今では節分で多くの食卓に並ぶ、
恵方巻き
この恵方巻きは、そもそもどういった由来や意味があって節分に食べられるようになったのでしょうか?
いつからこの習慣ができたのか、知りたいですよね。
そこで今回は「恵方巻きのあれこれ」として、
- 恵方巻きの起源
- 恵方の方角との関係
- 恵方巻きを一から作る場合の具材やレシピ、作り方
- 恵方巻きのカロリー
- 恵方巻きの食べ方
などを1つにまとめちゃいました!
すると実は、この恵方巻きというのは「ごく最近のもの」だということもわかってきました。
その恵方巻きの時代の流れについても一緒に見ていきましょう。
恵方巻きの由来とは?
あなたも節分には恵方巻きを食べますよね。
恵方巻きは具材も色々と入っていて美味しい食べ物ですが、
どうして、節分に恵方巻きを食べるようになったのか?
まずは、恵方巻きの由来や意味について触れていきましょう。
恵方巻きの起源は?
元々の起源は、江戸時代の末期に大阪の商人たちの間で商売繁盛を祈願して食べられていたとされていますが、由来にはいろいろな節があって正確な起源は不明とされています。
ただ、大阪の花街などの一部で行われていた風習なので、一時は廃れていって無くなりを見せていたようです。
これが1932年(昭和7年)頃から、宣伝活動などで徐々に盛り上がりを見せるようになって、全国的に広がりを見せたきっかけになったのが、
これが大きな由来と考えられています。
そして1998年(平成9年)にセブン-イレブンが全国販売を始め、今のような広がりを見せたということにつながっているようですね。
このセブン-イレブンが販売するまでは、恵方巻きという名前ではなくて
- 「幸運巻寿司」
- 「太巻き寿司」
- 「丸かぶり寿司」
- 「丸かじり寿司」
などと言った呼び名が色々あったようで、「恵方巻き」という名前は本当に最近出来た名前だったのですね。
このような由来のある恵方巻きですが、
その恵方巻きを食べる意味は一体何なのでしょうか?
何の理由があって恵方巻きを食べるのか不思議ですよね。
また、丸々一本食べる恵方巻きには、決められた食べ方もありますよね。
それらには全て意味があるものと考えられていて、その食べ方と恵方巻きの意味は大きく関係しています。
では次に、
について見ていきましょう。
恵方巻きの食べ方は?
恵方巻きを食べる際には、いくつかの食べ方がありますよね。
恵方巻きの正しい食べ方については、知っている方も多いと思いますが次のようになります。
- 恵方巻きは一本丸かじりする。
- 恵方を向いて食べる。
- 無言で食べる。
どうしてこんな食べ方になるんでしょうかね。
でも実は、それぞれ食べ方にはきちんとした意味があるんです!
恵方巻きは一本丸かじりする。
恵方巻きを一本丸かじりする意味は、
幸福を一本まるまる体に取り込む。
と言った意味があります。
ですので、恵方巻きを切ることは、
とされて、縁起が悪いと考えられていたからですね。
恵方を向いて食べる。
毎年、恵方は様々な方向に変わりますよね。
ということにも意味があります。
「恵方」というのは、陰陽道でその年の干支で定められた最も幸福だとされる方角のことをいいます。
恵方は、その年の福徳を司っている歳徳神(歳神様)という神様がいる方角と考えられているので、この神様がいる方角(恵方)を向いて食べると、縁起がいいとされていたのですね。
無言で食べる。
恵方巻きを食べるときには
ということが言われていますね。
幸福をもたらしてくれる恵方巻きを食べるときには、
というのが正しい食べ方とされています。
どうしてこういう食べ方なのかというと、
途中で話をしたりして食べるのを止めてしまうと、その間に幸福が逃げてしまう。
というように考えられていたからですね。
他にも
恵方巻きはいつ食べるのか?
これについて疑問に思う人もいるかもしれません。
でも、だいたい夕食に食べている人が多いようですね。
節分≒大晦日?
もともと2月の節分というのは、
ということで、昔は大晦日のような扱いがされていた特別な日でした。
だからこの節分では、年越しそばのような「節分そば」と言った食べ物が食べられるような地方もあるくらいです。
正式にいつ食べるといったことはないようですが、夜に食べるのが一般的なようです。
こんなふうに、恵方巻きにはいくつかのポイントを抑えた食べ方があるのですね。
節分の由来や意味については、こちらのページで勉強できますよ。
>>節分の由来や意味は?食べ物や豆まきの行事、節分とは?鬼飾り立春
立春って昔は正月のように扱っていて、その前日である節分は「大晦日」みたいなものだったんです。
だからとても大切な日で、季「節」を「分」ける日だったんですね。
恵方巻きの作り方や具材のレシピ、カロリー
恵方巻きはスーパーなどで販売されているので、手軽に手に入れることができます。
だから節分は、結構メニューも簡単で準備しやすいですね。
ただ、お子さんがいる家庭などでは、一度イチから恵方巻きを作るというのも面白いかもしれません。
恵方巻きの作り方は、具材を揃えれば後は巻いていくだけなので、作り方としては非常に簡単です。
まず準備する具材ですが、七福神にちなんで7種類の具材を用意します。
- かんぴょう
- きゅうり
- 椎茸
- あなご
- たまご
- でんぶ
- 高野豆腐
このような具材がメインになりますが、この具材というのは特別な7種類の具材ではなくなんでもいいようですね。
だから他にも、
うなぎ、かにかま、おぼろ、ほうれん草、サーモン、ツナなどなど
色々入れてみるのも面白いと思います。
具体的な作り方はこんな動画をみてもらうとわかりやすいですね。
https://youtu.be/jGI3K1U1KMI&rel=0&rel=nofollow
作り方はそこまで難しくはないと思いますが、準備のほうが大変になると思います。
だからお子さんと作る際にはあらかじめ具材を準備しておいて、握るところだけ一緒に作るといった感じが一番いいのではないでしょうか。
ちなみに恵方巻きのカロリーですが、具材によっても変わりますがだいたい
という辺りのカロリーになるようですね。
コンビニで販売されているレギュラーサイズのもので、400kcalあたりのカロリーになっているのでこれを参考にしました。
恵方巻きの方角は?
恵方巻きを食べる際には、恵方の方角を向いて食べるのが重要なポイントですよね。
恵方の方角は毎年のように変わるので、一体どこを向いたらわからないといった方も多いと思いますが、実は恵方というのは4方向しかありません。
今年(2024年)の恵方の方角は
東北東
この方角になりますが、自分の家で
⇒「恵方ってどっち?」
このようになる方も多いと思うので、そんな時はこちらの記事を参考にしてもらうといいと思います。
あとがき
今回は「恵方巻きのあれこれ話」についてまとめましたが、いかがでしたか。
恵方巻きにも様々な由来や意味、食べ方などがあるので、あらかじめこういった歴史などを知っていると、また違った楽しみが増えると思います。
そして節分には恵方巻きだけではなく、豆まきやイワシを食べるといった風習、柊鰯の飾りなど各地方によっても様々な行事があったりします。
いつもは豆まきでかけ声する
「鬼は外、福は内」
なんてのも実は、「福は内、鬼も内」と言ったかけ声の地方もあったりするんです!
節分には色々なことがたくさん詰まっているので、また自分で調べてみたりすると面白いかもしれませんよ。
ちなみに私のサイトでも別のページでまとめているので、よかったらお勉強していって下さい。