私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
恩を仇で返す(おんをあだでかえす)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
ひよこさん、宿題ありがとう、助かったよ。
ほんと、次からちゃんと自分でしてきなよ。
お礼にこのお菓子あげるよ。結構おいしいんだよ。
ありがとう、・・・、うっ!
引っかかったね、これ激辛ソース味なんだよ、アハハー!
恩を仇で返すとは・・・。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「恩を仇で返す」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
恩を仇で返すの意味とは?
恩を仇で返すとは、
このような意味があります。
それぞれ分けて見ていくと
「恩」:自分が受けた恩恵、めぐみ
「仇」:害を与える、うらみ
このような意味があるのでそれを合わせたことわざとなっています。
「恩知らず」とかと同じような意味ですね。
恩を仇で返すの使い方や例文は?
さて、この恩を仇で返すという言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
恩を仇で返すという言葉の使い方は、
- 「恩を仇で返すなんて~」「~に恩を仇で返す」といった使い方が多い
- 意図していなくても仇となる場合もある
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
恩を仇で返すを使った例文は
- 苦労して育てた息子に母親が殺されるなんて、そんなふうに恩を仇で返されるなんて思ってもいなかった。
- 師匠を守るためにした行動が、逆に師匠を傷つける結果になってしまい恩を仇で返す形になってしまった。
- 恩を仇で返すのは人としてやってはいけないことだ。
このような感じでしょうか。
恩を仇で返す行為は褒められたものではありませんので、人としてやってはいけないことですよね。
でも、その相手の為にしたことが逆に相手を苦しめることになってしまうような、意図していないかたちで恩を仇で返すこともあったりします。
良かれと思ってしたことがダメだったなんて難しいですね。
恩を仇で返すの類義語は?
さて、この「恩を仇で返す」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
- 飼い犬に手を噛まれる
- 陰に居て枝を折る
- 雨晴れて傘を忘れる
- 仇を恩で報ずる
- 恩に着る
- 返報性の法則
このことわざに似た言葉は他にもたくさんあって本当に多いですね。
あとがき
恩を仇で返すとはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして恩を仇で返すを簡単にまとめますね。
意味助けたりよくしてくれた人、今まで育ててくれた親などに対して、感謝せず恨んだり危害を加えたりすること。
類義語- 飼い犬に手を噛まれる
- 陰に居て枝を折る
- 雨晴れて傘を忘れる
- 仇を恩で報ずる
- 恩に着る
- 返報性の法則
苦労して育てた息子に母親が殺されるなんて、そんなふうに恩を仇で返されるなんて思ってもいなかった。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
関連ページ