私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
怪我の功名(けがのこうみょう)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
今日のテストは最悪だったよ。
君が最下位だったようだね。
でもそのおかげで、来週ネコさんと一緒に勉強するようになったんだ!これはラッキーだよ。
それは怪我の功名だね。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「怪我の功名」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
怪我の功名の意味とは?
怪我の功名とは、
このような意味があります。
ここでいう「怪我」というのは「失敗」という意味になります。
そして「功名」というのは、「手がら」という意味ですね。
怪我の功名の語源
怪我の功名の語源ですが、「功名」とは本来「高名」と書き、戦で手柄を上げて名を上げることを意味していました。
それが次第に名声や地位の高さ、もしくは手がらそのものを言うようになりました。
よく「怪我の巧妙」「怪我の光明」などと間違えやすいので注意。
怪我の功名の使い方や例文は?
さて、この怪我の功名という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
怪我の功名という言葉の使い方は、
- ダメだと思っていたら意外といい結果がでたとき
- 最終的にはいい結果になっている。
- 偶然性が高い
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
怪我の功名を使った例文は
- 忘れ物を取りに帰ったら、怪我の功名で途中でキレイな夕焼けが見れてラッキーな感じがした。
- テストで悪い点を取ったけど、怪我の功名で好きな人に教えてもらうことになった。
- 投資の話を持ち掛けられて仕方なく付き合いでやっていたら、怪我の功名で大儲けすることができた。
このような感じでしょうか。
似た言葉に不幸中の幸いというのがありますが、こちらは不幸の中でまだマシだったことを言っているのでちょっとニュアンスが違います。
怪我の功名の類義語は?
さて、この「怪我の功名」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
- 過ちの功名
- 思わぬ収穫
完全に同じ意味ではないですが、似たような場面で使われることがあると思います。
あとがき
怪我の功名とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして怪我の功名を簡単にまとめますね。
意味失敗だと思ったことが、思いがけずいい結果となること。また、何気なく行ったことが偶然良い結果になること。
補足過ちの功名
思わぬ収穫
忘れ物を取りに帰ったら、怪我の功名で途中でキレイな夕焼けが見れてラッキーな感じがした。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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