういったこともあると考えられています。
では、
大人と子供の症状で、どのような違いがあるのでしょうか?
今回はノロウイルスの基本的な症状と、大人と子供の違いについてまとめるとともに、
この2つのポイントについて見ていきたいと思います。
ノロウイルスの症状は大人がかかるとどうなる?
ノロウイルスに感染してしまうと、およそ1~2日の潜伏期間があって、その後初期症状として、微熱や軽い腹痛などが現れます。
そして、徐々に激しい下痢や腹痛などが現れます。
ノロウイルスの症状には主に3つあり
- 激しい下痢、腹痛
- 嘔吐、吐き気
- 発熱、微熱
これらが代表的な症状です。
そして発症から回復に向かうのに、およそ「2~3日」ほどかかる傾向にあります。
ノロウイルスの感染から発症、回復までの流れはこのような感じですね。
大人がノロウイルスに感染した場合
これが一般的なノロウイルスの症状についてですが、細く大人と子供の違いについて見ていくとどうなるのか?
この点について触れていこうと思いますが、大人がかかった場合も、子供がかかった場合も、下痢やおう吐などの症状のどれかが出ることに変わりはありません。
ただ、その
「症状の強さや発症期間」などに若干違いがある。
と考えられています。
どんな傾向があるのかまとめると、次のような感じですね。
- 嘔吐や下痢が激しくなりやすい。
- 短期的に強い症状が現れる。
- 下痢が激しく現れるケースも多い。
あくまで傾向ですが、こういった症状になりやすいようです。
そして、
短期間でも、激しい症状に襲われるとなると辛いですね。
では、一方の子供の場合はどうなのか?
大人の場合と見比べてみましょう。
ノロウイルスの症状は子供がかかるとどうなる?
大人がノロウイルスにかかった時の症状について見てきましたが、今度は子供が感染した場合について見ていきましょう。
大人の場合と比べて、子供が感染した場合は、
症状は比較的軽い。
と考えられています。
しかし、その反面大人が1~3日ほどで回復に向かうのに対して、子供の場合(特に乳児、幼児の場合)は大人に比べ体力的に弱いので、
このようなケースもあると考えられています。
また、症状の特徴として、
というのも子供に現れる特徴の一つと考えられています。
大人と子供のノロウイルスの症状をまとめると、
- 大人:症状は重いが、回復は1~3日と早め。
- 子供:症状は軽いが、回復は1週間ほどかかる場合も。
こんな傾向にまとめられますね。
もちろん個人差もあり、すべてがこの通りというわけではないですが、大人と子供の症状には若干違いがあると考えられています。
ノロウイルスに感染したら、基本は自宅で安静にすることが求められます。
そんなノロウイルスの症状や、早く治すための体に良い食べ物など別のページでまとめているので併せてごらんになって下さい。
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ノロウイルスの症状が軽い時があるの?
ノロウイルスは10~100個のウイルスで発症すると考えられており、非常に感染力も強いウイルスなのですが、
- なんとなくお腹は痛いけど、激しい下痢は特にない。
- 吐き気が少しするくらいでそれほどしんどくない。
- ちょっと下痢気味だけど熱も吐き気もない。
単純に体の調子が悪いだけなのか、しばらくしたら元に戻っている時もあると思います。
こんな軽い症状だったら、ノロウイルスに感染しているのかどうかわからないですよね。
実際に、こんな軽い症状で済むことはあるのでしょうか?
実は、ノロウイルスの感染力は非常に強く症状も激しい場合が多いのですが、感染しても個人差で体の免疫力が高ければ、軽い症状で済むケースもあります。
先ほどの子供の場合もそうですが、症状がわりと軽いときもあるようです。
ただ、症状が軽くても便の中にはウイルスが含まれている可能性も高く、二次感染への注意が必要となるのですが、実際には症状が軽かったら感染しているなんてわからないですよね。
だから、感染してる、していないにかかわらず、二次感染を防ぐためにも常日頃から予防することが大切になるんですね。
ノロウイルスの予防方法については、手洗いの重要性なども含めこちらにまとめているので、ぜひ併せて読んでくださいね。
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あとがき
ノロウイルスの初期症状や症状の期間、また大人と子供によっての違いなどを見ていくとそれぞれの特徴があります。
また軽い症状だけで済む場合もあったりします。
と思っても、なかなかわからない場合もあると思います。
たとえば、子供が嘔吐してその後すぐに治ったけど、すぐに親が下痢や嘔吐の症状が出たなどのケースではノロウイルスの可能性が高いです。
ノロウイルスかどうかは検査で分かる部分もありますが、結果が出る頃には治っているケースが多いし、検査でノロウイルスだったとしてもノロウイルスに効く薬はありませんのであまり検査に意味がないのですね。
健康保険適用外だしお金がかかるだけです。(条件付きで適用)
検査によって、
という事実だけ知ることになります。
関連ページ>>ノロウイルスの検査方法とは?費用や時間は?病院料金保険市販キット
>>ノロウイルスにかかると出勤停止?完治の期間や体内での生存期間は?
だから、嘔吐や下痢があったときはノロウイルスに感染したかどうかはわからないけれど、きちんと消毒処理をして二次感染を防がないといけないのですね。
また、予防もそれと同じくらい大切で、それが家族や周りの人を守ることにつながります。
冬場の流行時期には特に気をつけて、苦しい思いをしないように注意しておいてくださいね。