正月飾りの鏡餅も、鏡開きでお餅をみんなで食べる風習があります。
その鏡餅も大きいと食べにくいので、細かく分けて食べれるようにしないといけません。
しかし鏡餅の切り方や割り方には、実はちょっとした「いわれ」があって単純に切るものではないんですね。
鏡餅とは神様が宿ったお餅なので、本来はきちんとした扱い方というのがあるんです。
そこで今回は、
鏡餅の切り方や割り方はどうすればいいのか。
また、分けられた鏡餅のいろんな食べ方と、その料理のレシピについていくつかピックアップしました。
鏡餅の意味や、家族みんなでおいしく食べるためのいろんな食べ方の参考に、ぜひ最後までご覧ください。
鏡餅の切り方や割り方は?
お正月に飾っていた鏡餅も日にちがたつと「鏡開き」をしてお餅をみんなで食べる風習がありますよね。
この鏡開きというのは、ただお餅がもったいないから食べるという風習ではなくて、
こんな縁起物のお餅をみんなで食べよう!といった行事なんです。
そして、そのお餅は、
などとよばれ、子供たちに渡すお年玉の由来とも言われています。
この鏡餅の由来や意味などは別の記事で詳しくまとめているので、ぜひこちらもご覧になってください。
関連ページ>>鏡餅の意味や由来とは?みかんや干し柿、台や紅白の紙の意味は?
そんな鏡開きの行事では、鏡餅を割ってみんなで食べます。
とはいえ、今ではスーパーなどで買う鏡餅で、中は切り餅で小分けされているものも多いですよね。
そういうものはわざわざ細かく分ける必要がないので便利ですが、鏡開きという行事には縁起物のお餅をみんなで食べるといった意味があるということは覚えておきたいですね。
鏡餅の切り方は?
さて、そんな鏡餅ですが、どうして「鏡開き」という名前なのか?
「鏡」って?「開き」って何?
こんなふうに思いますよね。
お正月のお供えを鏡餅と言いますが、簡単に説明すると鏡は神様が宿るとされていて、丸形のお餅をその鏡になぞらえてお供えしているのです。
また、鏡開きというのは「割る」や「切る」という言葉は、神様が宿る神聖なお餅に刃物を入れるということで縁起が悪いとされたんです。
また、「切る」という言葉は、節目である年初に、
ということで好まれなかったのですね。
そこで、「開く」という縁起のいい言葉を使うようになったので、鏡開きというのですね。
関連ページ
鏡餅の割り方は?
ですので、本来は鏡餅を食べる際に包丁は使わないので、切ってはいけないんです。
また、鏡餅はとても固くなるので、包丁を使うのはとても危険です。
昔は木づちで割ったのですが、今ではできれば金槌で割るのがいいでしょう。
たとえば、その様子が動画であるのでちょっと見てみましょう。
新年初、巨大餅を割った!
こんな感じでお餅を布で包んで飛び散らないようにし、金槌で割るとそこそこ小分けされていいと思います。
鏡開きでの鏡餅の割り方はこうするのが安全で確実でしょう。
ただ、あまりでかいとちょっと苦労しそうですね。
鏡餅の食べ方やレシピは?
さて、しっかりとわれた鏡餅は、残さず全部食べることで歳神様からの活力を授かることができると言われています。
縁起ものなので、いろんなイベントでも振舞われることが多いですね。
そんなお餅は、焼いて黄な粉につけたり、砂糖醤油につけたりして食べるとおいしいですが、お正月にピッタリのお餅の料理が
冬の寒い日にぜんざい、おしるこというのはとても温まるし、小豆は邪気を払うものとして、昔からいろんな節目で食べられる食べ物です。
有名なところで赤飯やおはぎなどがありますが、入学や卒業祝い、還暦などいろんなときに出されますが、とても縁起がいいものなんですね。
そんな小豆を使ったおしるこ、ぜんざいはこの時期に食べやすいでしょう。
鏡餅とおしるこの作り方レシピ
小豆:250g
砂糖:200g
塩:少々
もち:適量
水:適量
小豆から作るのがちょっと面倒だと感じる場合は、ふつうにお汁粉のもとなどがスーパーでも売ってるので、それにお餅を入れるだけでおいしいお汁粉が出来上がります。
お汁粉を作るときは、お餅は焼いた方が香ばしくなっておいしいですね。
すぐできるお汁粉の作り方
これだと材料もほとんどいらないですし、時間もあまりかかりません。
お餅を焼きながらお汁粉をこうやって作っていけば、10分くらいあればできそうですね。
さて、このお汁粉ですが、あなたは「ぜんざい」との違いをご存知でしょうか?
「ぜんざい」と言ったら、あの粒あんのやつですよね?
そんなあなたは「関西よりの人」ではないでしょうか。
じつは関東と関西、その他の地方でいろんな違いがありました。
その「お汁粉とぜんざいの違い」について別の記事でまとめたので、ぜひこちらも読んでみてください。
関連ページ>>おしることぜんざいの違いは?関東と関西の違いと由来について
けっこう面白いと思いますよ。
鏡餅の食べ方とおいしいレシピ
鏡餅を使った食べ方はぜんざい以外にもいろいろありますよね。
そんな鏡餅を使った料理についていくつかピックアップしてみました。
お酒のアテやメインの料理にも色々使えるので参考にしてみてください。
チョコ餅レシピ
切り餅:2個
チョコレート:1枚
砂糖:10g
豆乳:10g
ココアパウダー:適量
これってなかなか本格的なお菓子になりますね。
もちもちパンケーキレシピ
切り餅:1つ
卵:1つ
牛乳:150ml
ホットケーキミックス:200g
これはもうやばいですね。
餅ピザレシピ
切りもち:1個
じゃがいも:1個
ミニトマト:3個
ベーコン:1枚
とろけるチーズ:25g
パン粉:少々
ピザソース:大さじ1
これはメインになる料理ですね。
これだけでも十分おなか一杯になりそうです。
肉巻きチーズ餅レシピ
豚バラ肉:5枚
切り餅:5個
スライスチーズ:3枚
焼肉のタレ:大さじ2
胡椒:少々
白ごま:適量
これはもう完全に一品ですね。
普通におかずにもなりますし、お酒にも合いそうですね。
明太もちチーズ春巻きレシピ
春巻きの皮:3枚
大葉:6枚
明太子:2腹(1cm幅に切る)
餅:1個(スライスする)
溶けるスライスチーズ:2枚
これもおかずにもなるしお酒のあてにもなりそうだし、アレンジして中身を変えたらおやつにもなりそうですね。
あとがき
鏡餅の切り方や割り方。
そして鏡餅を使ったいろんな食べ方と、その料理のレシピについて紹介しましたがいかがでしたか。
鏡餅というのは神様が宿った縁起物なので、しっかりと家族みんなで食べて健康に一年過ごしたいですね。
ただ、お餅はやっぱりカロリーが高いので、あまり食べすぎないように注意したいところです。
そんなお餅の食べ過ぎで正月太りしてしまった人は、元の状態を取り戻すのにちょっと苦労しそう。
でも、ちょっと安心してください。
正月太りはちゃんと調整すればすぐに戻ります。
その正月太りの正体について別の記事で詳しくまとめたので、体形が気になる人はこちらの記事も読んでみてください。
関連ページ>>正月太りの原因と対策!解消のためのダイエット方法は?リセット