私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
親の心子知らず(おやのこころこしらず)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
あー、塾ってめんどくさい。サボって遊ぼうかな。
だめだよ、お母さんパートで働いてくれてるんだろ?
そんなこと言われたって、塾なんか行っても意味ないよ。そのお金お小遣いでくれたらいいのに。
親の心子知らずすぎるよ、もっとお母さんを大切にしないと。
あー、何言ってるのかぜんぜんわかんね。塾めんどくせー。
・・・このバカー!
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「親の心子知らず」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
親の心子知らずの意味とは?
親の心子知らずとは、
このような意味があります。
親はあれこれとこどもの心配をしますが、子供からすると放っておいて欲しい態度を見せて無視したりすることがありますよね。
親の心配をよそに、子供が無茶なことばかりしたり言うことを聞いてくれなかったりする様子からこのことわざが生まれました。
親の心子知らずの使い方や例文は?
さて、この親の心子知らずという言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
親の心子知らずという言葉の使い方は、
- 「親の心子知らずで~」「親の心子知らずだ」といった使い方が多い。
- 親の心配をよそに子供が好き勝手する。
- 上司や先生、師弟関係にある師匠と弟子などの場合も、気持ちをたとえた時に使う場合がある。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
親の心子知らずを使った例文は
- 家に帰ってこない子供が心配で街中駆けずり回ったのに、コンビニで立ち読みしてたなんて本当に親の心子知らずだ。
- 一人暮らしをした子供のことを毎日思っているのに、親の心子知らずで子供は親のことなど忘れ遊び惚けている。
- ここまで指導して弟子が立派に育ったと思っていたのに、不祥事を起こしてしまうなんて、まったく親の心子知らずだと師匠は怒り狂った。
このような感じでしょうか。
手にかけてきた子供が、親への感謝や心配してくれる事などすっかり忘れて好きにしているような様子が感じ取れるのではないでしょうか。
親の心子知らずの類義語は?
さて、この「親の心子知らず」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
- 子をもって知る親の恩
- 親の思うほど子は思わず
子の心親知らず
どの時代になってもこういう関係はあるものですよね。
あとがき
親の心子知らずとはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして親の心子知らずを簡単にまとめますね。
意味親は子供の心配をするのに、子供は反発し勝手なことをすること。
類義語子をもって知る親の恩
親の思うほど子は思わず
子の心親知らず
使い方・例文家に帰ってこない子供が心配で街中駆けずり回ったのに、コンビニで立ち読みしてたなんて本当に親の心子知らずだ。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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