私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
一事が万事(いちじがばんじ)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
うさぎさんの家って久しぶりだけど大丈夫?
まあ、大丈夫だよ、とりあえず上がってよ。
うっ!ちょっと掃除しなよ、汚すぎだよ。
え~、めんどくさいし、そこ空いてるから座っていいよ。
どこに座れるところが・・・、一事が万事だなぁ、めんどくさがりがそのまま出てるよ。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「一事が万事」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
一事が万事の漢字や意味とは?
一事が万事とは、
このような意味があります。
それぞれで分けて考えると、
一事:一つの事
万事:すべての事
というように、
- 一つのことが他のすべてのことに現れる
- 一目見ればわかる
このように合わさった意味だと考えられます。
一事が万事ということわざは、現代では悪い意味で使われる事が多い言葉です。
一事が万事の使い方や例文は?
さて、この一事が万事という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
一事が万事という言葉の使い方は、
- 1つのことで人の欠点が見えるとき
- ちょっとの悪い行いで、その人がすべて悪く見られる
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
一事が万事を使った例文は
- 彼の部屋の乱れ具合を見れば一事が万事で、性格もよくわかる。
- 一事が万事、落書きだらけのこの街から早く出たい衝動にかられた。
- 彼は人の目を見て話をしないので、一事が万事、あまり信用されてはいない。
このような感じでしょうか。
1つのことを見て、その人の性格などすべてにまで想像してしまう様子が浮かぶと思います。
一事が万事の類義語は?
さて、この「一事が万事」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
一事を以て万端を知る
一を聞いて十を知る
一を以て万を知る
意味合いとしては同じ類義語です。
ただ、良い意味で使われることも多いので、そこに違いがありますね。
あとがき
一事が万事とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして一事が万事を簡単にまとめますね。
意味1つのことを見ればすべて他のこともわかる。
類義語一事を以て万端を知る
一を聞いて十を知る
一を以て万を知る
彼の部屋の乱れ具合を見れば一事が万事で、性格もよくわかる。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
関連ページ