ロタウイルスは3~5月頃の季節に流行しやすいウイルスで、様々な症状を発症します。
早い時には1月頃から徐々に広がってくるようですね。
この冬の時期には、ノロウイルスやインフルエンザ、風邪なども流行しやすい嫌な季節ですよね。
今回は、このロタウイルスの症状について気になる点をピックアップしました。
特に注目したいのがこちらです。
- 大人が感染するとどうなる?
- ロタウイルスの症状は軽い場合があるの?
- 子供が感染するとどうなる?大人との違いは?
これらについて症状をまとめました。
症状が現れてから慌てないためにも、今のうちにロタウイルスの症状についてきちんと抑えていきましょう。
ロタウイルスの症状は大人が感染するとどうなるの?
ロタウイルスは3~5月頃の季節に流行しやすいウイルスで、この季節に起こる胃腸炎はロタウイルスによる可能性が高いと言われています。
大人がロタウイルスに感染すると現れる代表的な症状として、
- 下痢
- 嘔吐
- 発熱
これらの症状を発症しますが、主に下痢の症状が顕著に発症する事が多いと考えられています。
また、便の色が
こういった水様性の排便があった時にはロタウイルスの感染の可能性が高いと考えられています。
そのため
- 「白色便性下痢」
- 「白痢」
などとも呼ばれるようですね。
下痢の他にも嘔吐の症状が発症したり、37℃ほどの発熱があったりしますが、発熱は1日ほどで治まる傾向が高いようですね。
主に下痢の症状が最も表れやすいようです。
もし、この季節に下痢が続いたり調子が悪いと感じる場合には、
便の色を確認することで、感染しているかどうかの判断基準の一つになる。
と考えられています。
ロタウイルスの症状は軽い場合があるの?
大人の場合は、上のような下痢の症状が出ても、
こんな軽い症状のケースが有ります。
実は、大人の場合にはすでに乳幼児期からロタウイルスを何度も経験している人が多いため、症状が軽い場合が多いようなんです。
だからロタウイルスに感染したとしても、軽い下痢が続いたり、吐き気や嘔吐の症状が少し発症するくらいで、乳幼児に比べると重度化する可能性は低いと考えられています。
しかし、感染するとその人の便からは多量のウイルスが排出され続けることになるので、そこが感染源になって子供に移ってしまうといった可能性は十分に考えられるということです。
だから、大人の場合でも症状が軽いからといって安心して、手洗いやうがいなどの予防といったことをしっかりしておかないと、うっかり子供にうつしてしまうこともあるわけなんですね。
ロタウイルスは、乳幼児は苦しい思いをさせてしまうことも多いことが特徴の一つです。
そんなロタウイルスに、いったいどうやって感染してしまうのか?
その感染経路や潜伏期間が心配ですよね。
関連ページそして、きちんと感染の原因が分かったら、その予防も大切です。
関連ページ小さいお子さんがいる家庭では、とくに注意して対策を行ってくださいね。
ロタウイルスの症状は子供が感染するとどうなるの?
大人が上のような症状を発症するのに対して、一方の子供が感染するとどのような症状が現れるのでしょうか?
大人の場合と比べて、その症状に違いはあるのか?
小さいお子さんを持つ家庭では、こういった点が気になるところだと思います。
そのロタウイルスに感染すると、基本的には大人と同じような症状が発症すると考えられています。
しかし、大人と子供の違う点は、
と言った注意点があります。
生後6ヶ月~2歳の乳幼児が感染し症状が発症しやすく、5歳までにはほぼ100%の子供が感染するといわれています。
とくに、ロタウイルスに乳幼児が感染した場合は、
- 激しい嘔吐
- 下痢
こんなが症状が現れ、1日に何度もそれが続くことが特徴です。
ですので、それによって脱水症状の合併症も起こしやすくなるので、看病する親がしっかりと水分補給をさせてあげないといけないですね。
他にも合併症には
- けいれん
- 肝機能異常
- 急性腎不全
- 脳症
- 心筋炎
などが起こることがあり、死亡するケースもあるので、経過をきちんと見てあげなくてはなりません。
あとがき
今回は、ロタウイルスに感染したときの大人と子供の違いを中心に見てきましたが、いかがでしたでしょうか。
このようにロタウイルスに感染した場合には、大人も子供も「下痢や嘔吐」などの症状を発症しますが、特に乳幼児の症状の重度化には注意が必要になりますね。
また、大人の場合でも免疫力が低下していたりすると、子供の症状と同様に激しい下痢や嘔吐が出る場合もあるので、普段からの予防や体調管理が大切になってくるのですね。
ロタウイルスの予防接種
そんな乳幼児のために、ロタウイルスも予防接種というのがあります。
これは任意接種なので、受けるかどうかは親御さんの判断になりますが、その予防接種について知っておきたい人はこちらも参考になると思います。
関連ページ是非、一度目を通してくださいね。
この時期はインフルエンザやノロウイルスなどもまだ残っている可能性があるので、十分に気をつけないといけない季節です。
かかってから後悔しないためにも、対策はきちんとしておいてくださいね。