私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
地獄で仏(じごくでほとけ)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
あぁ、どうしよう、大事なお金を落としちゃった!!
どうしたんだい、慌てて。
お金を落としたんだけど見つからなくて…。あのお金で買い物を頼まれてたのに、どうしよう…。
仕方ないなあ、今日は僕がお金を貸してあげるからこれで買い物してきなよ。
まるで地獄に仏だ。ありがとう、これで何とかなりそうだよ。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「地獄で仏」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文、読み方などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
地獄で仏の意味とは?
地獄で仏とは、
このような意味があります。
地獄で仏の語源
地獄で仏の語源には、地獄で鬼に責め苦にあっているようなときに、仏様から救いがあることのように例えられています。
鎌倉時代には、「地獄に地蔵菩薩を見つけた」という表現だったようです。
これが江戸時代に地獄で仏という言い方へと変わりました。
地獄は鬼が罪人たちを苦しめるような場所で、仏様がいるような場所ではないですが、そんな地獄にも仏様が現れたように救われたことを言うことわざです。
地獄で仏の使い方や例文は?
さて、この地獄で仏という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
地獄で仏という言葉の使い方は、
- 「まさに地獄で仏だ」といったような使い方がよくされます。
- 「地獄で仏に会ったよう」という表現でもよく聞きますね。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
地獄で仏を使った例文は
- 大雪で電車が止まってしまったが、友人が来るまで送ってくれるといってくれて、まるで地獄で仏だ。
- もう死のうかと思ったときに助けてくれた彼は、地獄で仏に会ったようだった。
- お金を落として途方に暮れていた時、通りがかった人が助けてくれた。まさに地獄に仏だった。
このような感じでしょうか。
本当に困っているときに救われると、その人が仏様のように思えますよね。
今だと神様のように例えられるようなことが多いかもしれません。
地獄で仏の類義語は?
さて、この「地獄で仏」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、意味の似ている言葉(類義語)もいくつかあります。
渡りに船(わたりにふね)
闇夜に提灯(やみよにちょうちん)
干天の慈雨(かんてんのじう)
あとがき
地獄で仏とはどんな意味があるのか。
その語源や使い方、例文や類義語などを見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして地獄で仏を簡単にまとめますね。
意味すごく困っているときに救いの手が差し伸べられること
類義語や補足渡りに船(わたりにふね)
闇夜に提灯(やみよにちょうちん)
干天の慈雨(かんてんのじう)
大雪で電車が止まってしまったが、友人が来るまで送ってくれるといってくれて、まるで地獄で仏だ。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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