私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
帯に短し襷に長し(おびにみじかしたすきにながし)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
こんな服を隣の子からもらったんだけど、僕には小さくて合わないからひよこさんにあげるよ。
これ、僕はちょっと大きすぎるよ。
じゃあ、ネコさんにあげるよ。
趣味悪いからいらない。
う~ん、帯に短し襷に長しだね~。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「帯に短し襷に長し」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
帯に短し襷に長しの意味とは?
帯に短し襷に長しとは、
このような意味があります。
帯に短し襷に長しの語源
反物の布生地があって、それを帯にするには短いけど、タスキにするには長すぎるから使いにくい、中途半端だ。
ということから生まれたことわざです。
帯に短し襷に長しの使い方や例文は?
さて、この帯に短し襷に長しという言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
帯に短し襷に長しという言葉の使い方は、
- 「帯に短し襷に長しで~」「帯に短し襷に長しだ」といった使い方が多い。
- 物に対してもですが、人に対して使い場合もある。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
帯に短し襷に長しを使った例文は
- おかしを乗せるお皿を頼んだけど、これじゃ帯に短し襷に長しだな。
- みんな帯に短し襷に長しといった感じで、私の好みの人ではなかった。
- 頂いたコップは帯に短し襷に長しで、私も家族も趣味が合わなかった。
このような感じでしょうか。
このことわざを使うときは、ある程度状況を書かないとわからない事もあります。
何に使っても役に立たないというわけではなく、こういう状況やこういう状態だから使えない、合わないといった説明が必要ですね。
帯に短し襷に長しの類義語は?
さて、この「帯に短し襷に長し」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
- 次郎にも太郎にも足りぬ
- 褌には短し手拭には長し
- あちらを立てればこちらが立たず
完全に同じ意味ではないですが、似たような場面で使われることはあると思います。
あとがき
帯に短し襷に長しとはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして帯に短し襷に長しを簡単にまとめますね。
意味中途半端で、なにも役に立たないことのたとえ。
類義語次郎にも太郎にも足りぬ
褌には短し手拭には長し
あちらを立てればこちらが立たず
おかしを乗せるお皿を頼んだけど、これじゃ帯に短し襷に長しだな。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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