私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
隗より始めよ(かいよりはじめよ)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
そろそろここも汚くなってきたし掃除をしないといけないね。
そうだね、さすがにこの状態じゃ厳しいかも。
よし!隗より始めよというし、今日は僕がやるよ。
じゃあ、お願いするね。
翌日
昨日は僕がやったから、今日はうさぎさん掃除してね。
いや~、これから用事があるんで・・・。
いつもこうだよ~
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「隗より始めよ」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
隗より始めよの意味や語源とは?
隗より始めよとは、
- 大きなことをする前に近くのものから始める
- まずは自分から始める
このような意味があります。
隗より始めよの語源
隗(かい)とは、昔の中国の人の名前です。
古代中国の燕(えん)の王が、
「賢者を招くにはどうすればよいか」
という質問を郭隗(かくかい)にぶつけました。
すると、
このように答えたことから生まれたことわざだと言われています。
隗より始めよの使い方や例文は?
さて、この隗より始めよという言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
隗より始めよという言葉の使い方は、
- 自分から率先してする
- 目の前の小さなことからコツコツと
- 言い出したひとからはじめる
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
隗より始めよを使った例文は
- 隗より始めよというし、会社をキレイにするためにまずは自分から掃除を始めよう。
- 最初から大金持ちを夢見ても無理なので、隗より始めよとあるからまずは計画を立てた。
- キャプテンが隗より始める姿を見せれば、チームメイトも自然とついてくる。
このような感じでしょうか。
隗より始めよの類義語は?
さて、この「隗より始めよ」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
死んだ馬を買うような馬の価値がわかる人のもとには、生きた馬をたくさん売りに来るだろう。
ということから、つまらない人でも優遇すれば優秀な人も集まってくることのたとえとなっています。
あとがき
隗より始めよとはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして隗より始めよを簡単にまとめますね。
意味大きなことをする前に近くのものから始める
まずは自分から始める
死馬の骨を買う(しばのほねをかう)
使い方・例文隗より始めよというし、会社をキレイにするためにまずは自分から掃除を始めよう。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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