私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
一触即発(いっしょくそくはつ)
この言葉の意味をご存知でしょうか?
いや、だから、ここはすぐにいかないといけない場面じゃないか!
いやいや、ここはじっくり待って状況を見ないと後悔する場面だって!
うさぎさんとひよこさん、あまり見ないケンカだけど一触即発の状態だな。
あそこに落ちてるのは100円玉だよ、早くしないと誰かが拾っちゃう!
いや、ちょっと待って!落とし主がくるかもしれないんだから!
好きにしなさいよ・・・。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「一触即発」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
一触即発の漢字や意味とは?
一触即発とは、
このような意味があります。
一触即発をそれぞれの漢字で見てみると、
一触:少し触れる
即発:すぐに爆発する。
ちょっと触れると爆発しそう。
こんな状態を表した言葉で、そのことからこの四字熟語の意味へとなっていきました。
一触即発の使い方や例文は?
さて、この一触即発という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
一触即発という言葉の使い方は、
- 少しの出来事で大きな事態になってしまうとき
- ちょっとのことで緊迫したことが起こる
- 緊張感がとても高まっているような状態
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
一触即発を使った例文は
- 今この夫婦は大げんかの最中で、まさに一触即発状態だ。
- A国がミサイルを立て続けに発射していることに対し、緊張感が一気に高まっていて一触即発の状態だ。
- 我慢の限界に近く、これ以上の挑発は一触即発になりかねない。
このような感じでしょうか。
このように、ちょっとしたキッカケで大変なことが起こってしまいそうな、緊張した状態を表すときに使われますね。
主に相手との関係が悪い時に使われることが多いです。
一触即発の類義語は?
さて、この「一触即発」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
危機一髪
もう少しで危ないところだった。
という意味なので「もう少しで大変なことになる。」という意味では似ています。
ただ、使う状況や相手がいる場面などでだいぶ使われ方も違ってきます。
危機一髪は相手がいなくても使えますが、一触即発は誰か相手がいてのことがほとんどです。
あとがき
一触即発とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして一触即発を簡単にまとめますね。
意味ちょっとしたキッカケですぐに大変な事態になりかねない状態
補足一触:少し触れる
即発:すぐに爆発する。
ちょっと触れると爆発しそうな状態から、この意味を連想させる。
使い方・例文今この夫婦は大げんかの最中で、まさに一触即発状態だ。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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