私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
「四字熟語」や「ことわざ」、「慣用句」
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
後は野となれ山となれ
この言葉の意味をご存知でしょうか?
うぅ、もうこんな時間か?全然宿題が進まない・・・。
うさぎさん、早くやらないともう先生来ちゃうよ。
わかってるんだけど、何も考えが浮かばなくて。
あ、先生が来ちゃった。
あー、後は野となれ山となれだ!とりあえず適当に書いちゃえ。
もっと早くからやっておけばよかったのに・・・。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「後は野となれ山となれ」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文、その類義語などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
後は野となれ山となれの意味とは?
後は野となれ山となれの意味とは、
これには、
- やるだけのことはやったから、後のことはどうなっても構わない。
- 自分に被害がなければ、他はどうなっても知らない。
このように意味が捉えられると考えられています。
後は野となれ山となれの使い方や例文は?
さて、この後は野となれ山となれという言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
後は野となれ山となれという言葉の使い方は、
- 自分はやれることはやったのであとは知らない。
- 他がどうなろうと知ったことではない。
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
後は野となれ山となれを使った例文は
- やりたくもない学級委員をやらされたが、後は野となれ山となれ、選んだ奴らが悪いんだ。
- 明日から休みなんだから、このテストさえ乗り切れば後は野となれ山となれだ!
- ここまで頑張ったのだから、後は野となれ山となれとはいかない!絶対に勝つんだ。
このような感じでしょうか。
今ある状況から、後のことについては知らない、といった意味が見て取れると思います。
https://www.youtube.com/watch?v=HUz-i_EP63M
後は野となれ山となれの類義語は?
さて、この「後は野となれ山となれ」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
- 末は野となれ山となれ
- 旅の恥は掻き捨て
使う場面としてちょっと違う感じはありますが、「後のことは考えていない」という点で同じ意味を持つと思います。
対義語には
その場を離れる前に、やれるべきことはしっかりとやって後腐れや後悔が無いようにすることを言います。
あとがき
後は野となれ山となれとはどんな意味があるのか。
その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして後は野となれ山となれを簡単にまとめますね。
意味後のことはどうなっても構わないこと
類義語・対義語「類」
末は野となれ山となれ
旅の恥は掻き捨て
「対」
立つ鳥跡を濁さず
やりたくもない学級委員をやらされたが、後は野となれ山となれ、選んだ奴らが悪いんだ。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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