私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
阿鼻叫喚
この言葉の読み方や意味をご存知でしょうか?
うさぎさん一人で5人も子守りなんかできるの?
この前おとなしかったから、ほかに何人増えても平気だよ。
じゃあ、一時間ほどお願いするね。
・・・1時間後
わぁ~、そっちへ行っちゃだめだぁ~。あ~、コップ投げたらだめ~。
どうしたのうさぎさん、何がどうなってるの!
あ~、ひよこさんそっちの子抑えて~、あ、この子漏らしちゃった~!
阿鼻叫喚だ・・・。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「阿鼻叫喚」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文、その語源などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
阿鼻叫喚の読み方や意味は?
阿鼻叫喚の読み方は「あびきょうかん」と読みます。
阿鼻とは「阿鼻地獄」を意味していて、8つある地獄のうち最も恐ろしい地獄と言われています。
叫喚とは「泣いたり叫んだりする、大声で喚く」ということを意味しています。
つまり、地獄に落ちた人が泣き叫び大声で喚くような、むごたらしい悲惨な様子を表す言葉として使われるのですね。
阿鼻叫喚の阿鼻(あび)は、もともと「アビ」と発音する梵語(古代のインド語)からきています。
この発音に似た漢字に「阿鼻」という言葉があてられてこのようになったようですね。
阿鼻叫喚の使い方や例文は?
さて、この阿鼻叫喚という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
阿鼻叫喚という言葉の使い方は、
- 悲惨な様子を表すとき
- むごたらしいさま
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
阿鼻叫喚を使った例文は
- 戦争によって焼けただれた日本は、阿鼻叫喚の地だったと語った。
- 勝ちを確信したのも束の間、一瞬のうちに大逆転されファンは阿鼻叫喚だった。
- ゾンビが襲い掛かり誰も生存者がいない、阿鼻叫喚の救いがない映画だった。
使い方はこのような感じでしょうか。
例文の中からでも、悲惨な様子が思い浮かびますよね。
https://www.youtube.com/watch?v=HZ7VJ5--rLM
阿鼻叫喚の類義語は?
阿鼻叫喚という言葉によく似ているのは、
目を覆いたくなるような悲惨な光景
すべての場面で同じように使えるわけではありませんが、意味としては似た部分が多いと思います。
あとがき
阿鼻叫喚とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、阿鼻叫喚を簡単にまとめますね。
意味悲惨でむごたらしい様子
補足阿鼻:「阿鼻地獄」の意味で最も恐ろしい地獄
叫喚:泣いたり叫んだりする、大声で喚く様子
戦争によって焼けただれた日本は、阿鼻叫喚の地だったと語った。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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