喪中はがきは一年以内に家族や親族に不幸があった場合に、
新年は祝うことはせず喪に服します。
という意味があり、新年の年賀状は送ることを遠慮させてもらう旨を相手に知らせます。
この喪中はがきは当然ですが、新年を迎えるまでに出すのが一般的です。
そんな喪中はがきについては、
- 喪中はがきの投函の時期はいつ頃なのか?
- 誰にどこまで送ればいいのか?
- 喪中はがきが来たら返事は出してもいいの?
このような疑問もあると思います。
こんな喪中はがきのマナーも含めて、
- あなたが喪中はがきを発送する場合
- 相手から喪中はがきが送られてきた場合
それぞれのシチュエーションでご覧ください。
喪中はがきを出す時期はいつごろ?
喪中はがきを出す時期は、当然新年が始まるまでには投函しなくてはいけません。
しかし、かと言ってギリギリのタイミングでは相手に対し配慮がありませんし、早すぎても忘れてしまうかもしれません。
ですので、喪中はがきを出す時期として最も良い期間は、
10月中旬~11月下旬
このくらいの時期がいいでしょう。
年賀状の販売時期が
10月30日~1月9日(若干の前後はあるものの、毎年このくらいの期間が年賀状の販売期間となっています。)
なので、年賀状の販売前に出すように準備しておけば、後で出し忘れの人がいることに気づいても対応できる期間が多いので安心です。
喪中はがきの時期についてのマナーとは?
喪中はがきは12月に入るまでに出すようにしていれば大丈夫ですが、身内に不幸がある時期が、
「10月や11月」、または「12月の場合」もあります。
そんな時は、どのようにすればいいのでしょうか?
身内に不幸が10月や11月にあった場合
身内に不幸があった時期が10月や11月ならば、まだまだ忙しい中大変ですが、喪中はがきを用意できる期間も残されているので、きちんと作成される方がいいと思います。
身内に不幸が12月にあった場合
ただ、12月中に身内に不幸があった場合には、ちょっと期間がなさすぎるため、
こうすると良いのではないかと思います。
寒中お見舞いについては、こちらで出す時期や例文についてまとめているので、このような状況の方は、こちらの記事をぜひ参考にしてください。
⇒寒中見舞いを出す時期はいつからいつまで?余寒見舞いは?
⇒寒中見舞いの文例!友人、年賀状の遅れ、喪中の場合は?
喪中はがきを出す時期のリミットは?
そして、喪に服す期間が一年なので、翌年の年賀状は送っても構わないことになっています。
10月以前に身内に不幸があった場合には、上でお伝えしたように書いたように「10月中旬~11月下旬」に発送できれば大丈夫です。
ただ、年賀状の受付開始日は毎年12月15日になっているので、この日以降になると相手はすでに年賀状作成も終わっているかもしれませんし、相手の年賀状を送る日と重なる可能性が十分に有ります。
ですので、どれだけ遅れたとしてもマナーとして、
には相手に届くように投函しましょう。
喪中はがきの返事は出してもいいの?
喪中はがきは、
「年賀欠礼状」
とも言い、
「喪に服しているため、年賀状を送ることをご遠慮させていただきます。」
ただ、これは
ですので、喪中の人からの年賀状は来ませんが、喪中の人に年賀状は送っても構わないことになっています。
しかし、一般的には、
「相手が喪に服している時期だから、年賀状を送るのはやめておこう。」
このような感覚だと思います。
もし、相手とのつながりが一年に一度の年賀状だけの場合などで、喪中の時期だけどやりとりを止めたくない場合には、喪中はがきの中に、
このようにしておけば相手からも、多少は年賀状を送りやすくなります。
このように書かれていると、年賀状を発送しても構わないということになりますが、とはいえ文面にはちょっと気を使ったりしますよね。
また、相手によっては「ちょっと非常識じゃ・・・。」と思われるかもしれないのであまりオススメはできません。
では、喪中はがきではどういったことを書けばいいのか?
どんなことに気をつければいいのかといったマナーなども含め、別のページで色々な文例も用意しましたのでこちらも参考にして下さい。
関連ページ
あとがき
喪中の場合には、喪中はがきを出すことで年賀状を遠慮させてもらうことを伝えるのですが、何も受け取りまで拒否するようなものではなかったのですね。
この辺りは結構思い違いをされている方も多いと思います。
また、喪中はがきの中は葬儀に参列してくれた方にも発送するのがマナーです。
たとえ喪中であることを知っていても、喪中はがきは年賀欠礼の挨拶状だという位置づけなので送るようにしてくださいね。