私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
「四字熟語」や「ことわざ」、「慣用句」
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
異口同音
この言葉の意味をご存知でしょうか?
僕もそう思うよ、今までのパターンから右だね。
僕もそう思うよ、今までのパターンから右だね。
やっぱりそうだよね、右だね。
わからないけど、みんなが異口同音に右だって言うんなら右なんだろうね。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「異口同音」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文、その語源などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
異口同音の読み方と意味とは?
異口同音の読み方は「いくどうおん」と読みます。
この意味とは、
- 多くの人が口をそろえて同じことを言うこと
- みんなの意見や説がピタリと一致すること
異口同音をそれぞれ漢字別で見ると
- 異口:異なる口
- 同音:同じ言葉
このような意味となります。
だから、「異なった口から同じ言葉がでる。」
ということで、
といった意味になるのですね。
異句同音との違いとは?
異口同音と間違ってしまいそうになるのが「異句同音」です。
このような漢字は使わないのですが、これがどうしてややこしいかというと、似たような言葉にに
同音異句(どうおんいく)
このように使う場合があるからです。
このときの異句は、異なる句、言葉
という意味になります。
ですので、同音異句は「同じ読み方で異なる言葉」という意味となりますね。
例えば、
どうせい
これの漢字は、
同性、動静、同姓、同棲、銅製、同声、動性
まだまだありますね。
この「異口同音」という言葉を使うときは「異句同音」と間違わないようにしましょう。
異口同音の使い方や例文は?
さて、この異口同音という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
異口同音という言葉の使い方は、
- みんなが同じような意見を言うこと
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
異口同音を使った例文は
- おじいちゃんの友達は異口同音に「今の若者は・・・。」と愚痴を言う。
- 解説者たちは異口同音に、今年の優勝チームを阪神に上げた。
- インタビューを受けた人たちは、異口同音に将来の不安を語った。
このような使い方でしょうか。
どの例文を見ても、いろんな人から同じ意見が聞かれる様子が浮かびますね。
https://www.youtube.com/watch?v=yikMfzDFpoY
異口同音の類義語は?
さて、この「異口同音」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
- 異口同辞
- 異口同性
- 満場一致
すべて同じというわけではないと思いますが、似たような場面で使える言葉だと思います。
あとがき
異口同音とはどんな意味があるのか。
その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして異口同音を簡単にまとめますね。
意味多くの人が口をそろえて同じことを言うこと
補足「異句同音」と間違わないようにしましょう。
使い方・例文おじいちゃんの友達は異口同音に「今の若者は・・・。」と愚痴を言う。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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