私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
地獄の沙汰も金次第(じごくのさたもかねしだい)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
ごめんよ、わざとキミの携帯壊したわけじゃないんだよ。
謝って済む問題じゃないよ!
弁償するし、これはお詫びのお金だよ。
そういうことなら、いいよ、ちょっと言い過ぎたよ。
急に機嫌が良くなった…、地獄の沙汰も金次第だな。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「地獄の沙汰も金次第」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文、読み方などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
地獄の沙汰も金次第の意味とは?
地獄の沙汰も金次第とは、
このような意味があります。
沙汰とは、裁判や裁定のことを表します。
地獄の沙汰も金次第の語源
地獄の沙汰も金次第の語源ですが、地獄というものは閻魔大王の裁きを受けて処罰される場所のことです。
その地獄の死者が、お金を渡してその裁きを軽くしてもらうようにするといったことわざです。
ただ、実際に地獄にお金を持ち込めるはずもなく架空の話からのものですが、お金の力というものはそれだけ強いものがあるという例えから来ています。
『上方(京都)いろはかるた』の一つにもなっています。
地獄の沙汰も金次第の使い方や例文は?
さて、この地獄の沙汰も金次第という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
地獄の沙汰も金次第という言葉の使い方は、
- 「地獄の沙汰も金次第だから~」「地獄の沙汰も金次第だ」といった使い方がよくされています。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
地獄の沙汰も金次第を使った例文は
- 地獄の沙汰も金次第というように、彼は揉め事もすべて金で解決する。
- 彼は裏口入学で数百万も払って進学したそうだ。地獄の沙汰も金次第だな。
- 法律違反でも地獄の沙汰も金次第、賄賂で口を封じていたが、ついに明るみに出た。
このような感じでしょうか。
お金の力で何でも解決しようとすることは、海外でも似たような言葉があるようです。
ルーマニアでは「お金は死者をも生かす」何ていう言葉があるようです。
地獄の沙汰も金次第の類義語は?
さて、この「地獄の沙汰も金次第」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、意味の似ている言葉(類義語)もいくつかあります。
金が物を言う
地獄極楽金次第
金さえあれば飛ぶ鳥も落ちる
あとがき
地獄の沙汰も金次第とはどんな意味があるのか。
その語源や使い方、例文や類義語などを見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして地獄の沙汰も金次第を簡単にまとめますね。
意味お金はどんなことにも有効だということ
類義語や補足金が物を言う
地獄極楽金次第
金さえあれば飛ぶ鳥も落ちる
地獄の沙汰も金次第というように、彼は揉め事もすべて金で解決する。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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