私たちの普段の生活の中で、文を書く時や話をするときに便利な
「四字熟語」や「ことわざ」、「慣用句」
それぞれの言葉には、様々な意味が込められています。
あなたも思い浮かぶだけでいくつか出てきませんか。
そんな、四字熟語やことわざ、慣用句の中で今回見ていきたい言葉が、
暗中模索
この言葉の意味をご存知でしょうか?
ひよこさん、来週野球の試合の打順は決まった?
いや、まだだけどどうしたの?
じゃあちょっとやらせてよ、一回やってみたかったんだよ。
いいけど、大丈夫なの?
大丈夫だよ、とりあえず僕が4番なのは決まってるよ。
じゃあ残りの打順は?
それは・・・、まあ適当に。
暗中模索だね。
「知っていて当たり前だ!」と、思われる人もいれば、「意外と知らなかった・・・。」と、感じる人もいるでしょう。
そこで今回は、この「暗中模索」という言葉の意味についてまとめました。
また使い方や例文、その語源などと一緒に見ていきますので、一つここで賢くなっていきましょう!
暗中模索の意味とは?
暗中模索の意味とは、
- 手がかりなく探し回ること
- わからない状態でいろいろ試すこと
このようになり、それぞれの漢字で分けてみると
暗中:暗闇の中
模索:手探り
暗闇の中で手探り状態の様子を指しています。
暗中模索の語源
暗中模索の語源には昔の中国で、許敬宗と呼ばれる人物のお話にあります。
この人は人の名前をなかなか思い出せませんでした。
そんな彼の友人が、有名人に会って名前を忘れたら暗闇でも手探りで懸命に探すように一生懸命思い出そうとするだろう?
だから、どんな人も懸命に思い出そうよ。
こんなふうに助言したことから、暗中模索という言葉が生まれたようです。
暗中模索の使い方や例文は?
さて、この暗中模索という言葉の使い方と、その例文についてみていきたいと思います。
暗中模索という言葉の使い方は、
- 何も手掛かりがないが色々試す状態
- 出口が見えないけど何とかしないといけない時
こういったシーンで使いたい言葉です。
では、こんな場面を思い浮かべてみて、例文をいくつか作ってみました。
暗中模索を使った例文は
- 暗中模索のなか、何とかアイデアを絞り出し苦境を乗り切った。
- 全く手掛かりの無いまま、暗中模索の中で会議が行われた。
- 職も家族も失ったが、暗中模索でも前に進むしかない。
このような感じでしょうか。
どの例文も、どうしていいのかわからないがやってみるといった感じですね。
暗中模索の類義語は?
さて、この「暗中模索」という言葉の意味とその例文について見てきましたが、この言葉と似ている類義語もいくつかあります。
意味は少し違いますが、何かを探すどころか、自分がどこにいるのかもわからないような時に使います。
迷っている感じは似ていますね。
あとがき
暗中模索とはどんな意味があるのか。
その語源や漢字、その使い方と例文を見てきましたがいかがでしたか。
さて、まとめとして暗中模索を簡単にまとめますね。
意味手がかりなく探し回ること
使い方・例文暗中模索のなか、何とかアイデアを絞り出し苦境を乗り切った。
今回紹介した以外にも、本当にたくさんの「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」があります。
こういった言葉を使うことで、表現がしやすくなりますよね。
普段よく聞く言葉や初めて聞いた言葉も、改めてその意味や使い方を確認すると面白い発見があるものです。
そんな「四字熟語」「ことわざ」「慣用句」を、こちらでまとめて一つにしていますので、またよかったらのぞいて見て下さいね。
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