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2018年干支は戌!戌年にはどんな由来や意味があるの?漢字と順番

2017年10月15日

2018干支戌02

2018年(平成30年)の干支ですが、

戌(いぬ)

2017年は酉年(とりどし)だったので、次は戌年ですね。

この記事を読まれている方は年賀状を作ろうとしたときに、

 

そういえば来年の干支って何だっけ?
どうして戌年って言うんだろう?

 

そんなふうに思って、検索された方も多いのではないでしょうか。

この戌年ってどんな由来や意味があってこうなったんだろうと、よくよく考えてみると不思議に思いますよね。

 

また、戌年って言われていますが、どうして犬なの?

 

この十二支の順番とか「戌」という漢字についても疑問がありますよね。

そこで今回は、2018年の干支である「戌(いぬ)」についてまとめました。

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2018年(平成30年)の干支(えと)は戌(いぬ)

2018年(平成30年)の干支(えと)は戌(いぬ)になります。

といっても、正確に言うと

戊戌(つちのえいぬ)

このように言われます。

あまり聞き覚えはないですよね。

普通の干支(えと)って「十二支(じゅうにし)」で覚えていますよね。

子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥

戌は11番目にあたります。

そして、この他に「十干(じっかん)」という数詞があります

これは聞いたことがあると思いますが

甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸

本来、干支(えと)というのは、

「十干十二支(じっかんじゅうにし)」

このことを言っています。

 

もっとわかりやすく言うと、

十干の「干」
十二支の「支」

この二つを合わせると、

「干支(えと)」

 

私たちが干支と言っているのは、この二つを合わせたものだったんですね。

だから、2018年の戊戌(つちのえいぬ)というのは

十干の5番目の「戊」の年
十二支の11番目の「戌」の年

これが合わさって戊戌(つちのえいぬ)となったわけです。

ちなみに、12年前の2006年(平成18年)は丙戌(ひのえいぬ)でした。

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還暦(かんれき)を60歳で祝うワケ

ちょっと2018年の戌年とは関係ないかもしれませんが、還暦(かんれき)って60歳で祝いますよね。

これって、この十干十二支(じっかんじゅうにし)が大きくかかわっています。

例えば、この2018年の戊戌ですが前回いつだったのかわかりますか?

そうです。

60年前の1958年(昭和33年)が戊戌だったのです。

十干(じっかん)の「10」と十二支(じゅうにし)の「12」の最小公倍数である「60」を一周として、60種類の十干十二支があるんです。

 

だから、60歳を迎えた人を還暦(かんれき)と言いますが、

暦(こよみ)が還(かえ)る。⇒還暦(かんれき)

ということで還暦にはお祝いをするようになったのですね。

 

還暦の人に赤いチャンチャンコを贈るのは、もう一度生まれ変わって出直すという意味があって、赤色は「赤子」の意味と言われています。

 

もし、2018年に還暦の人が両親など身近にいるのなら、こういう意味を知っていると、お祝いする気持ちにもまた違った想いが生まれるかもしれませんね。

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干支の戌ってどんな由来や意味があるの?

さて、この2018年の干支は戌ですが、いったいどんな由来や意味があって戌年となったのか?

それにはいくつか由来があります。

そもそも、先ほど説明した

「十干(じっかん)」と「十二支(じゅうにし)」

これは古く中国の思想を用いたものです。

十二支って、12種類の動物の名前が当てられていますが、あれって全部

check001  『後付けでつけられたもの』

だと考えられています。

 

しかも、あまりその動物とも関係なく、なんとなく漢字が似てるからとか、読み方がそれっぽい!みたいな感じで当てられたようですね。

 

この「戌」の由来ですが、元々は

「滅(めつ)」と書いて、「ほろぶ」

という意味で使われていたようです。

これは、

草木が枯れる状態

というのを表していて、それを陰陽五行説に当てはめると、

戊(土の兄=つちのえ)

となるようです。

 

これは「秋を冬に変える変化を司っている」と考えられているようで、草木が紅葉を終え、冬に向かって散るようなことを表しているのでしょうか。

 

そこからも「戌」の由来が「滅」だったことも、何となく感じ取れます。

また、「戌」は「一」「戈(カ、ほこ)」という文字を含んでいるようで、これは、作物を刈り収穫し、ひとまとめにするような意味もあるようです。

 

一方で、前年の「酉(とり)」という漢字の意味には

  • 果実が成熟の極限に達した状態を表している。
  • 収穫した作物から酒を抽出する。

こんな意味があったのですが、これを見ると「酉→戌」の十二支の移り変わりは、日本の季節の移り変わりでの

秋から冬にかけての様子

を表しているようにも感じますよね。

 

そして、みんなが十二支を覚えやすくなるように、身近な動物の「犬」が当てられたということです。

 

なぜ「犬」が選ばれたのかは明らかになっていません。

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干支の戌の順番は?

