私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
右往左往(うおうさおう)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
しまったー!先生の花瓶割っちゃった、どうしよー。
接着剤でつけるか?だいじょうぶかなー、いや無理だろ!?じゃあ、捨てる?いやこれもバレるし・・・。ここは知らんぷりして・・・、うわー!
うさぎさん、右往左往してるね。大丈夫だよ、いっしょに謝りに行こう。
そうだね、正直に謝った方がいいよね。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「右往左往」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
右往左往の意味や語源とは?
右往左往とは、
- どうしていいのかわからなくなり、あっちこっちに行ったり来たりすること。
- 混乱している様子。
このような意味があります。
それぞれの漢字に分けて見てみると
右往:右に行く
左往:左に行く
このように右に行ったり左に行ったり、どこに行けばいいのかわからなくなっている状態から、混乱していることを表しているんですね。
右往左往の使い方や例文は?
さて、この右往左往という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
右往左往という言葉の使い方は、
- 大勢でも単独でも言われる
- 「右往左往する」「右往左往した」といった使い方が多い
- 実際に右や左に行ったり来たりしていなくても、混乱してどうしていいかわからず、色々的外れなことをしている時にも使われる。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
右往左往を使った例文は
- 大将がやられてしまい、配下の武将はどうしていいかわからず右往左往した。
- 母親が事故に遭ったと聞いて、右往左往しながらもなんとか病院にたどり着いた。
- 右往左往するような事態にあった時は、まずは一度深呼吸して落ち着こう。
このような感じでしょうか。
何か突発的なことが起こったりして慌ててしまい、何をどうしたらいいのかわからない様子が感じ取れると思います。
右往左往の類義語は?
さて、この「右往左往」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
右顧左眄(うこさべん)
周章狼狽(しゅうしょうろうばい)
東奔西走(とうほんせいそう)
泰然自若(たいぜんじじゃく)
英語では
go this way and that(あっち行ったりこっち行ったり)
こんな表現で表されるようですね。
あとがき
右往左往とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして右往左往を簡単にまとめますね。
意味どうしていいのかわからなくなり、あっちこっちに行ったり来たりすること。
混乱している様子。
右顧左眄(うこさべん)
周章狼狽(しゅうしょうろうばい)
東奔西走(とうほんせいそう)
泰然自若(たいぜんじじゃく)
英語では
go this way and that(あっち行ったりこっち行ったり)
使い方・例文大将がやられてしまい、配下の武将はどうしていいかわからず右往左往した。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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