この十二支の戌は11番目になりますよね。

子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥

この順番は、

check001  元旦の日に神様のところに到着した順番で決められた。

と言うお話があります。

この時に「猫」もいたと言われていますね。

猫が十二支にいないワケ

猫がここにどうして入っていないのかというと、猫はネズミ(子)に騙されて到着する日を「元旦の次の日」だと、1日遅れた日を教えられたんです。

猫が到着したころにはもう誰もいなくて、そこでようやく騙されたことに気づいたんですね。

怒った猫は、そこからネズミを追いかけるようになったそうです。

 

申(さる)と戌(いぬ)に挟まれた酉の意味とは?

桃太郎01

十二支の順番を見ると

申(さる)・酉(とり)・戌(いぬ)

猿と犬に挟まれていますよね。

猿と犬は「犬猿の仲」と例えられるように、非常に仲が悪かったと言われています。

だから、仲の悪い猿と犬の間に入って喧嘩の仲裁をしたのが、この「酉(とり)」だと言われていますね。

そして、昔話の桃太郎にも出てくる

猿・鳥(キジ)・犬

これは「鬼門」の方角の鬼に対抗して、「裏鬼門」に位置する十二支の猿・キジ・犬を引き連れたという解釈がされているようです。(曲亭馬琴「燕石雑志」など)

曲亭馬琴「燕石雑志」によると、本当は鬼門の反対には羊がいるんですが、羊は弱者なので省かれて猿・鳥・犬が選ばれたようなんですね…。

鳥の中でも雉(キジ)が選ばれたのには、よく闘う鳥だからなんだそうです。

こうやって関連付けていくと面白いですね。

 

戌年の人の性格や特徴

2018干支戌01戌年生まれの人は、物事に対して熱心で正義感が強く、真面目で忍耐強く働き者と言われています。

すごくいい特徴がありますね。

また義理人情にあつかったり協調性も高く社会性があると言われてます。

その反面で防衛本能が強かったり、神経質や怒ったら怖いような一面も。

 

あとがき

2018年の干支の戌について、由来や意味、順番など見てきましたがいかがでしたか。

干支といっても、その中にはいろんな意味が込められてこのようになっていたのですね。

今回のそんな戌年の「犬」は一度にたくさんの赤ちゃんを産むことから、安産祈願をする「戌の日」というのが毎月あります。

妊婦さんと赤ちゃんの無事を願って、戌の日に安産祈願がされるようになりましたが、安産祈願の神社も多いですよね。

 

私が住んでいる大阪でも、安産祈願として住吉大社が有名になっています。

 

その戌の日ですが、

「妊娠5か月目の戌の日に安産祈願をする」

という風習が日本にあります。

その2018年の戌の日のカレンダーはこのようになっています。

戌の日(2018年)
1月6日(土) 1月18日(木) 1月30日(火)
2月11日(日) 2月23日(金)
3月7日(水) 3月19日(月) 3月31日(土)
4月12日(木) 4月24日(火)
5月6日(日) 5月18日(金) 5月30日(水)
6月11日(月) 6月23日(土)
7月5日(木) 7月17日(火) 7月29日(日)
8月10日(金) 8月22日(水)
9月3日(月) 9月15日(土) 9月27日(木)
10月09日(火) 10月21日(日)
11月2日(金) 11月14日(水) 11月26日(月)
12月8日(土) 12月20日(木)

 

戌の日は毎月2~3日、12日ごとにあって、ご祈祷や安産祈願のお札、お守りなどをいただいて安産祈願とするのですね。

 

さて、2018年はあなたにとってどんな年になるのでしょうか?

 

もしお子さんが生まれる年になっているなら、元気な赤ちゃんを無事に出産して欲しいですね。

 

そして、この干支について分かった次は、年賀状について、友人や会社の上司、恩師などどうやって書いていこうか悩んでいる方はいませんか?

色んなパターンで紹介している記事も用意しているので、よかったらこちらも参考にご覧になって下さいね。

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